この記事はこんな人におすすめ
学校卒業後、就労経験はアルバイトのみ。就職しようと一念発起し、まずは大手のdodaエージェントの登録を検討している人もいるでしょう。
しかし、それは本当に最善策なのでしょうか。結論から言って、既卒生がdodaエージェントを利用することは、あまりおすすめできません。
既卒でもdodaエージェントは登録自体は可能です。私もアラサーまでフリーターだったので、最初はdodaエージェントを利用しましたが、結果的に内定を獲得したのは別のエージェントでした。
今回は実際の体験談をベースに「dodaエージェントは既卒にとって使うべき転職エージェントなのか」をお伝えします。
目次
dodaの特徴紹介
総合評価
口コミ者の近況情報全項目を表示
- 求人情報の数:★4
大手で求人数は充分。逆に多すぎるという意見も。
- 業界の広さ:★3.4
総合型なのであらゆる業界の案件が揃っている
- 職種の多さ:★2.8
営業・企画・事務・エンジニアが主。かなり幅は広い。
- 求人の質:★3.4
希望に沿った案件を紹介してくれる可能性大
- 紹介先会社の待遇/給与:★3.1
福利厚生や給与面は希望に沿った案件を紹介してくれる
- 紹介先会社の規模/知名度:★3.2
大企業から中長期業まで多くの企業がある
- 書類作成/添削:★3.9
企業に合わせた応募書類の添削あり
- 面接対策:★3.3
企業に合わせた面接対策あり
- 選考のアドバイス:★3.5
アドバイス・カウンセリングの時間は長めで丁寧
- 業界の知識・経験:★3.6
創業60年以上で豊富なノウハウあり
- 分析・考察:★3.6
合格診断サービスあり。自己分析もおこなう。
- アドバイス/提案力:★3.5
自分に合った仕事が分からない人でも完全サポート
- 面談時の対応:★3.9
評価は高いが稀に悪評も聞かれる
- 電話/メールの対応:★3.7
メールが多い・配信停止できないという意見あり
- アフターフォロー:★3.5
年収・入社日などの交渉などのサポートは強い
dodaは人材業界を代表するパーソナルキャリア株式会社が運営する大手転職エージェントです。
dodaが記載している求人数は80,023件(2020年3月現在)と、業界でもリクルートエージェントに次ぐ、豊富な求人数を誇ります。
dodaの求人について
求人は大手企業や比較的に高収入な求人が多く、キャリアアップを目指す転職に向いている転職エージェントです。
非公開求人も多く、他の転職エージェントにはなく、dodaにのみ掲載されている限定求人もあります。
非公開求人とは
企業のWebサイトや転職サイトなどで、一般には公開されていない求人情報のこと。
非公開求人は条件に合った人のみ紹介され、限定求人もdodaからのみ応募可能なので、ライバルが少ない状態で選考に進めるのがメリットです。
dodaの特徴的なサービス
dodaでは履歴書の情報を登録しておくことで、企業からスカウトメールが届くことがあります。
自分からアクションを起こさなくても、受動的に企業とのマッチングすることができ、時間のない求職者にとってはありがたいサービスです。
dodaの人材紹介サービスの種類
パーソナルキャリアが運営する人材紹介サービスは、「求人サイト」と「エージェントサービス」に分かれています。
エージェントサービスは利用者の状況によって、対象者が異なるので注意が必要です。
dodaには混同されやすい以下の人材紹介サービスがあります。
- dodaエージェント・・・中途採用者向けの転職エージェント
- doda新卒エージェント・・・新卒向けの就職エージェント
- doda・・・求人情報を掲載している転職サイト
既卒/フリーターの就活に強い!無料登録しておくべき神サイト
既卒で就職活動を頑張りたいけれど、「どんな就職サイト/サービスを使って就活すればいいの…?」と、悩んでいませんか?
そこで、私が既卒として就活した時に利用した、「既卒歓迎」のホワイト企業の求人を紹介してくれる就職サイトをご紹介します。無料なので登録しておいて損はないと思います!
dodaは既卒でも利用できるがおすすめしない
dodaは既卒でも登録自体は可能です。 実際、doda公式サイトにも以下のような質問と回答が掲載されていました。
正社員としての就業経験がないと、サービスの利用はできませんか?
