既卒でニートになったらヤバイ?既卒ニートだった私が就職するためのポイントを徹底解説

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内定が決まらずに大学を卒業すると肩書は既卒に、そのことに落胆してしまい働く気力がなくなってしまうと、ニートの状態になってしまうことも。「アルバイトもしていないし、これから就職活動をしてもニートだということを突っ込まれて落とされそう」と不安になり、就職活動へ一歩踏み出せなくなってしまう人をよく見ます。

しかし、既卒でさらに今ニートだとしてもこれから正社員就職をすることは十分可能です。この記事では、既卒でニートの人が正社員の内定を獲得する秘訣を徹底解説します!

【既卒の就活方法を徹底解説】大学卒業後でも使える内定獲得のテクニック

2020.03.03

現在ニートの既卒でも就職することは十分できる!

大学を内定がないまま卒業し、しばらくニート期間を過ごしていたニートでも就職できます。

もちろん簡単ではありませんが、就活の進め方とアピールの仕方次第では、いくらでも就職のチャンスはあるのです。

総務省の「労働力調査」によると15〜34歳のニート(若年無業者)の人数が2021年から2022年にかけて1万人減っていることから、ニートから抜け出して就職している人がしっかりいることが分かります。

既卒でニートになってしまったからといって、就職を諦める必要はまったくありません!

職歴なしの既卒でも「合う人材」であれば企業は採用したい

職歴のない既卒ニートを、なぜ企業は採用するのでしょうか。それは、あなたが「合う人材」である場合です。「合う人材」と言葉を濁したのは、企業によって求める人材像が異なるからです。

これまで、採用市場は「一括採用」が一般的でした。4~6月という決まった期間で新卒を一気に採用するという方法です。しかし近年は、自社の採用枠を埋めるためにその期間内に妥協して新卒に内定を出すのなら、募集期間にはこだわらずに合う人材の応募を待つという「通年採用」をしている企業が増えてきています。

既卒者の採用にも積極的で、通年採用をおこなっている代表的な企業には、ソニー株式会社や楽天株式会社、ヤフー株式会社などがあります。

内定をもらえなかった既卒で、加えてニートだからといって仕事ができない人とは限りません。繰り返しお伝えしますが、アピール次第では職歴のない既卒ニートでも採用してもらえるのです。

既卒は新卒同様「ポテンシャル採用」であることが多い

「仕事の経験がない、スキルもない既卒ニートの自分なんて採用してもらえるわけがない」と不安に思う必要はありません。既卒は新卒就活と同様にポテンシャルで採用されることが多いです。

ここがポイント

【ポテンシャル採用】
実務経験やスキルではなく、今後どれくらい成長できるかを見定めて社員を採用する方法

社風に合った人材か、やる気があるか、仕事への適性があるか、といったポテンシャルを評価されるため、既卒ニートでも十分にチャンスがあるのです

非正規やアルバイトから仕事を始めようと弱気になるのはやめましょう。スキルや実務経験がなくても、ポテンシャルで評価してもらえる若いうちに正社員をめざしてチャレンジしてみてください。

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むしろ今こそ! 既卒ニートは思い立ったら就活を始めるべき

既卒ニートは少しでも早く就活を始めるべきです。思い立った今、この瞬間に就活を始めましょう。

なぜなら既卒は年齢が上がれば上がるほど就活に不利になるからです。原因として以下の2つがあげられます。

既卒ニートの期間が長いほど就活が不利になる理由

  1. ニート期間が長いと不安がられる
  2. 年齢が上がるほど就職・転職は難しくなる

どちらも今すぐ就活を始めることが一番の解決策です。ここからは2つの原因について、なぜ不利になるのか詳しく解説していきます。

ニート期間が長いと不安がられる

ニートをしている期間が長いほど、企業は不安になります。具体的には履歴書の空白期間をみて、以下のように思われるリスクがあるのです。

空白期間があると…

  • 何年も就職せず何をしていたんだろう
  • 働く意欲が低いのではないか
  • 問題のある人材でどの企業も採用しなかったのではないか

既卒が狙いたいポテンシャル採用は、入社後に成長を期待できる人材が採用されるものです。成長のためにはやる気を持って自主的に仕事に取り組む姿勢が必要で、意欲の低い人材をポテンシャル採用することは基本的にありません。

