この記事はこんな人向けです
- 大学を中退してしまったけど、これからどうしよう…
- 大学中退した人って、その後はどんな人生を送ってるの?
- とりあえずバイトしてるけど…就職した方がいい?
大学を中退して行き先の見えないフリーター。
どんな道を進むべきか迷い中か思いますが、このまま年齢を重ねていくと、巻き返しが効かなくなってしまいます。現状では、大卒者と同じような進路を歩むのは難しいでしょう。
でも、心配ありません。仮に大学中退者だとしても、正しい就活のノウハウさえ分かれば、待遇の良い会社で働くことができます。
今回は取材をベースに、大学中退者の人でも安定した仕事に就くためのノウハウをお伝えします。
目次
大学中退者のその後の進路
大学中退者といってもその後の進路は十人十色です。しかし、正しい道に進めないと、社会人として巻き返しが効かなくなってしまうので注意が必要です。
具体的には以下のような道に進んでいます。
大学中退者のその後の進路
- フリーターとして生活
- 就職活動して正社員を目指す
- もう1度勉強して別の大学へ進学する
- 勉強して公務員を目指す
- 将来役立ちそうな資格を取得する
- フリーランスor起業して独立
大学中退後の道【1】フリーターとして生活
大学中退後の進路の1つ目は、フリーターとして生活することです。
大学中退後、明確にやりたいことが見つかり、資金を溜めている人や、なんとなくお金を稼ぐためにアルバイトを始める人もいます。
アルバイトは安定性にはかけますが、自由な時間で働くことができ、採用されやすい特徴があります。しかし、長期期間フリーターでいると、正社員への就職が難しくなるため、リミットを決めることが大切です。
事実、厚生労働省の調査によると、フリーター期間が半年未満の人の就職率は64.0%、3年以上の人の就職率は48.9%と下がっています。
長期のフリーター期間があると、正社員への就職が難しくなります。そのため、フリーターをしながら、並行して就職活動をすることも視野に入れましょう。
大学中退後の道【2】就職活動して正社員を目指す
大学中退後の進路の2つ目は、就職活動して正社員を目指すことです。給与の安定や今後の将来を考える上で、最善策と言えます。
しかし、大学中退者は新卒と違い、中途採用枠になるため、応募できる求人は少ないのが現状です。面接に進めても、内定を獲得するまでには時間がかかる場合で多いですね。
中退者を苦しめる「なぜ、大学を中退したのか?」という質問に答えられるかが面接突破の鍵になります。そのため、就職活動には面接対策が必須です。
大学中退後の道【3】もう1度勉強して別の大学へ進学する
大学中退後の進路の3つ目は、もう1度勉強して別の大学へ進学することです。
就職が同世代より遅れること、学費や生活費がかかることなどデメリットもあります。しかし、やりたいことがあるなら若いうちに挑戦しても良いでしょう。
大学卒業後は新卒として、就活を有利に進めることができるので、もう一度受験してみることも選択の1つです。
大学中退後の道【4】勉強して公務員を目指す
大学中退後の進路の4つ目は、勉強して公務員を目指すことです。公務員は一般枠として新卒と同じ条件で受けられるため、大学中退は不利になりにくいです。
大学中退者は、高卒程度と大卒程度の公務員試験を受けることができます。
しかし、受験資格には年齢制限があり、高卒程度が高校卒業して2年以内、大卒程度なら自治体にもよるが30歳前後です。
まずは自分に受験資格があるかどうかを確認してみる必要があります。公務員の勉強時間は職種にもよるが平均1000時間は必要とされており、筆記試験を突破できるかが鍵でしょう。
今は民間企業の働き方改革で労働環境が改善され、公務員の受験者数は減っているため、公務員は狙い目の進路です。
大学中退後の道【5】将来役立ちそうな資格を取得する
大学中退後の進路の5つ目は、将来役立ちそうな資格を取得することです。
就活を有利に進めるなら、TOEICの高得点やエンジニア系の資格などできるだけ高度な専門資格を取得することが必要になります。
理由は企業によっては1ヶ月程度で取得できる資格を取得しても評価しないこともあるためです。
企業では就職後に資格取得のための勉強の補助金を出してくれることもあるため、すぐに取れそうな資格なら、未経験のまま就活ならすることをおすすめします。
