疑問
- 履歴書の職歴欄の正しい書き方とは?
- 非正規雇用やフリーランスの職歴はどう記載すべき?
- 職歴欄の見本があれば、参考にしたい
と悩んでいませんか?
私も転職活動中は「非正規雇用は職歴に含めるのか?」「学歴はどこから書くべき?」と履歴書の正しい書き方が分からず、不安を抱えていました。
でも、心配ありません。ここでは学歴と職歴の正しい書き方の知識を得ることができます。
履歴書を記載する際の注意点も把握できれば、採用担当者にマイナス評価を与えることはほぼありません。
そこでここでは、転職活動で優良企業へ内定を獲得した私の実体験を元に、見本付きで転職活動の職歴・学歴の正しい書き方と注意点や採用担当者が履歴書の職歴から見ているポイント、正社員以外の職歴がある場合の書き方、履歴書を郵送・送付・持参する際に注意すべきポイントを紹介します。
目次
【見本付き】転職活動の職歴の正しい書き方と注意点
年 | 月 | 職歴 |
2015 | 4 | 株式会社〇〇 入社 |
大阪第一営業所 法人営業部に配属 | ||
新規顧客開拓を担当 | ||
2018 | 3 | 一身上の都合により退職 |
2019 | 4 | 株式会社〇〇エージェンシー 入社 |
本社 広告営業局 東北営業部に配属 | ||
現在に至る |
※以上は省略しています。
履歴書の職歴欄には応募先企業にこれまでの職務経歴を知ってもらう目的があります。そのため、社名や雇用形態、入社・退社の年月など正確に記載しなければなりません。
入退社年を和暦or西暦表記で統一していないなど記載ミスが多いと、読みにくい書類になってしまいます。
すると、「能力が低い」「仕事でもミスが多いかも」と採用担当者からの信頼を失ってしまうかもしれません。
そこでここでは、転職活動の職歴の正しい書き方と注意点を見本付きで紹介します。
【見本付き】転職活動の職歴の正しい書き方と注意点
- 社名や所属署名は正式名称で記載する
- 職歴はすべて正確に記載する
- 雇用形態を記載する
- 退職理由も簡潔に記載する
- 在職中or退職後で記載方法が異なる
社名や所属部署名は正式名称で記載する
転職活動で職歴を書く際の1つ目の注意点は、社名や所属部署名を正式名称で記載することです。
株式会社を(株)と省略したり、前株or後株の表記を間違えたりしないようにしてください。
- (株)〇〇→株式会社〇〇
- (有)〇〇→有限会社〇〇
- 株式会社〇〇→〇〇株式会社(正式名称が後株の場合)
- 合併や出向により、会社名が変わった場合はその旨も記載しましょう。
職歴はすべて正確に記載する
転職活動で職歴を書く際の2つ目の注意点は、職歴をすべて正確に記載することです。
なぜなら、職歴が抜けていると経歴詐称に当たるため。アルバイト以外は短期間の勤務だったとしても必ず記載してくださいね。
転職回数が多く、職歴欄に記載しきれない場合は、職歴欄の多い履歴書を利用するなど工夫しましょう。
- 経歴詐称がバレると、内定取り消しや解雇になる可能性があります…。
前職調査や雇用保険・源泉徴収・年金手帳の提出時など入社前後で前職の経歴が判明する場合は多いので、誤魔化すのはおすすめできません。
雇用形態を記載する
転職活動で職歴を書く際の3つ目の注意点は、雇用形態を記載することです。なぜなら、雇用形態を偽ることも経歴詐称に当たるため。
正社員以外の勤務の場合は、会社名の後に雇用形態を記載しましょう。
- 契約社員の場合:〇〇株式会社(契約社員)
- 派遣社員の場合:〇〇(派遣会社名)より◎◎(派遣先企業名)に派遣
- アルバイトの場合:〇〇株式会社(アルバイト)
退職理由も簡潔に記載する
転職活動で職歴を書く際の4つ目の注意点は、退職理由も簡潔に記載することです。なぜなら、退職理由は面接で伝えた方がリカバリーしやすいため。
例えば、退職理由が「キャリアチェンジのため」だったとしても、職歴欄までは退職に至る経緯を説明しきれません。
採用担当者によっては余計な勘繰りをしてしまい、書類選考で落されるかもしれないんです。
そのため、職歴欄では、具体的な退職理由は表記しないようにしましょう。
在職中or退職後で記載方法が異なる