長いニート期間の過ごし方について、意欲の低さなどの問題を抱えているわけではないと、企業を納得させるだけの理由がないと就活は厳しくなるでしょう

卒業後1年以内ならニート期間については突っ込まれない

たとえば大学卒業後、ニートの期間が1年以内の場合は履歴書でも空白が目立ちません。

大学卒業が2017年で2019年まで履歴が何もない…という場合は、空白期間について面接官から突っ込まれることがありますが、2019年大学卒業で現在が2019年という場合は、ほとんど問題視されません。

だから大学を卒業して既卒になってしまったのなら、できるだけ早く既卒としての就職活動に打ち込むべきなのです。ニート期間が長いと選考でその空白期間についてきちんとした説明が必要になります。時間が経てば経つほど相手を納得させるだけの説明をする手間も増え、不利になってしまうからです。

年齢が上がるほど就職・転職は難しくなる

年齢が上がれば上がるほど、就職・転職は難しくなっていきます。なぜならポテンシャルで採用してもらえるのは若いうちだけだからです。何歳までポテンシャル採用してもらえるという明確な基準はありませんが、30代が近づくにつれて厳しくなる傾向があります。

30代が近づくと転職市場にスキルや実績のある即戦力の人材が出てきます。同じ年齢で実績・スキルで勝てない競争相手が増えると内定獲得は厳しくなりますよね。

また、ポテンシャル採用で育てた人材にはできるだけ長く活躍してほしいと企業が考えていることから若い人材の方が有利です。時間が経つと新卒や第二新卒、他の既卒と比べて年齢でより不利になってしまうでしょう。

同じ年齢で即戦力の人材が出てくる前に、新卒や第二新卒と若さで勝負できるうちに就活を始めてください。

卒業後3年以内なら新卒枠の求人にも応募できる

「既卒3年以内は新卒枠として受け付けを」という通達が、厚生労働省から各企業に下りてきました。そのため、既卒を新卒と同じ枠の採用対象にする企業がかなり増加しています。

つまり、既卒でも新卒の求人に応募できるのです。新卒の求人と若年者向けの転職求人を比べると、新卒求人の方が条件がいいことが多いです。とにかく応募を集めるためだけでなく、将来の幹部候補としての期待値が込められているのです

既卒向けの求人だけで調べると数を少なく感じるかもしれませんが、新卒枠の求人も候補に入れれば選択肢は一気に増えます。卒業後3年以内か以上かで状況は大きく変わるのです。チャンスが多い、今この瞬間に動き出しましょう。

既卒ニートが就職を成功させる秘訣!

既卒ニートが就職を成功させるには、以下の5つの秘訣があります。

既卒ニートが就職を成功させる秘訣

  1. 積極的に周りを頼る
  2. 社会人として働く覚悟を決める
  3. 就職に向けて小さな努力を始める
  4. 「既卒」かつ「ニート」になった理由を明確にする
  5. 今後の意気込みや将来について組み立てておく

既卒就活で新卒や中途と同じ進め方をしていては成功は難しいでしょう。新卒で就活がうまくいかなかった経験を繰り返さないため、既卒のハンデを乗り越えるためにも上記の秘訣が重要になるのです。

①自分1人で頑張らない! 積極的に周りを頼ろう

既卒就活では、自分1人で頑張ろうとせず、周囲の力を借りるようにしましょう。既卒ニートをしていると、社会人として頑張る友人など周囲の人を見て自分に自信を持てなくなっている人も多いのではないでしょうか。また、アピールできる目立った実績もない状態で面接に臨んでも面接官から評価されにくいでしょう。

フジワラ

自信なく自己PRされても説得力がありません。そもそも自信がない状態ではどう自分をアピールしたら良いかイメージできないですよね。

既卒就活の相談相手として、社会人の友人、ハローワーク、既卒向け就職エージェントなどがおすすめです。新卒と比べて情報が少ないのも既卒ニートの就活の難しさになります。一人で進めず、周りを頼りましょう。

②社会人として働く覚悟を決めよう

既卒ニートでも内定獲得はできますが、ハンデがある分、厳しい就活になります。いいかげんな気持ちで始めてもすぐに心が折れてしまうでしょう。

「社会人として働く」と覚悟を決めたうえで、本気で就活に取り組む必要があります。理想を高く持ちすぎず、既卒ニートという現状を受け入れて理想を下げて就活することも大切です