サービスのご利用は可能です。なお、正社員・派遣社員・契約社員いずれかの社員としての就業経験をお持ちでない場合や学生・アルバイトご経験のみの場合、サポートが難しい場合があります
つまり、既卒生でニートやフリーターでも登録できるが、求人紹介などのサポートを受けることができない可能性もあるということです。
dodaエージェントの既卒歓迎の案件数は171件で、全体の約4%程度しかありません。「職種・業種未経験歓迎」に条件を設定すれば、3,534件に求人に応募することができます。
完全な社会人未経験の求人数ではないので求人数ももっと少ないのが現状ですが、dodaでも応募できる求人はあります。
dodaは正社員就業経験のある人が利用するサービスのため、選考では正社員経験者との競わなくてはなりません。
キヨちゃん
卒業3年未満の人は、doda新卒エージェントを利用することも検討するのもありですね。
しかし、経歴に空白期間のない既卒とフレッシュな新卒なら企業側は新卒を選ぶ傾向があるので、dodaでの就活は既卒が不利になりやすいことに変わりません。
実際にdodaを利用してみた印象5つ
既卒でもdodaエージェントを利用することはできますが、紹介してもらえる求人が少なく、就活が長引いてしまうリスクがあります。
20代はポテンシャルで採用してくれる企業もありますが、30代はスキルと経験がないと、正社員になることは難しくなってしまいます。適したエージェントを利用することが就職成功の近道です。
ここでは実際にdodaを利用してみた印象を紹介します。
実際にdodaを利用してみた印象
キャリアアドバイザーが求人を厳選してくれる
dodaエージェントでは、キャリアアドバイザーが求人を厳選してくれます。なぜなら、dodaではカウンセリングを丁寧に行なってくれるので、希望求人とのズレが少ないため。
事実、他社であれば、20〜30社を紹介されるところを、dodaのキャリアアドバイザーは吟味して10件程度に絞り込んでくれました。
たくさん求人を紹介されると、自分で求人を吟味する時間が必要になるので、求職者にとっては大きなメリットです。
フジワラ
そもそも、私は就職活動初心者で求人の良し悪しが分からかったので、とてもありがたいスタンスでした。
キャリアアドバイザーには当たり外れがある
dodaエージェントのキャリアアドバイザーには当たり外れがあります。なぜなら、キャリアアドバイザーは多忙で、求職者へのサポートの時間を十分に取りにくいため。
dodaエージェントは大手ということもあり、規模が大きさから担当が抱える求職者も数も多く、担当者によって、サポートの質の差が出てしまっています。
実際、私もキャリアアドバイザーに連絡しても、すぐに返事を取れない場合が多かったです。
レスポンスの遅さだけでなく、業界の知識も広く浅いキャリアアドバイザーもおり、志望職種の相談をしても明確なアドバイスをもらえない場面もありました。
ユウキ君
担当者次第で就職が成功する可能性はかなり変わってきますね。
労働環境が劣悪な会社の求人も混ざっている
dodaエージェントには、労働環境が劣悪な会社の求人も混ざっていることもあります。
なぜなら、通常ならブラック企業を排除していても、求人数が多いので、新規で追加されたばかりの求人にはブラック企業が紛れている可能性があるため。
既卒を紹介できる求人が少なく、採用されやすい質の低い求人を回される可能性もあります。キャリアアドバイザーには、月々に一定数の求職者を転職させないといけないノルマがあるので、担当者によっては転職を急かしていきます。
異様に推してくる企業に入社したら、ブラック企業だったなんてことがないように、自分でも口コミサイトを使って、会社の評判を調べておくことが大切です。
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「カイシャの評判」
日本最大級!社員・元社員による250万件の口コミサイト -
「Open Work」
社員・元社員から独自に収集した企業の評価・レビューを共有。
拠点が地方になく、電話での対応になる
dodaエージェントでは拠点が地方になく、電話での対応になってしまいます。なぜなら、dodaエージェントの拠点は都心や地方中枢都市にのみ存在するため。
エージェントによっては地方には拠点もなく、求人が少ない場合がありますが、dodaは地方の求人は豊富なのでUターン就職には向いています。
しかし、電話でに対応のみなると、丁寧なカウンセリングや面接対策など強みがなくなってしまいます。
私は丁寧なカウンセリングを受けられただけでもdodaを使用とした価値はあると思っています。
しかし、電話での対応となると、残念ながら地方の既卒生におすすめできるポイントはほとんどありませんね。
既卒は優先順位が低い
実際にdodaを利用してみた印象は、既卒は優先順位が低いことです。なぜなら、既卒生は求人を紹介しても既卒生は紹介しても転職が成功する可能性が低いため。
dodaは正社員・派遣社員・契約社員いずれかの社員としての就業経験を持っている人向けの転職サービスです。
ここがポイント 転職エージェントのビジネスモデル・・・企業へ入社が決まった時、成功報酬として企業側から転職エージェントに求職者の給与の約3分の1が支払られる。
転職エージェントが利益を出すことを考えると、経歴やスキルが重視される中途採用枠では、既卒生より実績のある正社員経験者をサポートした方が利益を出しやすいです。そのため、既卒生のサポートは後回しにされてしまいます。
フジワラ
求人紹介までの時間が大分かかったので、既卒生の優先順位の低いことがわかりました。
個人的には既卒特化型サービスの方がおすすめ
dodaエージェントは私のような既卒でも利用はできるけど、正直厳しいかなと感じました。
なぜなら、既卒では選べる求人が少なく、優先度が正社員経験より低いため。
