疑問
- 内定なしで卒業しても就職できるのか?
- 既卒就活の難易度は高い?
- 内定を獲得するためのコツを知りたい
と悩んでいませんか?
実際、私の友人も就職浪人時代は既卒枠での内定獲得の難しさを実感していました。
ただですね。既卒は行動量を増やして、就職活動のやり方を工夫すれば、内定を獲得するのは難しくありません。
そこで今回は就職浪人から優良企業への就職を成功させた友人へのインタビューを元に、内定なしで卒業する人の割合や内定なしで卒業してしまう原因、早めに就活を行うべき理由、就職浪人が就活を成功させる方法を紹介します。
目次
内定なしで卒業する人の割合は全体の10%程度!
内定なしで卒業する人の割合は全体の10%程度です。事実、文部科学省の調査によると、令和2年度の4年制大学卒業者の就職内定率は89.5%でした。
それ以外の人が10%程度ですね。
- 新卒の内定率:89.5%
- 既卒の内定率:34.4%
(参照:文部科学省 令和2年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査)
(参照:2020年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査)
就職浪人になると、既卒扱いになります。マイナビの調査によると、既卒生の内定率は34.4%です。
既卒の内定率が低い理由は「新卒就活で内定を取れなかったのはこの人に問題があるのでは…?」とマイナスな評価からスタートするため。
そのため、新卒時より既卒生の方が就職できる可能性は下がってしまいます。
内定なしで卒業した人は既卒枠で応募した方が良い
とはいえ、内定なしで卒業した人は既卒枠で応募した方が良いんです。なぜなら、既卒を求めている企業も多いため。
ネームバリューのないベンチャー企業や中小企業の新卒採用は難航しており、採用人数を満たせていない企業もあります。
企業が継続的に業績を上げていくには長期的に定着してくれる若手人材の確保が必要不可欠です。
そのため、既卒を求めている企業へ応募した方が内定を獲得できる可能性は高いですね。
新卒枠でも応募できるが採用率はグッと下がる
就職浪人は新卒枠でも応募できます。事実、厚生労働省の指針によると、卒業3年以内の既卒者は新卒枠で応募できるようにすると定められています。
(参照:厚生労働省 3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!! 「青少年雇用機会確保指針」のご案内)
ただですね。例えば、同じ評価の就活生がいたら、企業側はスキルに差がない場合は、より若くて何にも染まっていない「本当の新卒生」を採用したいんです。
そのため、新卒枠でも応募できるが採用率はグッと下がることを覚悟しておいてくださいね。
既卒/フリーターの就活に強い!無料登録しておくべき神サイト
既卒で就職活動を頑張りたいけれど、「どんな就職サイト/サービスを使って就活すればいいの…?」と、悩んでいませんか?
そこで、私が既卒として就活した時に利用した、「既卒歓迎」のホワイト企業の求人を紹介してくれる就職サイトをご紹介します。無料なので登録しておいて損はないと思います!