働く先、志望企業についてこだわりがある人もいるでしょう。こだわりを持ってはいけないわけではありません。

たとえば大手だけにこだわったり、特定の業種にこだわったりせず、受けられる求人はできるだけ受けるなど、置かれた立場を理解して、必要な部分は妥協したり受け入れたりしながら活動することが重要になります。

就活は大変なことも多くありますが、それを乗り切るだけの覚悟がないと既卒ニートの就活は厳しいです。厳しいことを自覚し、覚悟を決めて就活に臨みましょう。

③就職に向けて小さな努力を始めてみよう

いざ内定を獲得しても、既卒ニートの気持ちが抜けず、社会人として働くことができなければ意味がありません。就活を始める今から就職に向けた準備・努力を始めておくことが肝心です。

既卒ニートと社会人では日々の過ごし方がまったく違いますよね。日常の過ごし方を社会人と同じにしておくことで、就活を始めてから精神的にも身体的にも負担を少なくできるでしょう

また、簡単なビジネスマナーなど社会人なら誰でも知っておくべき基本的な知識があります。社会人としてスタートを切るためにも、基本的な知識は事前に学習しておくべきです。

生活と行動、どちらも変えていく必要があるので、まずは小さな努力から始めてみましょう。

④「既卒」かつ「ニート」になった理由を明確に

既卒ニートの就活では高確率で「既卒」かつ「ニート」になった理由を聞かれます。明確に答えられるように必ず準備しておきましょう。

企業としては本人が既卒かつニートになった理由をどう捉えているか知っておきたいのです。既卒ニートになった理由そのものよりも、理由を分析できているか、どのように反省して今に活かしているかを聞き、挫折や失敗を乗り越えられる人材かを確かめる目的があります

企業の目的を考えて、それに答える回答をするのがコツになります。嘘をついてごまかしたりせず、理由を整理して、明確にしておきましょう。

⑤今後の意気込みや将来について組み立てておこう

既卒ニートという立場で就活をしていると、「継続力がなさそう」「採用してもすぐに辞めてしまうかも」といった印象を持たれる可能性があります。

マイナスのイメージを払拭できなければ、新卒や第二新卒といったライバルに勝つことは難しいでしょう。

まず、入社後の意気込みを強くアピールするのが大切です。入社後にどんな仕事をしたいか、どんな姿勢で取り組みたいかを積極的に伝えましょう。それにより、企業は「長く働いてくれそう」「自分から積極的に行動して成長してくれそう」とプラスのイメージを持ってくれます

また、将来について考え、キャリアプランを明確にすることも大切です。明確なキャリアプランを持つことで、本気で働きたいと思っている熱意が伝わります。

入社後の意気込み、将来の組み立てによって企業を安心させることができるでしょう。

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ニートの人は就職サービスに頼るべき! おすすめサービス3選

不利なことが多い既卒ニートの就活は一人で進めるべきではありません。失敗した新卒就活と同じように一人で進めてもまた失敗を繰り返してしまうリスクが高いです。

そんなときに既卒ニートの就活を積極的にサポートしてくれる便利なサービス、エージェントサービスがおすすめです。使えるサービスは最大限活用し、プロの力を借りて就活に臨みましょう。

ここでは既卒ニートの人におすすめな就職サービスを3つ厳選して紹介します。ぜひ利用してみてください。

既卒サービス「ハタラクティブ」

ハタラクティブ
ハタラクティブ

私が実際に使った中でおすすめしたいのは「ハタラクティブ」です。利用者のほとんどが既卒・フリーターで、社会人経験ゼロの人を対象に色々な就活支援をしてくれます。

私が使ったハタラクティブのおすすめポイント

  1. 求人の質が高く、既卒から上場企業の正社員になれる!
  2. 一人で就職活動をするより、圧倒的に内定しやすい
  3. 他社の3倍時間をかける、圧倒的に親身な就活サポート

求人の紹介だけでなく、既卒の就活を知り尽くしたキャリアコンサルタントによる、「自己分析サポート」「履歴書・エントリーシートの添削」「模擬面接」のサービスを提供していて、既卒の就職を徹底サポートしてくれます。興味がある人は以下をチェックしてみてください。

