この記事はこんな人向け
新卒時は裁量が大きいからと中小企業やベンチャーを規模していたが、価値観の変化から大企業の待遇や働き方を羨んでいる第二新卒の会社員。「石の上にも3年」と言うし、もう少し経験を積んでから転職なんて考えていると、大手企業への転職のチャンスを逃してしまうかもしれません。
なぜなら、今は転職エージェントを使って、大手企業に入社する第二新卒が増えているためです。スキルや実績のない第二新卒でも、正しい活動方法で転職活動をすれば、大手企業へ入社できる可能性はあります。実際、私の知り合いにも第二新卒で転職活動をおこない、大手企業へ移っている人がたくさんいます。
今回は、第二新卒から大手企業に転職するためのノウハウをお伝えします。
目次
第二新卒の定義
第二新卒の転職活動の具体的な内容に入る前に、まずは第二新卒の定義について理解しておきましょう。
学校を卒業してから1度も職に就いていない人は「既卒」となり、1度でも職に就いている人は退職前でも退職後でも「第二新卒」となります。一般的には卒業から3年以内までの人を指す場合が多くなっています。
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第二新卒から大手企業への転職は結構イケる!
転職エージェントを使って大手に入社する第二新卒が増えており、大手への転職成功率も高くなっています。
なぜなら、企業の人材不足があり、第二新卒を積極的に採用せざるを得ないため。

事実、マイナビ転職の調査によると、従業員300人以上の大企業の67.9%が人材不足を感じていると回答しています。
企業規模に比例して、人材不足に悩んでいる傾向があり、大企業は人材を積極採用しないと業務が回らなくなってしまいます。

また、厚生労働省によると、毎年30%前後の大卒者が3年以内に短期離職しています。
新卒で採用しても3年後には退職してしまうので、企業側は失った人員を「第二新卒枠」で埋めようとする状況になっています。
そのため、大手企業に転職するなら、第二新卒枠がおすすめです。
第二新卒が転職する際の有利になる点
第二新卒から大手企業に転職するためには、企業側が第二新卒を採用するメリットを把握しておくべきです。
具体的には以下のようなようなものが挙げられます。
第二新卒が転職する際の有利になる点
前職の勤続年数が少ないため、新しい会社の文化に馴染みやすい
第二新卒が転職する際の有利になる理由は、前職の勤続年数が少なく、新しい会社の文化に馴染みやすいため。
第二新卒はスキルや実績がない分、前職の影響を受けておらず、素直で柔軟に適応してくれると考えられています。
例えば、前職で10年近く経験を積んでいると、自社の業務のやり方を教えても、前職で染み付いた方法で業務を進めてしまう人もいます。
また、前の会社を深く知っているため、新しい会社の文化に馴染むことができない場合もあります。
第二新卒は前職でも経験が少ないため、業務を素直に吸収し、比べる対象がないので、文化に適応しやすいです。
社会人の基礎スキルが身についている
第二新卒が転職する際の有利になる理由は、基礎スキルが身についているため。
第二新卒は前職での経験を活かすことができる社会経験として、ビジネスマナーや書類作成など基礎スキルはすでに取得しています。当たり前のことは当たり前にできるため、新卒社員のように一から研修する必要がありません。
そのため、第二新卒は教育コストを抑えることができるので、お得です。
第二新卒が転職する際に不利になる点
第二新卒枠は最近できた新しい採用枠です。
40〜50代の人事社員からすると、「仕事へのやる気がない」「根性がない」などネガティブな印象を持たれる可能性もあり、不利になるかもしれません。
具体的には以下のような理由があります。
第二新卒が転職する際の不利になる点
短期離職者であること
第二新卒が転職する際に不利になる理由は、短期離職者であるため。
企業側からすると、「またすぐに会社を辞めてしまわないかな?」と懸念点があり、採用には慎重になります。
大手企業ではたくさんの教育コストを投入しています。前職のように3年程度で退職されると、会社としては赤字の状態で社員を手放すことになります。
会社に損益しか与えない社員を採用するメリットはないので、不利になってしまいます。
知識が浅く、ポテンシャルに期待するしかない
第二新卒が転職する際に不利になる理由は、知識が浅く、ポテンシャルに期待するしかないため。
中途採用の場合は、スキルや実績で判断して、即戦力社員を入社させるものです。しかし、第二新卒はスキルがないので、ポテンシャルに期待して採用を決定します。
そのため、採用を決定する明確なものさしがないため、社風にマッチしていることや学歴などで判断されることが多いです。
第二新卒が転職活動の前にやっておくべきチェックリスト
第二新卒が大手企業に転職をするためには、やみくも転職活動をすれば良いわけではありません。
転職活動を始めてから後悔しないように、以下のチャックリストをクリアしておくことをおすすめします。
第二新卒が転職活動の前にやっておくべきチェックリスト
前職で実績を上げておく
第二新卒が転職活動の前にやっておくべきことは、現職で実績を上げておくことです。なぜなら、第二新卒枠が有利だとしても、実績のない状態の転職は厳しいため。
大企業への転職に成功した私の知り合いは、入社直後から転職を視野に入れていたので、入社1年目から営業職として新人MVP賞を受賞し、転職のアピール材料にしていました。
ライバルは実績がない場合が多いので、小さいものでもいいので実績があると、第二新卒の転職は有利になります。
できれば、実績はチームや部署ではなく、自分個人で実績をアピールできると良いですね。
ベストな転職時期を知り、逆算して行動する
第二新卒が転職活動の前にやっておくべきことは、ベストな転職時期を知り、逆算して行動することです。なぜなら、第二新卒の需要が高まる時期の方が転職成功率が高まるため。
入社時期は人事予算の使い切り、新卒と同じ時期に研修ができる4月or人事異動がある10月が良いです。
基本的に転職にかかる期間は3ヶ月と言われているので、入社時期から逆算して行動してみてください。
10月入社を目指すなら、求人広告が増える時期である7〜9月の転職活動がおすすめ。
新卒入社と同じ時期の4月入社を目指すなら、12〜3月の間に転職活動をするのがベストです。
退職理由を明確にしておく
第二新卒が転職活動の前にやっておくべきことは、退職理由を明確にしておくことです。
なぜなら、面接の際に必ず聞かれる質問のため。ポイントは、以下の通りです。
「会社のノルマが厳しく、労働環境も悪いので退職した」ではなく、「会社のノルマは今の自分の能力では達成が難しく、社員同士で競い合う環境ではなく、協力し合う環境を求めて退職した」という理由の方が印象も良くなります。
素直に間違えを認めて、失敗を糧にする姿勢を見せ、今後はどう会社に貢献したいのかを伝えれば、退職理由にも納得感が出ます。
第二新卒から大手企業への転職するためのコツ

