「大学中退だけど正社員として就職したい!」と考える一方で、
疑問
- 大学中退した人の就職が厳しい理由は?
- 大学中退後に内定を獲得する方法を知りたい
- 就職しやすいおすすめの職種は?
と悩んでいませんか?
実際、私の友人も大学中退後の就活が上手くいかず、「このままフリーターでいいかも…。」と嘆いていました。
でも心配ありません。大学中退者の就職が厳しい理由が分かれば、対処法を講じることができます。受からない理由を把握して改善すれば、就職できる可能性はグッと上がるんです。
そこで今回は大学中退後に優良企業への就職を成功させた友人へのインタビューを元に、大学中退者の正社員への就職率や大学中退者の就職が厳しい理由、空白期間が長いとかなり就職が厳しくなる原因、大学卒業者と大学中退者の平均月収の差、大学中退者が厳しい就職活動を成功させるためのコツを紹介します。
目次
大学中退者の就職は厳しい!正社員への就職率は26.4%!
大学中退者の就職は厳しいのが現状です。
事実、独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によると、大学・大学院卒の正社員就業率が57.8%に対して、大学中退者の就職率は26.4%でした。
(参照:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 大学等中退者の就労と意識に関する研究)
つまり、大学中退者の4人に1人しか正社員として就職できていないんです。大学を卒業した人と中退した人では正社員への就職に大きな影響を及ぼします。
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大学中退者の就職が厳しい5つの理由
大学中退者の就職が厳しいのは日本が新卒採用至上主義であったり、高卒では受けらえる求人が少なかったりする就職活動の仕組みが関係する理由が大きいです。
加えて、「この人は雇っても大丈夫なのか?」と企業側の不信感を拭いきれないこともあります。そこでここでは、大学中退者の就職が厳しい理由を5つ紹介します。
大学中退者の就職が厳しい5つの理由
- 新卒カードを持っていないため
- 多くの企業が『大学卒業』の応募条件を設けているため
- 中退理由をきちんと説明できないため
- 「継続力に問題あり」と判断されるため
- 中途採用枠ではライバルが経験豊富な社会人になるため
新卒カードを持っていないため
大学中退者の就職が厳しい1つ目の理由は、新卒カードを持っていないため。大学中退者は新卒扱いではなく、中途採用枠での応募になります。
加えて、日本は新卒採用至上主義であり、新卒なら実務経験がなくてもポテンシャルを加味して就職できる可能性が高いんです。
そのため、新卒カードを失っていることは就職で不利になりやすいかもしれません。
多くの企業が『大学卒業』の応募条件を設けているため
大学中退者の就職が厳しい2つ目の理由は、多くの企業が『大学卒業』の応募条件を設けているため。大学中退者の最終学歴は高卒になります。
つまり、受けられる企業数自体が少ないんです…。
どうしても入社したい企業があっても、応募条件を満たせず、選考にすら参加できないかもしれません。そのため、職業選択の幅が狭いことも大学中退者の就職が厳しい要因ですね。
中退理由をきちんと説明できないため
大学中退者の就職が厳しい3つ目の理由は、中退理由をきちんと説明できないため。
大学を中退した理由は面接での頻出質問です。そこで面接官が納得するような理由を答えられないと、「自社もすぐに辞めてしまうのでは…?」と不安視されてしまうかもしれません。
なんとなく辞めてしまう人も多いので、中退者のイメージは最初から悪い場合もあります…。
「継続力に問題あり」と判断されるため
大学中退者の就職が厳しい4つ目の理由は、「継続力に問題あり」と判断されるため。
大学は入学したら卒業するものです。採用担当者によっては中退者に対して「最後までやり遂げられない」「怠惰」という印象を持っています。
せっかく採用しても、短期離職されてしまうと採用コストや教育コストが無駄になってしまいます。長期的に定着できる可能性が低いとみなされた場合は採用を見送られるかもしれません。
中途採用枠ではライバルが経験豊富な社会人になるため
大学中退者の就職が厳しい5つ目の理由は、中途採用枠ではライバルが経験豊富な社会人になるため。
企業が中途採用枠で募集する目的は新規プロジェクトのための人員補充や退職した職員のポジションの穴埋めです。つまり、即戦力になる社員を求めています。
ほとんどの大学中退者はアピールできるような職歴やスキルを持ち合わせていません。そのため、企業のニーズとマッチしている社会人経験が豊富なライバルに敵わず、就職が不利になるんです。
大学中退後の空白期間が長いとかなり就職が厳しくなる
大学中退後の空白期間が長いとかなり就職が厳しくなります。なぜなら、面接官としては「空白期間に何をしていたのか」が気になるため。
長期間目的もなくフラフラした人が「正社員として責任を持って働きたい」と伝えても説得力が出ません。
事実、厚生労働省の調査によると、フリーター期間が半年以内で正社員になれた人の割合は64.0%に対して、1年以上の場合は52.2%まで下がっていました。
(参照:厚生労働省 若年者雇用を取り巻く現状)
企業は将来性のある若い人材を求める傾向があり、大学卒業後の空白期間が長いほど就職できる可能性は下がってしまうんです。