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既卒サービス「第二新卒エージェントneo」

第二新卒エージェントneo

私も利用しましたが、特におすすめなのが「第二新卒エージェントneo」です。その名の通り、既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスです。就職/転職満足度No.1の実績を誇り、全てのサービスを無料で使うことができます。

私が使った第二新卒エージェントneoのおすすめポイント

  1. 担当コンサルタントが内定獲得まで完全フォロー
  2. 厳選した企業の未経験OK求人を紹介してもらえる
  3. サービスの満足度が高く過去実績も確か

過去に22,500人以上の支援実績があり、そのうち10,000人以上は職務経験無しの人達です。
未経験で活動の方法が分からないからこそ、イチから丁寧に教えてもらいたい。既卒という立場での活動だからこそ、きちんと準備して優良企業に入りたい。そんな人に向けたサービスとして、業界で確かな実績を残しています。

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既卒サービス「マイナビジョブ20’sアドバンス」

マイナビジョブ20’sアドバンスは、大学・大学院を卒業した人で、未就業の方向けの就職支援サービスです。利用者の対象を絞っているため、普通の就活サイトよりもライバルが少ないのも特徴です。

マイナビジョブ20’sアドバンスの特徴

  1. 既卒を積極的に採用している企業に多数出会える「特別選考会」へ案内してくれる
  2. 仕事擬似体験型研修があるから、就職後のミスマッチが少ない
  3. 最短2週間で内定をもらうことが可能

本来持っている、一人ひとりのパーソナリティを評価する選考会になるから、既卒で未就業という経歴がハンデになることもありません。

登録すると、個人の適性・志向性に合わせた職種別研修を行い、その中で仕事を疑似体験できるため、就職後とのイメージのギャップをおさえることができます。「せっかく就職したのに、嫌な仕事内容だった」なんてこともないでしょう。

実績として、最短2週間で内定を獲得できるため、スピーディーに就職したい人におすすめです。

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※新宿・大阪オフィスに来社できる方のみを対象としたサービスになりますので、来社が難しい方はサポート対象外になります

大目標は「社会人になること」。そのための心構え

社会人になるために既卒就活で持っておくべき心構え

  • 選考前の事前準備に力を注ごう
  • スタートを切りやすい業界や職種を受けよう
  • 労力に負けず数多くエントリーしよう

繰り返しになりますが、既卒ニートの就活は厳しいです。「良い企業に就職したい」「不人気業界は嫌だ」と思う気持ちもわかりますが、より好みはしすぎずにまずは大目標を「社会人になること」と設定しましょう。

また、できるだけ楽をして就職したいという気持ちも捨ててください。大目標に向かって精一杯の努力と行動をしなければ正社員として就職するのは厳しいです。

ここからは、大目標である社会人になるための心構えを解説していきます。いずれも必須の内容なので、すべて実践するようにしてください。

選考前の事前準備に力を注ごう

経験や実績がない既卒ニートが内定を獲得するにはやる気や熱意などの面で挑むことが大切です。選考前の事前準備に力を注ぎ、いかに志望度が高いかをアピールしましょう。

熱意のアピール方法として、まずは面接時の受け答えの姿勢があげられます。どんな質問も適当に答えず、ハッキリとした声で、自信を持って一生懸命想いを伝えるようにしましょう。そして自信を持って話すには事前の面接練習が必須です。自信を持てるまで繰り返し練習することが欠かせません。

また、入室や座り方、結論から話すなどの面接の基本的なマナーも確認が必要です。マナーがいいかげんだと「基本的な準備もしてきていない。うちなんてどうでもいいのかな? 志望度が低いんだろうな」と思われてしまうリスクがあります。ここは準備を徹底すれば誰でもクリアできることです。念入りに練習しておきましょう。

最後に、選考の機会をもらえた企業のことは徹底的に調べてください。志望動機やキャリアビジョン、就職後にやりたい仕事などでは、どの企業でもいえるような内容を答えていては熱意は感じません。その企業だからこその回答が作れるようにホームページはもちろん「就活会議」などの口コミサイトなども利用して入念に確認しましょう。