大学中退後の道【6】フリーランスor起業して独立
大学中退後の進路の6つ目は、フリーランスor起業して独立です。
起業はビジネスプランを考え、収益をあげる方法を模索することが大変ですが、その分やりがいは大きいです。
しかし、資金、知識、人脈などが必要なので、一度就職してスキル磨きながら独立する選択もあります。
フリーランスはクラウドソーシングで案件ができ、プログラミングやWebライティングで独立すること自体は難しくありません。
自分で仕事を取るための営業力が必要で、収入を安定させるために日々トライアンドエラーを繰り返していきます。いずれ、スキルを活かして就職し、副業で裕福な生活を送ることも可能です。
その後、スキルを極めてからもう一度、フリーランスに戻るキャリアプランもあります。
フジワラ
今はフリーランスになる人が増えているとはいえ、その難易度が高いことに変わりはありません。どの道に進むべきなのかはよく考えてから行動に移しましょう。
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大学中退理由と中退率は?

上記は平成24年文部科学省の調査で、大学生の全体数2,991,573人に対し、中退者数は79,311人でした。年間の中退率は2.65%で、20人に1人が大学を中退している計算です。
中退率は主な理由は、「経済的理由」がトップの20.4%、「転学」が15.4%、「学業不振」が14.5%となっています。
今は経済的な理由での中退率を減らすために、無利子奨学金の額を増やすことや授業料免除の充実を行なっています。
やむを得ない事情だとしても、中退後の空白期間が伸びてしまうと、就活に不利です。早めの行動を起こすことが、就職の成功させる近道になります。
フジワラ
どんな退学理由であっても、中退者として一括りにされてしまうのは世知辛いですね
大学中退者は就職が厳しい理由
大学中退者の数は多く、経済的な理由など本人ではどうしようもない理由で退学した人もいます。
大学中退者の就職は厳しいと言われており、やむを得ない事情で退学したとしても同じです。ここでは大学中退者の就職が厳しい以下の理由を紹介します。
- 空白期間により信用を失う
- 最終学歴が高卒になってしまう
- 新卒採用の枠が使えない
空白期間により信用を失う
大学中退者は就職が厳しい理由は、空白期間により信用を失ってしまうからです。なぜなら、やむを得ない理由があっても、働いていない期間があると、悪い印象がついてしまうため。
世間一般の人は、「将来についての考えが甘い人」「いい加減な人」「勉強せず、落第した人」など大学中退者に対して、ネガティブイメージを持っていることが多いです。
そこに空白期間があると、悪いイメージに拍車をかけてしまうため、就活の難易度が上がってしまいます。
最終学歴が高卒になってしまう
大学中退者は就職が厳しい理由として、最終学歴が高卒であることも関係してきます。なぜなら、高卒は大卒と違い、選べる仕事の幅が狭く、応募できる求人が少ないため。
一般的に大卒は求人数も多く、給与の高い起業や幅広い職種に応募できますが、高卒の場合、基本的に高卒以上や学歴不問の求人しか応募できません。
フジワラ
私の友人も大卒と高卒の求人数の比較を見た時は、大学を辞めたことを後悔していました…
求人が少ないと、就きたい職種が見つかっても応募ができないため、就職に対するモチベーションを失ってします。
新卒採用の枠が使えない
大学中退者は就職が厳しい理由は、中途採用枠を使って就活することです。なぜなら、大学中退者は新卒採用に参加できないので、転職者の社会人と競って就活しなければならないため。
例えば、営業職の募集があれば、営業経験者の社会人が受けている枠に応募しなければなりません。
経験者は正社員の業務経験をアピールしてくるため、アピールポイントの少ない大学中退者は当然不利になります。
未経験者応募可能の求人にも経験者が応募してくることもあるため、内定を獲得するのは簡単ではありません。
大学中退後の就職を目指す人の必須ノウハウ
正直、大学中退者は就活において不利な部分があります。
しかし、大学中退者にも若さという武器があり、正しい就活の方法を実践すれば、正社員にはなることは難しくありません。