大学卒業者と大学中退者の平均月収の差は10万円前後
大学卒業と大学中退者の平均月収の差は10万円前後です。
事実、厚生労働省の調査によると、大卒・大学院の男性の月の平均賃金は40万500円、女性が29万6,400円に対して、高卒の場合は男性が29万2,900円、女性が21万4,600円でした。
(参照:厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査)
年収換算では約120万円+賞与の差が開いてしまうんです。
そのため、大学中退(高卒)と大卒では収入面で大きな差が開いてしまいます。
大学中退者が厳しい就職活動を成功させる5つのコツ
大学中退者は正社員になっても大学卒業者には給料では及ばないかもしれません。
ただですね。実力主義の会社に入って成果を出したり、出世をしたりすれば、大学卒業者より多くの給料をもらえる可能性もあります。
大卒者を逆転するためにはまず正社員にならなければなりません。そこで、大学中退者が厳しい就職活動を成功させるコツを5つ紹介します。
大学中退者が厳しい就職活動を成功させる5つのコツ
- 既卒特化型就職エージェントを利用する
- 未経験者歓迎求人や学歴不問求人に絞って応募する
- 応募する前に企業口コミサイトで評判を調べる
- 中退理由をポジティブな内容に変換する
- 就職活動と並行して資格の勉強をする
既卒特化型就職エージェントを利用する
大学中退者が厳しい就職活動を成功させるには、既卒特化型就職エージェントを利用しましょう。なぜなら、既卒就活のプロであるキャリアアドバイザーのサポートを無料で受けられるため。
面接対策では受ける度にフィードバックがもらえます。改善すべき点と良かった点が分かるので、着実に選考突破へ近づいていけるんです。
- 無料カウンセリング
- 求人紹介
- 面接対策
- 応募書類の添削
- 内定後の収入交渉
- 面接日の日程調整
- 推薦状の記入
既卒を求めている企業が求人を出しているため、経験不足で選考落ちする可能性はほぼありません。既卒を1から教育したい企業が多いので、実務経験がなくても安心ですね。
採用担当者とキャリアアドバイザーは密接な関係を築いています。応募先企業が求める人物像やスキルを教えてくれる可能性もあるんです。
また、推薦状により「募集職種への適性あり」など不利な経歴をリカバリーしてくれるかもしれません。そのため、既卒特化型就職エージェントを利用しましょう。
私が実際に使った中でおすすめしたいのは「ハタラクティブ」です。利用者のほとんどが既卒・フリーターで、社会人経験ゼロの人を対象に色々な就活支援をしてくれます。 求人の紹介だけでなく、既卒の就活を知り尽くしたキャリアコンサルタントによる、「自己分析サポート」「履歴書・エントリーシートの添削」「模擬面接」のサービスを提供していて、既卒の就職を徹底サポートしてくれます。興味がある人は以下をチェックしてみてください。 私も利用しましたが、特におすすめなのが「第二新卒エージェントneo」です。その名の通り、既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスです。就職/転職満足度No.1の実績を誇り、全てのサービスを無料で使うことができます。 過去に22,500人以上の支援実績があり、そのうち10,000人以上は職務経験無しの人達です。 マイナビジョブ20’sアドバンスは、大学・大学院を卒業した人で、未就業の方向けの就職支援サービスです。利用者の対象を絞っているため、普通の就活サイトよりもライバルが少ないのも特徴です。 本来持っている、一人ひとりのパーソナリティを評価する選考会になるから、既卒で未就業という経歴がハンデになることもありません。 登録すると、個人の適性・志向性に合わせた職種別研修を行い、その中で仕事を疑似体験できるため、就職後とのイメージのギャップをおさえることができます。「せっかく就職したのに、嫌な仕事内容だった」なんてこともないでしょう。 実績として、最短2週間で内定を獲得できるため、スピーディーに就職したい人におすすめです。 ※新宿・大阪オフィスに来社できる方のみを対象としたサービスになりますので、来社が難しい方はサポート対象外になります既卒サービス「ハタラクティブ」
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未経験者歓迎求人や学歴不問求人に絞って応募する
大学中退者が厳しい就職活動を成功させるには、未経験者歓迎求人や学歴不問求人に絞って応募しましょう。なぜなら、特別なスキルを必要としないため。
未経験者歓迎求人や学歴不問求人はポテンシャルや人柄を重視して採用しています。そのため、就業意欲や職種への適性をアピールできれば、採用されるかもしれません。
ただですね。未経験者歓迎求人や学歴不問求人は企業によって救育体制が整っている場合と社員を使い捨てるブラック企業も混じっている場合があります。
そのため、次に紹介する企業口コミサイトで応募先企業を調べておきましょう。
応募する前に企業口コミサイトで評判を調べる
大学中退者が厳しい就職活動を成功させるには、応募する前に企業口コミサイトで評判を調べましょう。
なぜなら、アドバイザーや企業のHPは人を集めることが目的なので、企業の悪い評判を伝えることはほぼないため。