スタートを切りやすい業界や職種を受けよう

業界によって未経験での入りやすさは異なります。既卒ニートの就活では未経験を多く採用している入りやすい業界を積極的に受けていきましょう。

なかには人手不足と言われる業界や新卒に人気がない業界もあるかもしれません。既卒ニートの就活の大目標はあくまで「社会人になること」。まずは社会人としてスタートを切りやすい業界で目標達成を目指すべきなのです。

人手不足の業界は、逆にいえばライバルが少ない業界とも言えます。既卒ニートでも頑張れば入社しやすいですし、入社後の努力次第ではその企業、敷いてはその業界のトップランナーになれるかもしれません

フジワラ

人手不足の業界でトップランナーになれれば、将来的には転職にも困りません。引く手数多の人材になれるのは魅力といえるのではないでしょうか。

労力に負けず数多くエントリーしよう

厳しい既卒ニートの就活だからこそ、多くの企業にエントリーする必要があります。たくさんの企業を受けるのは、その分作る応募書類の数も増えますし企業の情報を調べたりとやることも増える分面倒と感じるかもしれません。

しかし、数社受けた程度で内定を取れるほど既卒ニートの就活は甘くありません。本当に社会人になりたいなら、覚悟を決めて就職最優先で活動していきましょう。

ただ多くの企業にエントリーすれば良いわけではありません。志望動機などを使いまわしたりせず、一社一社、企業にあわせた応募書類を作るようにしてください。エントリーを増やしてもここで労力を惜しむと、ただ落ちるだけで無駄になってしまいます。面倒くさいに負けずに、時間をかけて全力で就活に臨むようにしましょう。

就職前にやっておきたい小さな努力

既卒が就職前にやっておきたい小さな努力

  1. 生活リズムを整える
  2. 人との会話を増やす
  3. 一日1つ目標を立て実行するから

既卒ニートをしていると生活リズムが乱れていたり、人とほとんど会話せず過ごしていたりと、社会人として働く準備ができていない人も多いのではないでしょうか。

就活を始める前に、社会人として働ける状態にマインドを変える工夫をしていきましょう。この努力を怠ると就活を続けられなかったり、無事内定を獲得し働き始めてもパフォーマンスを発揮できなかったり働くことそのものに苦しさを感じたりという支障が出てきます。

紹介する小さな努力から、社会人を目指してまずは始めましょう。

①生活リズムを整える

まず、最初は生活リズムを整えることから始めるのがおすすめです。既卒ニートで予定がないからと昼夜逆転など、不規則な生活をしている人もいるのではないでしょうか。社会人として働く準備として、早寝早起き、三食きちんと食事を取ることを心がけてください。

就職してからはもちろんですが、就活時からこのような生活リズムは必須です。面接は企業の就業時間内におこなわれます。生活リズムを直しておかないと、眠くて面接に集中できなかったり、最悪、寝坊してしまったりすることもあるでしょう

生活リズムを戻すには早寝早起きが大切ですが、リズムが乱れていると早寝は難しいですよね。その場合、早寝からでなく、早起きから始めるのがおすすめです。早起きさえできれば夜は自然と眠くなるので、早寝につながりリズムが整っていくでしょう。

②人との会話を増やす

人と会話する機会がないなら、積極的に増やすべきです。就活にも社会人として働くにも人との会話は必須になります。

ほとんどの仕事は一人ではできません。上司、同僚、社外パートナーと協力しながら進めていくのが仕事の基本になります。そのときにコミュニケーションが取れないとミスにつながったり、疑問点を解決できず成長の妨げになったりと良いことがありません。

コミュニケーションから遠ざかった状態では、面接でスムーズに受け答えするのも難しいでしょう。そもそも会話が苦手という方はこの機会に克服しておけると安心です。

外に出て買い物で店員さんと会話したり、ご近所の方に挨拶をしたり、家族と会話したりと始めやすいことからで問題ありません。慣れてきたらボランティアに参加して、初対面の人と話す機会を作るのも良いでしょう。

③一日1つ目標を立て実行する

小さなことからで問題ないので、一日1つ目標を立て実行してみてください。たとえば、家族と会話するなど、就活に限った内容でなくても大丈夫です。

「面倒くさい」と思わずに毎日目標をクリアしていくことで、長期的にみれば確実に成長できるでしょう。就活についての目標も設定すれば内定獲得にもつながっていきます。

目標を立てて実行する能力は社会人になってからも役立ちます。社会人になると、やらなければならないタスクを整理して、一つ一つ確実に完了させていく必要があります。

また、学生時代のように誰かが課題を決めてくれることはなく、自分で目標を立てて成長していく必要があるのです。

日頃から目標を立てて実行する習慣をつければ就活にも、社会に出てからも役立つでしょう。

「既卒」「ニート」でも大逆転! 就職に向けた意気込みのポイント

既卒の就職に向けた意気込みのポイント

  • どうして既卒になったのか?
  • どうして就活を始めたのか?
  • 志望企業でどうなりたいのか?