第二新卒が大手企業に転職するためには、アピールする材料を間違えないことが重要です。
新卒や中途採用の社員にはない強みを押し出して、大手企業への内定を勝ち取りましょう。
ここでは、以下の第二新卒から大手企業への転職するためのコツを紹介します。
第二新卒から大手企業への転職するためのコツ
長期的に定着できることをアピールする
第二新卒から大手企業への転職するためのコツは、長期的に定着できることをアピールすることです。
なぜなら、「前職のようにすぐに辞めてしまうのではないか?」というイメージが付いているため。なので、短期離職者というネガティブイメージを払拭する必要があります。
ただ、「長く勤められます!」と言っても、説得力に欠けてしまいます。そこで面接官が納得させるような回答をするために以下の質問を自分にしてみてください。
この質問を深掘りすれば、長期定着できることをアピールになります。
ポテンシャルをアピールする
第二新卒から大手企業への転職するためのコツは、ポテンシャルをアピールすることです。なぜなら、第二新卒は即戦力ではなく、ポテンシャルが重視されることが多いため。
過去の仕事から自分の伸ばせる部分を探してアピールしたり、大企業より中小企業の方が裁量が大きいので、大手の社員より実務経験を積んでいることをアピールすることがおすすめです。
面接官に成果を上げられることがイメージしてもられば、内定に近づくことができます。
複数社並行して選考に臨む
第二新卒から大手企業への転職するためのコツは、複数社並行して選考に臨むことです。なぜなら、大手企業は倍率が高く、人気なため、一社だけでは転職が成功する確率は低いため。
もしも、不採用になった場合、一からやり直すのは効率が悪く、ベストな転職時期を逃してしまいます。
第二新卒が1社内定するために必要な応募企業数は、平均して30社と言われています。
フジワラ
第二新卒で大手に転職した私の知り合いは、計40社以上にエントリーしていたそうです…
大手企業の内定獲得のためには、面接練習も兼ねて、ある程度多くの企業にエントリーする必要があります。
エントリーする企業は滑り止めとして適当に決めるのでなく、大変ですが、働きたい会社と思える会社に絞って応募してくださいね。
就職人気ランキングにはない企業を狙う
第二新卒から大手企業への転職するためのコツは、就職人気ランキングにはない企業を狙うことです。なぜなら、人気企業は応募者が殺到するので、転職が失敗するリスクがあるため。
地名度が低い企業でも大手企業はたくさんあります。例えば、BtoB企業は法人を相手にしているので、消費者には馴染がありません。
しかし、独自の技術や業界シェア率の高い商材がある企業であれば、安定して収益を挙げることができます。
そのため、知名度で企業を選ぶのではなく、企業の将来性も加味して選ぶことがおすすめです。
キヨちゃん
上場を目指しているベンチャー企業なんかは将来的に大きくなる可能性があるのでオススメですね。
転職エージェントを利用する
第二新卒から大手企業への転職するためのコツは、転職エージェントを利用することです。
なぜなら、一人で就活するよりも、就活のプロのキャリアドバイザーのサポートがあった方が内定を獲得しやすいです。
特に第二新卒に特化したエージェントでは、手厚いサポートを受けることができます。
第二新卒エージェントneo