内定なしで卒業してしまう4つの原因
内定が取れなかった原因を深堀するのは嫌なことを思い出しやすく、精神的にキツいかもしれません。
ただですね。内定なしで卒業してしまった原因を明確化して、既卒就活で改善できれば、内定獲得に一歩近づきます。
そこでここでは、内定なしで卒業してしまう原因を4つ紹介します。
内定なしで卒業してしまう4つの原因
- やりたいことが分からなかった
- 大手企業志向に陥っていた
- 就活の仕組みに対して不満があった
- 選考に落ちる度に自信を失った
やりたいことが分からなかった
内定なしで卒業してしまう1つ目の原因は、やりたいことが分からなかったため。
やりたいことが分からないから、とりあえず就職せずに考える人もいます。ただですね。就活は様々な業界・企業を見れるチャンスでもあるんです。
例えば、広告会社なら新聞社やテレビ局から媒体を買ったり、様々な業界の企業と仕事をしたりします。
企業や業界から数珠つなぎで興味を広げていけば、やりたいことが見つかるかもしれません。
そのため、既卒時にやりたいことが分からない場合は就活の行動量を増やしてみましょう。
大手企業志向に陥っていた
内定なしで卒業してしまう2つ目の原因は、大手企業志向に陥っていたため。
周りで大手企業の内定者が出ると、マウンティングされた気分になり、「自分も有名企業に就職して見返したい」という思いが芽生えてしまう人もいるかもしれません。
ネームバリューのない中小企業は受けず、大手企業に絞ってしまう場合もあります。結果的にエントリー数が少なくなり、手駒がなくなってしまうんです。
もちろん、中小企業にも優良企業はあります。
また、面接は慣れが重要になるため、幅広く企業の選考を受けることは就活において大切なポイントですね。
就活の仕組みに対して不満があった
内定なしで卒業してしまう3つ目の原因は、就活の仕組みに対して不満があったため。
- 学歴で判断される:学歴フィルターにより、エントリーシートでの足切りがある。
- 個性を消す必要がある:同じリクルートスーツで髪の毛を黒に染めないといけない。
しかしですね。ベンチャー企業や自由な風土がある企業では私服で面接が受けられたり、学歴フィルターを設けていなかったりする場合もあります。
そのため、自分に合った企業を探すのがベターですね。
選考に落ちる度に自信を失った
内定なしで卒業してしまう4つ目の原因は、選考に落ちる度に自信を失ったため。
例えば、企業研究をきちんと行った第一志望の企業の書類選考で落ちてしまったり、就活の手駒がなくったりすると社会から必要とされていないような気がするかもしれません。
やはり、面接やESに落ち続けると就活に対するモチベーションは下がります。
ただですね。就活はあくまで企業との相性の問題です。「能力がない」「価値がない」と自分にばかり問題があると考えすぎないようにしましょう。
今後も状況は悪化していく可能性が高い!早めに就活を再開しよう
既卒になってしまったら、すぐに就活を開始しましょう。なぜなら、就職活動はブランクが長いほど不利になるため。
空白期間が長いほど就業意欲がないとみなされ、就職率は下がります。
事実、厚生労働省の調査によると、フリーター期間が半年以内の就職率は64.0%に対し、1年以上の就職率は52.2%まで低下しているんです。
(参照:厚生労働省 若年者雇用を取り巻く現状)
そのため、空白期間が伸びないように、早めに行動を起こしましょう。
- コロナ禍で不況が長期化して、就職難が深刻化する恐れもあります…。早めに手を打っておいた方が良いですね。
内定なしで卒業した後に納得のいく企業へ就職する5つの方法
既卒は2度目の就活なので、前回の就活の方法を活かせる部分もあります。しかしですね。既卒ならではの質問をされる場合もあるため、既卒就活の対策も必要です。
そこでここでは、内定なしで卒業した後に納得のいく企業へ就職する方法を5つ紹介します。
内定なしで卒業した後に納得のいく企業へ就職する5つの方法
- 既卒特化型就職エージェントを利用する
- 新卒時よりも行動量を増やす
- 自己分析で強みを把握する
- 情報収集をして応募企業の求める人物像を把握する
- 既卒ならではの頻出質問に対する解答例を考えておく
既卒特化型就職エージェントを利用する
既卒生が納得のいく企業へ就職するには、既卒特化型就職エージェントを利用しましょう。なぜなら、既卒就活のプロであるキャリアアドバイザーのサポートを無料で受けられるため。
キャリアアドバイザーは企業の採用担当者へ「既卒生が新卒就活で上手くいかなかった理由」を事前に説明してくれます。
丁寧な説明により、悪い印象がリカバリーされ、面接で落とされる可能性が低くなるんです。
また、求人は既卒を欲している企業がほとんどなので、経歴で落とされる心配はありません。
- 無料カウンセリング
- 求人紹介
- 面接対策
- 応募書類の添削
- 内定後の収入交渉
- 面接日の日程調整
- 推薦状の記入
面接対策では毎回フィードバックにより、改善点と良かった点を把握できるため、着実に内定へ近づいていけるんです。
そのため、既卒特化型就職エージェントの利用をおすすめします。
既卒サービス「ハタラクティブ」
私が実際に使った中でおすすめしたいのは「ハタラクティブ」です。利用者のほとんどが既卒・フリーターで、社会人経験ゼロの人を対象に色々な就活支援をしてくれます。
- 求人の質が高く、既卒から上場企業の正社員になれる!