既卒ニートから逆転して内定獲得するためには意気込みが大切です。経験がなく、マイナスなイメージを持たれる既卒ニートは熱意を企業に伝える必要があります。

能力のある人材でも熱意がなければ成長が遅かったり、長続きしなかったりするリスクがあります。一方で、熱意が伝われば、「やる気を持って仕事に取り組んでくれそう」「長く会社に貢献してくれそう」といったイメージにつながります。既卒ニートの意欲が低そうなイメージも払拭できるでしょう。

ここからは意気込み、熱意を伝えるポイントを解説していきます。

どうして既卒になったのか?

既卒になった理由は、海外留学などポジティブなほど良いです。しかし、ポジティブな理由で既卒ニートになった人は多くないでしょう。

意気込みで大切なのは過去ではなく将来のことです。そのため、既卒になった理由はネガティブでも問題ありません。「就職がうまくいかなかった」「モチベーションが低く行動しなかったから」など嘘はつかず、正直に理由を伝えましょう。

新卒就活で失敗した原因を考えて、どう反省したか、どのような努力をして反省点を克服しようとしているかをセットで伝えると熱意も伝わりやすいのでおすすめです

たとえば、「モチベーションが低かったのは仕事への理解がなく働くことへの魅力を感じられていなかったから。卒業後は業界研究を徹底的におこない、仕事について理解することに努めた」などがあるでしょう。

どうして就活を始めたのか?

意気込みを伝えるには「既卒になった理由」よりも、「どうして就活を始めたのか」の答え方が大切です。ここで「なんとなく」と取れるいい加減な回答をすると意気込みが伝わりません。「なんとなく」で就活を始めたのならば、入社後も「なんとなく」で突然辞めてしまうリスクが否めず、内定獲得は難しくなるでしょう

「既卒になった理由」「既卒期間の過ごし方」「就活を始めた理由」の3つの質問に一貫性を持たせることで説得力が生まれ、熱意を持って行動していることが伝わります。

以下にそれぞれの例をあげますので、参考にしてみてください。

  1. 既卒になった理由:モチベーションが上がらず就活がうまくいかなかった
  2. 反省点:仕事への理解が低く、働く魅力がわかっていなかった
  3. 既卒期間の過ごし方:業界研究を深めた、アルバイトで実際に仕事を体験してみた
  4. 就活を始めた理由:業界研究を深めて、○○業界に魅力を感じ働きたいと強く感じるようになったから

就活失敗を反省し、克服しようと努力した後に就活を始めて、意気込みを持って受けにきていると伝わるでしょう。その熱意のまま入社後も頑張ってくれそうだという期待もでき、内定獲得が近づくはずです。

志望企業でどうなりたいのか?

将来の明確なビジョンを伝えることも意気込みのポイントです。明確なビジョンを持っていることで、「そこまで将来を考えているなら長く頑張ってくれそう」と好印象に感じてもらえるはずです。企業としても自社で長く働いてくれる人を求めているため、採用の可能性が高まるでしょう。

また、明確なビジョンを持つには企業理解が必須です。どんな仕事をして、どう成長して、将来的に身に着けたいスキルや就きたいポジションの話をする必要があります。明確に話せるということは、企業についてよく理解していることで、志望度の高さ、熱意の高さが伝わるでしょう。

たとえば、営業職で面接を受けていた場合、「まずは営業として自社の商品理解や顧客の商品購入にいたるまでの変化を現場から学びたい」といった就職後の成長ビジョンを伝えると良いでしょう。

加えて、「現場での経験を活かして、製品開発から販売まで一気通貫で売上に貢献するマーケティング視点を持つ人材に成長したい」など、その経験を活かして、なりたい将来像の話をすると伝わりやすいです。