上記のような理由から、個人的には既卒特化型のサービスの方が良いと思います。高い内定率が出ていますし、自身が内定獲得できました。
以下で、私が実際に使った既卒向けの就職支援サービスを紹介します。
私が実際に利用した既卒特化型サービス
イチ早く正社員になりたいなら:DYM就職
働き方は多様化していますが、世間のフリーターの印象は「将来のことを考えていない」「自堕落な生活を送っていそう」などあまり良いものではありません。
私もフリーター期間が長かったので、書類選考で落とされてしまうことが多く、面接で挽回するためにかなりの数の企業に応募していました。
しかし、DYM就職なら企業側と信頼関係を構築しており、書類選考や一次選考を免除してくれるので、履歴書を書きまくる苦労がいりません。
マイナビの調査によると、既卒の就職成功率は過去3年間、45%前後とかなり低い水準です。
DYM就職は既卒就活について知り尽くしたキャリアドバイザーの手厚いサポートもあり、既卒の就職成功率は業界トップの96%を誇ります。
面談可能な拠点は全国28箇所あるため、地方でも対面でも面接のフィードバックを受けることができるのが強みです。
未経験から大企業を目指すなら:ハタラクティブ
ハタラクティブは応募書類の添削を徹底的にしてくれるので、書類選考の通過率が90%とかなり高い水準を誇っています。
私自身、書類選考に落ちていた時は経歴のせいだと考えていたので、応募書類の内容を気にしていませんでした。
しかし、担当のキャリアアドバイザーによって、募集企業のニーズに合った志望動機を完成させることができました。
他の既卒の転職エージェントより求人の質が高く、利用者の内定先の51%が上場企業でした。
総合型のエージェントでは紹介してもらえないような企業に、ポテンシャルを評価してもらい採用される可能性があるので、面接へのモチベーションも上がります。
丁寧な面談により、求職者の希望にあった求人を紹介してくれるため、入社してからのミスマッチを起こさずにすみます。
ホワイト企業への就職を目指すなら:UZUZ
UZUZはサポートにこだわっており、初回から2時間近いキャリアカウンセリングを行うことで、本人も認識していない適正やアピール材料を見つけ出してくれます。
「離職率が高い」「残業時間が長い」「ハラスメントがある」「求人情報と大きく異なる」などブラック企業は排除されており、それが入社後の定着率95%に繋がっています。
UZUZでは、塾講師フリーターの私も応募できる求人が多く、他のエージェントを利用した時よりも選択肢がかなり広がりました。
複数のエージェントを利用した方が内定率は上がる
既卒特化型サービスはdodaより既卒生に適していますが、就職を成功させるためには使う方も重要になってきます。
内定率を高めるコツとして、既卒特化型サービスを複数使用することがおすすめです。
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紹介してもらえる求人数・アドバイスが増える
複数エージェントを利用するメリットは、紹介してもらえる求人数・アドバイスが増えるため。
単純に3つのエージェントに登録すれば、3倍の求人情報と3人のキャリアドバイザーから客観的なアドバイスをもらうことができるので、お得です。
さらに似たような業務でも会社によって給与や待遇が異なるので、比較して良い方にだけ応募することもできます。そのため、複数のエージェントに登録した方が就活を有利に進められます。
優先的に求人を紹介してもらえるようになる
複数エージェントを利用するメリットは、優先的に求人を紹介してもらえるようになることです。
なぜなら、複数のエージェントを利用してくれることを伝えると、担当者は「自社経由で就職させたい」と考えるため。
エージェントのビジネスモデルは成果報酬制なので、自社経由から就職しないと利益が出ません。待遇の良い求人や面接対策を積極的に行うなど手厚いサポートが受けられるようになります。
そのため、複数のエージェントを利用してくれることを伝えることで、内定率も上がります。
そもそも無料なのでデメリットはほぼない
複数エージェントを利用するメリットは、そもそも無料なのでデメリットはほぼありません。あるとしたら交通費や時間がかかるというデメリットだけです。
例えば、1社のみに登録していた場合、担当者との相性が合わない場合や希望に沿った求人を紹介してもらえない場合でも、我慢して就活を続けなければなりません。
しかし、複数社に登録していれば、相性の悪いエージェントを解約しても、他のエージェントで転職することができるので我慢しなくてもいいんです。
心に余裕ができれば、担当者が合わない場合は変えてもらい、他に良い求人がないかを交渉することができます。そのため、転職エージェントを複数使用することは基本的にメリットしかありません。
【まとめ】既卒に厳しいdodaエージェントより既卒特化型サービスを
この記事では、dodaエージェントを使ってみた印象と既卒生が使うべき就職エージェントを紹介してきました。では、記事のポイントをまとめます。
記事のポイントまとめ
dodaは正社員などの就業経験がないと、サービスを受けづらい
dodaエージェントは正社員経験者の転職サービスのため、既卒生の使用には向いていません。
既卒特化型サービスなら他の利用者も既卒生のため、既卒が就活のハンデになることはないのでおすすめです。
しかし、既卒特化型サービスの求人企業は即戦力ではない未経験者を育成するプランのため、若い方が市場価値は高く、歳を重ねると不利になります。
そろそろ就職を考えているけど、何から始めて良いか解らない人は、とりあえず既卒特化型サービスに相談してみると良いかもしれません。
監修者プロフィール
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フジワラ
自分の市場価値を認識できるので、自己肯定感も上がりますね。