第二新卒エージェントneoの未経験求人数は5,000件以上とかなりの数を保持しており、中には優良企業の求人も多数保有しています。
第二新卒に特化しており、スキルや実績より若さを評価してくれる企業が多いのも特徴の一つです。
紹介企業は事前に担当が訪問調査を行なった会社のため、ブラック企業は排除されています。
10,000人以上の支援実績があり、初めての転職でも安心してサポートを受けることができます。
DYM就職

世間から見た第二新卒は「またすぐに辞めてしまいそう」というイメージを持っています。
私の知り合いも書類選考で落とされてしまうことが多く、面接で挽回するためにかなりの数の企業に応募していました。
しかし、DYM就職なら企業側と信頼関係を構築しており、書類選考や一次選考を免除してくれるので、履歴書を大量生産する必要あがりません。
DYM就職は第二新卒について知り尽くしたキャリアドバイザーの手厚いサポートもあり、就職成功率は業界トップの96%を誇ります。
DYM就職は大手企業の求人が多く、ポテンシャル採用枠を設けています。なぜなら、大手企業は中高年が多く、若手少ない傾向にあるため。
第二新卒のような若者を入れないと経営が危うい企業もあるので、採用に積極的です。
内定率96%!DYM就職の詳細を見てみるミスマッチを起こさないための注意点
大手企業に転職できたとしても、自分のやりたいことや理想の働き方とかけ離れていたなんてこともあります。
ミスマッチを起こさないためには、自分の気質と受ける企業の特徴を知ることが大切です。
ここでは、以下のミスマッチを起こさないための注意点を紹介します。
ミスマッチを起こさないための注意点
自分が大手企業に向いているかを知っておく
ミスマッチを起こさないための注意点は、自分が大手企業に向いているかを知っておくです。
なぜなら、年功序列や経験できる業務の幅が狭い大手企業の働き方に合わない人もいるため。一般的に以下のような人は企業には向いていると言われます。
自己分析を徹底的に行う
ミスマッチを起こさないための注意点は、自己分析を徹底的に行うことです。なぜなら、就活生時代と仕事観がどんな風に変わることはよくあるため。
就活生の時に自己分析をやっていたとしても、もう一度行なってみてください。自己分析の内容は以下の通りです。
自己分析によって、なぜ大手企業思考に変わったのかが分かり、アピールすべき点も見つかりやすくなります。
ユウキ君
自己分析で得た情報を元に、理想を実現できる企業を探すだけです。
多くの会社を見て検討し、念入りに企業研究を行う
ミスマッチを起こさないための注意点は、多くの会社を見て検討し、念入りに企業研究を行うことです。なぜなら、一つの企業だけに集中しすぎると、客観的な視点を失ってしまうため。
第二新卒の転職はチャンスですがミスマッチを起こして、短期離職を繰り返せば、キャリアに傷がついてしまいます。
多くの企業と比較検討することで、本命企業のメリット・デメリットは分かるようになります。
例えば、本命のA社は固定残業代で、滑り止めのB社は近い業務内容で残業代は全額出る場合、A社には残業代がほとんど出ない可能性があるというデメリットを知ることができます。
ミスマッチでキャリアに傷をつけないためにも、企業選びには慎重な姿勢が重要になります。
まとめ:第二新卒は大手企業に転職するチャンス!
この記事では、第二新卒が転職活動の前にやっておくべきチェックリストや第二新卒から大手企業への転職するためのコツを紹介していきました。では、記事のポイントをまとめます。
記事のポイントまとめ
新卒の離職率の高さにより、大手企業も第二新卒枠に採用に積極的なため、転職できる可能性は十分にあります。
しかし、第二新卒枠は入社1〜3年目までと非常に貴重で短い期間なので、早めにきちんと準備をして行動することが重要です。
大手企業に転職したいけど、何から始めて良いか解らない人は、とりあえず第二新卒に特化した転職エージェントに相談してみると良いかもしれません。
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監修者プロフィール

- 運営者:フジワラ
- 27歳の元既卒生。 大学在学中から続けていた塾講師のアルバイト経験のみだったが、一念発起して就職活動に取り組み、既卒の立場で2社から内定を獲得。実体験を元にした確かな情報提供を心がけていきます。
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