- 大学中退者の履歴書の書き方
- 大学中退者の面接時の注意点
- 就活するなら少しでも早い方が有利
- とりあえず就活エージェントに無料相談から
大学中退者の履歴書の書き方
履歴書の書き方で重要なポイントは、中退をどのように記載するかです。
大学中退者の履歴書の書き方の正しい書き方は以下の通りです。
- 学歴は中学校卒業から明記する
- 〇〇大学 中途退学
- 「中途退学」の横に中退理由も記載できる場合はする
必ず中退の旨は明記するようにしてください。
空白期間があれば、面接官に質問させて、嘘が見抜かれてしまいまし、学歴詐称はいずれバレます。
中退理由は経済的な理由、家庭の事情などやむを得ない理由の場合のみ記載してください。
また、大学に合格した能力を評価してくれる企業もあるため、たとえ中退でも履歴書には書いておいた方がおすすめです。
大学中退者の面接時の注意点
大学中退者の面接時の注意点は、空白期間と大学中退の理由の回答で面接官を納得させることです。
なぜ、厳しい質問をするかというと、企業側は長く働いて戦力になってくれる人が欲しいため。嘘をつき、その後の質問で矛盾を生み、不信感を抱かせてしまってはいけません。以下でよくある質問と回答について紹介します。
担当者
空白期間に何をしていたのですか?
フジワラ
実際にしていたこと→反省→元気に前向きな改善の流れで回答しましょう。具体的には「中退してからは自身の将来的に就きたい●●の仕事を目指すために必要な●●の資格の勉強をし…」というイメージです。
担当者
なぜ大学を中退したのですか?
フジワラ
正直な中退理由を伝えます。その後、反省→ポジティブな表現で意気込み→入社後のビジョンを伝えましょう。具体的には「●●●の理由で残念ながら続けることができませんでした。しかし、早く社会人になれる現実をチャンスと捉え、現在は●●のスキルを学びながら…」というイメージです。
入社後のビジョンは企業研究を行い、自分の強みを活かして、どんな仕事で活躍できるかをイメージすることが重要です。
中退理由を気にしない面接官もいるので、リラックスして面接に臨むことをおすすめします。
少しでも早い方が有利
大学中退者の就活で大切なポイントは、少しでも早く行動を起こすことです。なぜなら、20代前半の若いうちならポテンシャルで採用されるケースがあるため。
未経験者を募集している人手不足の業界業種なら、スキルは入社してから教育してくれる企業も多いです。
30代になると、正社員への就職の難易度が高くなるので今から行動を起こすことが重要です。
20代と30代では求めるものが企業側で異なります。20代は入社数年後に戦力になることを見越していますが、30代は即戦力のマネジメント能力ある人材が求められています。そのため、未経験から就職するには今から行動を起こすのがおすすめです。
就活エージェントに無料相談しよう

大学中退者の就活を成功ポイントは、就職エージェントに登録しておくことです。
なぜなら、中途採用枠は新卒就活と勝手が違うことも多く、就活のプロのサポートがあった方が内定を獲得しやすいため。就活エージェントでは主に以下のサポートを無料で受けることができます。
- 無料カウンセリング・適性診断
- 求人紹介(非公開求人含む)
- 面接対策・模擬面接
- 応募書類の添削・アドバイス
- 面接日の日程調整
- 内定後の収入交渉・入社日調整
担当のキャリアコンサルタントに就活について分からないことは何でも質問することができ、自分の強みや答えづらい質問の回答も一緒に考えてくれます。
また、企業の社風などの内部事情についても教えてくれるため、ミスマッチを減らすことが可能です。
中退理由や空白期間の答えからも一緒に考えてくれるので、面接でも納得感のある回答をすることができます。
フジワラ
無料で使えて、かつ世の中に出回っていない貴重な求人情報を紹介してもらえる。さらに選考アドバイスまでしてもらえるので、使わない手はないと言っても良いでしょう。
既卒サービス「ハタラクティブ」

私が実際に使った中でおすすめしたいのは「ハタラクティブ」です。利用者のほとんどが既卒・フリーターで、社会人経験ゼロの人を対象に色々な就活支援をしてくれます。
- 求人の質が高く、既卒から上場企業の正社員になれる!