転職活動で職歴を書く際の5つ目の注意点は、在職中or退職後で記載方法が異なることです。
在職中のまま転職活動をしている場合は、職歴欄の最後に「現在に至る」と記載してください。
在職中の場合
年 | 月 | 職歴 |
2018 | 4 | 株式会社〇〇 入社 |
現在に至る |
一方、既に前職を退職している場合は自己都合退職or会社都合退職で自分に当てはまる方を記載しましょう。
ここがポイント
自己都合退職とは、自分から希望して退職する場合のこと。転職・結婚・介護のための退職など。
ここがポイント
会社都合退職とは、退職を余儀なくされる場合のこと。経営破綻や業績悪化による労働契約の解除、給与の未払い、退職推奨、ハラスメントでの退職など。
自己都合退職の場合
年 | 月 | 職歴 |
2018 | 4 | 株式会社〇〇 入社 |
2021 | 3 | 一身上の都合により退職 |
会社都合の場合
年 | 月 | 職歴 |
2018 | 4 | 株式会社〇〇 入社 |
2021 | 3 | 会社都合により退職 |
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採用担当者は履歴書の職歴から職業観が見える
採用担当者は採用のプロです。所属していた会社の業種・規模・職種を見れば、働き方や積んできた経験、スキルがある程度想像できます。
- 大手企業:「社内のコミュニケーションが上手い」「安定志向」など。
- ベンチャー企業:「人一倍成果を出すことに重きを置いている」「出世欲が強い」など。
書類選考の時点で「自社の業績に貢献できそう」「応募部署の社員と相性が良さそう」など仮説を立てています。
そのため、転職活動で自社とのマッチ度合いを測る材料として職歴は重宝される傾向があるんです。
転職活動で正社員以外の職歴がある場合の書き方
「正社員以外の職歴は履歴書にどのように記載するのか?」「正社員以外の経験は評価されるのか?」と悩んでいる人もいるかもしれません。
実際、私も転職活動時は「アルバイト経験を記載してアピールになるのか?」と不安でした。しかしですね。正社員以外の経験が内定獲得につながったりするんです。
そこでここでは、転職活動で正社員以外の職歴がある場合の書き方を紹介します。
転職活動で正社員以外の職歴がある場合の書き方
- 自営業・個人事業主:屋号・職種・業務内容を記載する
- 派遣社員:履歴書に派遣会社を記載・派遣先と仕事内容は職務経歴書に記載する
- アルバイト:職歴が少ないorアルバイト経験をアピールしたい場合は記載する
自営業・個人事業主:屋号・職種・業務内容を記載する
自営業・個人事業主の場合は屋号・職種・業務内容を記載しましょう。履歴書に記載する開業日は税務署に提出した「開業届」に記載した日付です。
応募企業の業務に関連する場合は大きなアピールポイントになるので、職種や業務内容を書いておくべきですね。
税務署に廃業届を出した場合は「廃業」と記載し、現在も仕事を続けている場合は「現在に至る」と記載してください。
年 | 月 | 職歴 |
2018 | 8 | 個人事業主として開業 屋号:〇〇 |
職種:ライター | ||
記事の企画・取材・執筆まで請け負う | ||
2021 | 8 | 一身上の都合により廃業 |
派遣社員:履歴書に派遣会社と派遣先を記載・仕事内容は職務経歴書に記載する
派遣社員の場合は、履歴書に派遣会社と派遣先を記載・仕事内容は職務経歴書に記載しましょう。
ただですね。応募企業に業務経験をアピールしたい場合は履歴書にも業務内容を記載しても問題ありません。
年 | 月 | 職歴 |
2020 | 4 | 株式会社〇〇に派遣社員として登録 |
〇〇株式会社にWEBデザイナーとして勤務 | ||
Webサイトのレイアウトの決定・デザイン・コーディングを担当 | ||
2021 | 3 | 契約期間満了のため退職 |
- 「契約社員はスキルや経験がない」と判断する採用担当者もいます…。
正社員と同等の業務をこなしていた人は備考欄を利用してみてください。正社員と同レベルのスキルや経験をアピールできれば、採用担当者に好印象を与えられるかもしれません。