- 一人で就職活動をするより、圧倒的に内定しやすい
- 他社の3倍時間をかける、圧倒的に親身な就活サポート
求人の紹介だけでなく、既卒の就活を知り尽くしたキャリアコンサルタントによる、「自己分析サポート」「履歴書・エントリーシートの添削」「模擬面接」のサービスを提供していて、既卒の就職を徹底サポートしてくれます。興味がある人は以下をチェックしてみてください。
既卒サービス「第二新卒エージェントneo」
私も利用しましたが、特におすすめなのが「第二新卒エージェントneo」です。その名の通り、既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスです。就職/転職満足度No.1の実績を誇り、全てのサービスを無料で使うことができます。
- 担当コンサルタントが内定獲得まで完全フォロー
- 厳選した企業の未経験OK求人を紹介してもらえる
- サービスの満足度が高く過去実績も確か
過去に22,500人以上の支援実績があり、そのうち10,000人以上は職務経験無しの人達です。
未経験で活動の方法が分からないからこそ、イチから丁寧に教えてもらいたい。既卒という立場での活動だからこそ、きちんと準備して優良企業に入りたい。そんな人に向けたサービスとして、業界で確かな実績を残しています。
既卒サービス「マイナビジョブ20’sアドバンス」
マイナビジョブ20’sアドバンスは、大学・大学院を卒業した人で、未就業の方向けの就職支援サービスです。利用者の対象を絞っているため、普通の就活サイトよりもライバルが少ないのも特徴です。
- 既卒を積極的に採用している企業に多数出会える「特別選考会」へ案内してくれる
- 仕事擬似体験型研修があるから、就職後のミスマッチが少ない
- 最短2週間で内定をもらうことが可能
本来持っている、一人ひとりのパーソナリティを評価する選考会になるから、既卒で未就業という経歴がハンデになることもありません。
登録すると、個人の適性・志向性に合わせた職種別研修を行い、その中で仕事を疑似体験できるため、就職後とのイメージのギャップをおさえることができます。「せっかく就職したのに、嫌な仕事内容だった」なんてこともないでしょう。
実績として、最短2週間で内定を獲得できるため、スピーディーに就職したい人におすすめです。
※新宿・大阪オフィスに来社できる方のみを対象としたサービスになりますので、来社が難しい方はサポート対象外になります
新卒時よりも行動量を増やす
既卒生が納得のいく企業へ就職するには、新卒時よりも行動量を増やすことです。
既卒の求人は新卒よりも少なく、行動量を増やすのは難しいかもしれません。ただですね。行動量は内定獲得率に比例する傾向があるんです。
事実、マイナビ調査によると、既卒者の内定率は「活動量が増えた」場合は36.2%に対して、「活動量が減った」場合は23.8%でした。
活動量を増やすことで内定を獲得できる可能性は上がります。そのため、既卒OKの求人へ積極的に応募しましょう。
自己分析で強みを把握する
既卒生が納得のいく企業へ就職するには、自己分析で強みを把握しましょう。なぜなら、強みを把握することで適正のある仕事を探しやすくなるため。
- 社交性が高い:営業職
- 情報収集力がある:マーケティング職
- 受容力がある:福祉・医療系
強みを把握するには以下のような自己分析ツールの利用がおすすめです。
情報収集をして応募企業の求める人物像を把握する
既卒生が納得のいく企業へ就職するには、情報収集をして応募企業の求める人物像を把握しましょう。
なぜなら、求めている人材であれば、既卒関係なしに採用したいため。企業が求める人物像を探すヒントは企業のHPに隠されている場合があります。
- 代表者メッセージ
- 沿革
- 経営理念
- 企業規模
- 事業内容
上記で何度も出てくる単語や話題は企業が大切にしている考えや注力している課題であることが多いんです。企業は課題を解決できる人材を求めています。
加えて、同業他社や競合商品との比較+業界シェアや応募企業が関わるニュースをチェックしておくと、応募企業の強みが分かってきます。
そこで企業が求める人物像(企業の強み)と自分の強みの共通点を見つけ、自分がどんな風に貢献できるのかを志望動機や自己PRで伝えてみてください。
既卒ならではの頻出質問に対する解答例を考えておく
既卒生が納得のいく企業へ就職するには、既卒ならではの頻出質問に対する解答例を考えておくことです。
なぜなら、採用担当者によっては既卒生に対して、マイナスな印象を抱いているため。
- なぜ既卒になってしまったのですか?:「理由+反省」の流れで説明することで面接官の印象の悪化を防ぐ。例えば、サークルに没頭してしまった→学業との両立できなかったことを反省している。
- 卒業後は何をしていましたか?:空白期間で行った自分なりの取り組みをアピールする。例えば、プログラミングスクールにスキルと身につけ、フリーランスとして活動していた。
上記のような質問を通して「欠点がないか?」「怠け癖はないか?」など入社後にきちんと働けるかを判断しています。
既卒の面接ではほぼ確実に聞かれる質問なので対策しておきましょう。
内定なしで卒業するメリット・デメリットは?