そこで企業の実態を知るには企業口コミサイトを利用して、情報の裏を取るようにしましょう。口コミサイトでは現職の社員や退職した社員が書き込んでおり、企業の問題点まで分かります。
そのため、キャリアアドバイザーの求人情報は鵜呑みにせず、ブラック企業を見抜きましょう。
- ほかの求人に比べて給与が異様に高い
- 具体的な業務内容が書いていない
- 固定残業代(月30時間含む)など
企業口コミサイト以外にも注意すべきポイントはあるので、確認してみてくださいね。
中退理由をポジティブな内容に変換する
大学中退者が厳しい就職活動を成功させるには、中退理由をポジティブな内容に変換しましょう。
なぜなら、ネガティブな中退理由をそのまま伝えてしまうと、採用担当者に悪い印象を与えてしまうため。
学業不振など自分に完全に非がある場合は『反省→今後どうしていくのか』という話の流れで伝えましょう。失敗から立ち直れる人というプラスな印象に変化するかもしれません。
- アルバイトに没頭して単位が取れなかった:優先すべきことを間違えたと反省している→就職後は優先順位を明確化して、今やるべき業務に注力していく。
- 大学に馴染めなかった:自分が主体的に動ける場所が向いていると思い行動した→就職後はどんどんスキルや知識を吸収していき、自分の企画を立ち上げられるようになりたい。
- 交通事故に遭い長期的に入院した:もう既に完治しており業務に支障はない→再入学よりもいち早く社会の役に立ちたいと思った。
- 家庭の経済的事情で退学した:いち早く社会経験を積める機会を与えられたと捉えている→家族に楽をさせられるように頑張りたい。
- 中退理由で嘘をつくのはNG。面接官は採用のプロなので、すぐにバレてしまいます。
就職活動と並行して資格の勉強をする
大学中退者が厳しい就職活動を成功させるには、就職活動と並行して資格の勉強をしましょう。なぜなら、資格はスキルを証明するのに最適ですが、必ずしも就職に必要性はないため。
資格を取得するのに数ヶ月〜数年単位の時間をかけてしまうと、空白期間が伸びてしまうので就職できる可能性は下がってしまいます。
そこで資格取得の勉強をしながら、履歴書に「〇〇の資格取得のために勉強中」と記載しましょう。
応募先企業で役立つ資格の場合は、それだけでも就業意欲の高さをアピールできます。早めに就職活動を行うためにも資格取得の勉強は並行して行いましょう。
大学中退者の就職活動に関するQ&A
ここでは、大学中退者の就職活動に関するQ&Aをまとめました。気になるところがあれば、チェックしてみてくださいね。
大学中退者が就職しやすい時期は?
大学中退者が就職しやすい時期は以下の通りです。
- 1〜3月(4月入社):3月を決算月とする企業が多く、年度始めの4月から組織編成の採用を行うため。3月いっぱいで退職する社員も多いので、人員補充の側面もある。
- 7〜9月(10月入社):下半期の人事異動により人員を補充する必要があるため。
まとまった採用になりやすいので、新卒や他の中途社員と研修を受けられるのもメリットですね。
大学中退者におすすめの職種は?
大学中退者におすすめの職種は以下の通りです。
- ITエンジニア:IT業界は市場拡大中で人手不足なため。『未経験者歓迎』『学歴不問』の求人が多く、一から育成してくれる教育体制が整った企業もある。
- 営業職:事前知識がほぼ必要なく、ポテンシャル採用されやすいため。コミュニケーションに自信がある人に向いている。売上に対してシビアなので、意欲や熱意は必要になる。
- ドライバー職:近年のEC事業の拡大により、ドライバー不足が深刻化しているため。
- 販売職:学歴不問や未経験歓迎求人が多いため。アルバイトの接客業の経験を活かせる。アパレルや携帯販売などの求人が多い傾向がある。
- 事務職:特に資格が必要とされておらず、学歴不問で応募できる求人が多いため。ただ、人気の職種なので対策はきちんと行うべき。
全体的に市場拡大による人手不足が深刻化している職種がメインです。今後も伸びていく分野が多いので、就職しておくとキャリアアップも狙えますよ。
まとめ:大学中退者の就職は厳しいが就活のやり方次第で内定獲得できる可能性は上がる!
今回は大学中退者の正社員への就職率や大学中退者の就職が厳しい理由、空白期間が長いとかなり就職が厳しくなる原因、大卒者と中退者の平均月収の差、就職活動の成功のコツを紹介しました。
では、記事の内容をまとめます。
記事の内容まとめ
- 大学中退者は応募できる求人が少ない
- 未経験者歓迎求人や学歴不問求人に絞って応募する
- 既卒特化型就職エージェントを利用する
大学中退者は応募できる求人が少ないんです。理由は新卒採用しか行っていない企業が多かったり、応募条件を『大卒以上』としている企業があったりするため。
そこで未経験者歓迎求人や学歴不問求人に絞って応募するのをおすすめします。
ただですね。労働環境が悪いブラック企業が混じっている場合もあるので、企業口コミサイトで事前に評判を確認しましょう。
大学中退後の空白期間が伸びてしまうと、就職率がガクッと下がってしまいます。
就職を検討している場合は、今回紹介した既卒特化型就職エージェントに無料相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。
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