既卒の面接は、新卒とは少しルールが違います。「既卒ということは、新卒の時に上手くいかなかった問題のある人物なのでは?」と色眼鏡で見られ、その懸念を払拭するべき受け答えをしなければならないからです。
また、新卒に比べて年齢のハンデがあるので、ただ「御社に入りたいです」くらいの気持ちでは駄目で、より能動的な仕事への姿勢を見せる必要があります。
でも、「問題がある人物なのでは?という懸念を払拭する」「働く意欲を見せる」と言われても、具体的にどうすればいいかわかりませんよね。そこで、既卒で就活をし、2社から内定をとった私が既卒が面接で意識するべき5つのポイントをご紹介します。
既卒だからこそ、「話す時の態度」にこだわる

既卒面接は「マイナス状態」からのスタート
まず、既卒の面接で意識するべきなのは、新卒の時以上に「明るく自信を持った態度でハキハキ話す」ことです。
既卒だと、ただでさえ「何か問題があるのでは?」と勘ぐられがちです。にもかかわらず、ボソボソと暗い声で話していては「コミュニケーションなどに問題があるのでは?」と懸念され、内定が遠のきます。
既卒の面接では「就職活動に失敗した理由」「年齢のハンデをどう考えているか?」など厳しい質問もされます。この厳しい質問に、暗い声で答えては、「覇気がない、働く覚悟が見えない」とマイナス評価されるでしょう。
自信を持った態度で話すコツ
既卒で色眼鏡で見られがちだからこそ、面接官の懸念を払拭するために明るくハキハキとした声で話してください。就職活動に失敗した理由などを話す時は、声が暗くなりがちです。意識して「無理に明るい声を出す」くらいで面接にはちょうど良いでしょう。
具体的には以下のポイントを意識しましょう。
自信を持った態度で話す5つのコツ
- できるだけ大きな声で話す
- 早口にならないように、少し大げさなくらいゆっくり話す
- 胸をはり、拳は膝の上に固定。貧乏揺すりなど余計な動きはNG
- 語尾をしっかり「ですッ」と言い切る。自信を持った印象を与えられる
- 相手の目をしっかり見て話す
これらのポイントを意識して話してみましょう。模擬面接を受け、上記のポイントができているかを確認するのも良いかもしれません。
自分の面接の様子をスマートフォンで録画して、上記のポイントが出来るまで何度も繰り返すと、短期間で面接力がアップします。
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既卒面接のネガティブ質問にそなえよう

既卒面接では「就職活動に失敗した理由は?」「なぜ既卒になったのか?」「空白期間を説明して欲しい」など、厳しい質問をされることがあります。これらの質問はかなり高い確率で聞かれ、体感では70%ほどの企業で質問されました。
これらの質問がされるのは、企業が「新卒で就職活動をしなかった/あるいは、しても上手くいかなかった人物には問題があるのでは?」と考えているからです。ただ、この懸念さえ払拭できれば、内定がぐっと近づきます。
失敗をこちらから認めれば、既卒面接は怖くない
ポイントは「素直に自分の失敗を認めること」です。嘘をついても、バレます。
取り繕わず自分の非をハッキリ認めてしまいましょう。たとえば、就活に失敗した理由を聞かれたら「就職活動に失敗したのは、マスメディア業界にこだわっていて、視野がせまくなっていたことが原因です。」とハッキリ言ってしまう。
自分から「僕が悪かったです」と言っている人をあまり責められる人はいません。ハッキリ悪い点を認め反省すれば、そのことについてはそれ以上突っ込まれなくなります。
設問ごとの詳しい回答例は以下の記事を御覧ください。
既卒は「働く意欲」で差を見せつけよう

企業が既卒を採用する理由は「新卒採用のレールから外れても、正社員になろうと頑張る既卒には、働く意欲が期待できる」というのが大きな理由です。
既卒者は新卒に比べて年齢が高いので、企業は新卒の学生を好みます。新卒の学生に対抗するには、何らかの武器が必要です。
だから、「働く意欲」を見せて、他の応募者と差別化しなければなりません。
資格勉強で働く意欲をアピールせよ
「失敗したからこそ、今、働く意欲に燃えている」とアピールすることで、面接官の評価を獲得できます。
具体的には、企業の業務と関連のある資格の勉強をはじめ、面接でその旨を伝えましょう。
たとえば、IT企業を受けるなら、ITパスポートやネットワーク系資格であるCCNAなどを勉強して、「仮に御社に入社させていただいた時にすぐに活躍できるよう、既にCCNAの勉強を始めております」と答えるのですね。
資格取得していなくても「勉強を開始している」だけで十分アピールになります。
自己PR・志望動機は練り上げたものを用意する

既卒でも新卒と同じように、自己PRや志望動機を質問されます。「既卒だから、今更自己PRもないでしょ?」と感じるかもしれませんが、バッチリ聞かれるのです。
特に、「働く意欲」を重視する既卒面接では、志望動機のウェイトが非常に重くなっています。しっっかり練り上げた志望動機を用意し、企業への熱意を面接官にアピールしましょう。
詳しい回答例は、以下の記事を御覧ください。
模擬面接は必ず受ける

新卒だと、ある程度学歴があれば、多少受け答えが駄目でも採用される時があります。しかし、既卒は「マイナス状態」からのスタートのため、面接でしくじると、まず採用されません。そのため、面接が新卒の時以上に重要になってきます。
ただ、自分の面接上の欠点はなかなか気づけないものです。面接の欠点・弱点をほっておくと、いくら企業を受けても不合格になってしまい、就活に失敗してしまうでしょう。
この面接の欠点を直すために有効なのが、模擬面接です。
模擬面接を受けると、面接が一気に上手くなる
私は、模擬面接を受けていた「ウズキャリ既卒」のコンサルタントに「言っていることは筋が通っていて悪くないが、かなりの早口のため自信がない、コミュニケーション能力が低い人に見える」と指摘を受けました。
自分では意識できていなかった欠点でした。このアドバイスを受け、「とにかくゆっくりと話す」が出来るまで、コンサルタントと何度も模擬面接を重ねました。その結果、面接官の反応が一気に良くなり、面接にぐんぐん通過するようになりました。
このように、模擬面接で自分の弱点を把握し、対策をすることで、一気に面接に受かりやすくなります。
模擬面接を受ける方法
ハローワーク
気軽に利用できるのは、、新卒応援ハロワーク(ヤングハローワーク)です。新卒応援ですが、もちろん既卒も使えます。新卒応援ハロワークでは、相談員がいるため、頼めば模擬面接をしてくれます。
ただし、新卒メインのため、既卒就活のノウハウを知らない相談員がいる等、相談員の質にばらつきがあることは留意しておかなければなりません。
ウズキャリ既卒
既卒就職エージェントの「ウズキャリ既卒」もオススメです。私はこのエージェント経由で、2社内定を獲得することができました(27歳、職歴なしという条件でしたが)
ウズキャリ既卒に登録すると、既卒求人の紹介や、履歴書の添削、模擬面接による指導など、総合的な就活対策サービスを受けることができます。
既卒の就職実績が抱負なので「既卒になった理由はこう答えた方がいい」など既卒ならではの面接ノウハウを教えてくれます。
監修者プロフィール
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