ここでは内定なしで卒業するメリット・デメリットをまとめました。気になるところがあれば、チェックしてみてくださいね。
内定なしで卒業するメリット
内定なしで卒業するメリットは以下の通りです。
- 自由に使える時間が多い:企業で働き出すと就業時間に縛られるため。土日出勤もある企業もある。
- 無駄な人間関係に悩まなくて良い:就職すると苦手な上司や同僚とも関わらないといけないため。
- 念入りに就活の準備ができる:卒業後に就活をすると、企業研究や自己分析、ES作成などに十分に時間が割けるため。新卒時には時間が足りなかった人も多いはず。
- 次の就活までにアピールポイントを作れる:時間を有効活用して、プログラミングスキル・資格の取得や海外留学の経験などがあれば、就活で有利になるため。
- 自分が本当にしたいことを見つめ直せる:就活中に自己分析を徹底して自分のやりたいことを明確化すれば、入社後のミスマッチを防げるため。
就活浪人は時間があることがメリットになります。
時間を有効活用できるかどうかで内定なしで卒業したことが正解だったかが分かるかもしれませんね。
内定なしで卒業するデメリット
内定なしで卒業するデメリットは以下の通りです。
- 社会的信用が低い:非正規雇用は収入が途切れる可能性が高いため。ローンが組めないなど。
- 新卒就活より既卒就活の方が難易度が高い:基本的に企業は新卒を取りたいため。専門的なスキルがない場合はより若い人材を採用したい。
- 周囲と1年遅れる:大学の同期で会う場合は仕事の話で盛り上がる可能性があるため。周囲より遅れていると焦りを感じるかもしれない。
- 孤独を感じやすい:周りに就職浪人がいない場合は1人で就活を進めなければならないため。新卒時は友達から回ってきた就活の情報も、自分で仕入れる必要がある。
内定なしで卒業すると、社会から取り残された気持ちにあるかもしれません。その状況から脱却するには就活を成功させるしかないんです。
そのため、新卒時より行動量を増やしましょう。
まとめ:内定なしで卒業しても就職できる!早めの就活再開が成功の鍵!
今回は内定なしで卒業する人の割合や内定なしで卒業してしまう原因、早めに就活を行うべき理由、就職浪人が就活を成功させる方法を紹介しました。
では、記事の内容をまとめます。
記事の内容まとめ
- 既卒枠で応募する
- 新卒時よりも行動量を増やす
- 既卒特化型就職エージェントを利用する
内定なしで卒業した場合は既卒枠で応募しましょう。理由は既卒を求めている企業も多い+新卒枠ではより若くて何にも染まっていない「本当の新卒生」に敵わないため。
既卒就活の行動量は内定獲得率に比例する傾向があります。既卒の求人は少ないので大変ですが、新卒時より行動量を増やすことを意識してみてください。
空白期間が伸びるほど、就職成功率は下がっていくので早めに就活を再開した方が良いですね。
内定がなく、就活で悩んでいる場合は、今回紹介した既卒特化型就職エージェントに無料相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。
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監修者プロフィール
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既卒生は「新卒時に内定を獲得できなかった」というマイナスな印象がついているので、不利になるかもしれません。