- 一人で就職活動をするより、圧倒的に内定しやすい
- 他社の3倍時間をかける、圧倒的に親身な就活サポート
求人の紹介だけでなく、既卒の就活を知り尽くしたキャリアコンサルタントによる、「自己分析サポート」「履歴書・エントリーシートの添削」「模擬面接」のサービスを提供していて、既卒の就職を徹底サポートしてくれます。興味がある人は以下をチェックしてみてください。
既卒サービス「えーかおキャリア」

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- 1対1のサポート体制
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既卒サービス「第二新卒エージェントneo」

私も利用しましたが、特におすすめなのが「第二新卒エージェントneo」です。その名の通り、既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスです。就職/転職満足度No.1の実績を誇り、全てのサービスを無料で使うことができます。
- 担当コンサルタントが内定獲得まで完全フォロー
- 厳選した企業の未経験OK求人を紹介してもらえる
- サービスの満足度が高く過去実績も確か
過去に22,500人以上の支援実績があり、そのうち10,000人以上は職務経験無しの人達です。
未経験で活動の方法が分からないからこそ、イチから丁寧に教えてもらいたい。既卒という立場での活動だからこそ、きちんと準備して優良企業に入りたい。そんな人に向けたサービスとして、業界で確かな実績を残しています。
人気企業に転職成功した職務経歴書を参考にしよう
人気企業に転職成功した人は、どのような職務経歴書を作成したのでしょうか。
転職成功者の回答から、考え方、アピールポイントを学んでみましょう。
「職務経歴書完全攻略まとめ」では、なかなか見ることのできない職務経歴書を数多く掲載しています!
目指す職種次第では職業訓練校に通うのもあり
職業訓練校は目指す職種が明確ではない場合は、通う必要はありません。なぜなら、就職する企業に必要にないスキルをつけても、面接では評価されないため。
職業訓練校の期間は3〜6ヶ月ほどかかるため、空白期間が伸びて、就活に不利になってしまいます。
しかし、経理職など就きたい職種が明確にある場合は、知識のない状態よりスキルがある方が評価されるので、通うのがおすすめです。
目指す職種に必要なスキルと職業訓練校で学べるスキルがマッチしている場合のみ、通ってみてくださいね。
まとめ:大学中退者でも正社員に就職できる!若いうちに行動を起こそう!
この記事では、大学中退者のその後の進路や大学中退後の就職を目指す人の必須ノウハウを紹介してきました。では、記事をまとめます。
この記事のまとめポイント
- 空白期間が長いと、就職成功率は下がる
- 最終学歴は高卒のため、中途採用枠での就活になる
- 行動を起こすのは少しでも早い方が有利
フジワラ
大卒との違いを認識しつつ、面接で良い印象を残す方法を模索していく必要がありますね
大学中退者でも正しい就活のポイントを意識すれば、正社員への就職は難しくありません。
しかし、空白期間が伸びるほど、就職成功率は下がるため、早めに行動を起こすことをおすすめします。
手遅れにならないためにも、まずは今回紹介した転職エージェントに無料相談をしてみてはいかがしょうか。
監修者プロフィール
既卒の就活に強い!既卒向けの就職サイトBEST5
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フジワラ
私はギリギリ卒業して既卒になりましたが、友人に中退者は何人もいました。でも、彼らの中でも正社員に就職している人も何人もいます。