既卒ニートの状態で一年以上経ってしまった場合の対処法

ニート期間が短い場合は問題にならないとお伝えしましたが、では1年以上ニートの状態が継続してしまった場合はどうでしょうか。残念ながら、ニートの状態が1年以上続いている場合は、面接でその理由やその期間の過ごし方を突っ込まれることがあります。

既卒でニートの状態が1年以上経ってしまった人は、空白期間について質問された時の対策を事前に必ずしておきましょう。

「ニートの現状から脱するための努力」を面接で語れると強い

就職活動を始めるにあたり「まったく何もしていない」だと印象が悪いです。たとえば、インターンに参加していた、資格取得のために勉強していたなど「ニートではいけないと思い、努力を始めた」と面接で答えられるようにするといいでしょう

フジワラ

私の場合、ある零細企業でインターンをして「ニート期間はあったけど、今は頑張っている」という印象を与えられるようにしていました。

インターンなら就職意欲の高さをアピールできますし、資格は専門知識の証明につながるでしょう。

ニート期間があったとしても「このままではいけないと思い、こんな努力をはじめた」と述べられれば、マイナスの印象をプラスに変えていけます。

まずはアルバイトで成功体験を積んでから就職するのもあり

おそらく、この記事を読んでいる人は、就職を考えている人だと思います。そんな人たちに提案するのはどうかと思いますが、正社員になる前にまずはアルバイトから始めるという手もあります。

アルバイトをして、ニートではなくフリーターになれば幾分かアピールポイントが増えますし、何もしていないニートよりも印象はよくなります。

また「接客で月間○○万円売り上げた」「バイトリーダーとして10人をまとめていた」など、成功体験を積めるかもしれません。成功体験は、就職でも転職でもとても評価されます。

もし就職に自信のない人は、アルバイトからスタートしてアピール材料を集めておくのもありです。

スクールで資格取得と就職を同時にかなえることも可能

資格が取れたり、実務経験が積めるスクールに通ってから就職を目指すのもおすすめです。

資格を取得できると専門用語への理解や仕事の基礎知識を持っていることの証明になります。未経験求人であっても企業としてはできるだけ教育コストが低い方が助かるのです。そのため、同じ未経験でも資格を持っていたほうが就活は有利になります。

スクールのなかでおすすめなのがITスクールです。昨今はITの発展が著しく、IT人材は社会からの需要が非常に高くなっています。そんなIT人材に未経験からでもなれるスクールが最近増えてきており、もちろん既卒ニートでも入校が可能です。

ITスクールを卒業すればエンジニアとして手に職をつけることができ就職しやすくなります。さらに、資格取得がカリキュラムに含まれていたり、就職サポートをしてくれたりするスクールもあるのです。

一年以上の既卒ニート期間があっても、経験、知識、技術を身につければ就職は難しくないでしょう。

実は既卒ニート就職にも良いことがある! 新卒就活との違い

最後に、就職はできても既卒でニートという経歴だったら「仕事を選べないでしょ」「どうせ不人気業界にしか就職できない」と思っているかもしれませんが、それは間違っています。

むしろ、既卒は新卒就活と比べて仕事を選びやすいです。総合職として一括採用され、入社後に各部署に割り振られるため、希望していない仕事を任せられることもあります。

既卒の場合は基本的に職種ベースでの募集になります。志望の段階から固定の職種を狙えるので、そういった意味では、実は既卒は自分で選んだ仕事につきやすいのです。しかも、既卒サービスを利用しておけば、エンジニアやデザイナー、事務、企画など幅広い仕事を紹介してくれます。既卒ニートも悪いことばかりではないのです。

既卒ニートになっても終わりじゃない!対策すれば意外と簡単に就職できる

既卒でニートになってしまった場合、就職できるのかどうかについてお話してきました。簡単ではないですが、就職エージェントに相談したり、ニート期間を肯定的に語る対策をしておけば、就職することは十分可能です。

ニートになってしまった、終わった。そう悩まずに、まずは動き出しましょう。既卒ニートの期間が長くなればなるほど就活が不利になってしまいます。どうすればいいか分からない人は、この記事でご紹介したエージェントに登録して、専門のアドバイザーにフォローしてもらうことをおすすめします。

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