そのため、備考欄には「雇用形態は契約社員ですが、正社員と同じ業務範囲を担当しておりました。」と記載しておきましょう。
アルバイト:職歴が少ないorアルバイト経験をアピールしたい場合は記載する
基本的には正社員の転職の場合はアルバイトの職歴を記載する必要はありません。
ただですね。職歴が少なかったり、応募先企業に関連するアルバイト経験があったりする場合は記載しましょう。
例えば、ファミリーレストランのアルバイト経験があった場合、飲食店での正社員の選考で有利になるかもしれません。そのため、応募企業によって記載するか決めてくださいね。
年 | 月 | 職歴 |
2018 | 4 | 株式会社〇〇 入社(アルバイト) |
ホールスタッフとして接客業務を担当 | ||
現在に至る |
【見本付き】転職活動の学歴の正しい書き方と注意点
年 | 月 | 学歴 |
2012 | 4 | 〇〇県立〇〇高等学校 入学 |
2015 | 3 | 〇〇県立〇〇高等学校 卒業 |
2015 | 4 | 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学 |
2019 | 3 | 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業 |
学歴欄も履歴書と同様に記載のミスがあれば、採用担当者のマイナス評価へつながります。そこでここでは、転職活動の学歴の正しい書き方と注意点を見本付きで紹介します。
【見本付き】転職活動の学歴の正しい書き方と注意点
- 学校名・学部・学科名は省略しない
- 高校(入学)から記入する
- 中退歴もきちんと記載する
学校名・学部・学科名は省略しない
学校名・学部・学科名を省略せずに、正式名称で記載してください。
- 県立〇〇高校→県立〇〇高等学校
- 〇〇大学〇〇学部→〇〇大学〇〇学部〇〇学科
- 入学・卒業した学校が同じでも「同上」と記載してはいけません。
高校(入学)から記入する
学歴をどこから書くかは明確な決まりがありません。ただですね。一般的には高校入学から記載しましょう。
なぜなら、高校以降は義務教育ではなく、自分で進路を決めている場合が多いため。
特に大学・短大・専門学校は正式名称で学科・学部・専攻まで記載することで、採用担当者に自分が学んできた分野をきちんと把握してもらえますよ!
中退歴もきちんと記載する
中退歴がある場合は「〇〇の事情により中途退学」など簡潔に記載してください。
- 中退歴を隠すと、履歴書に空白期間が生まれます。「この期間は何をしていたのか?」と面接で確実に説明を求められるので、嘘はつかないようにしましょう。
やむを得ない理由やポジティブな理由の場合は、マイナス評価になりにくいかもしれません。そのため、以下のような理由がある場合は必ず履歴書に記載するのをおすすめします。
- 経済的な事情により
- 家庭の事情により
- 留学のため
職歴欄の書き方に不安がある場合は履歴書添削してもらえる転職エージェントを利用すべき!
職歴の書き方に不安がある場合は履歴書添削してもらえる転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職のプロであるキャリアアドバイザーから無料でサポートを受けられるため。
特に応募書類の添削では毎回フィードバックがもらえます。職歴欄やその他の記述の改善点が分かるので、着実に内定へ近づいていけるんです。
- 無料カウンセリング
- 求人紹介
- 面接対策
- 応募書類の添削
- 内定後の収入交渉
- 面接日の日程調整
- 推薦状の記入
また、キャリアアドバイザーは企業の採用担当者と密接な関係性を築いており、企業の内部事情にも詳しいんです。
企業が欲している人材のスキルや性格などの情報は自己PRの作成に役立てられるため、選考突破率がグッと上がるかもしれません。
そのため、転職エージェントの利用をおすすめします。
既卒サービス「ハタラクティブ」
私が実際に使った中でおすすめしたいのは「ハタラクティブ」です。利用者のほとんどが既卒・フリーターで、社会人経験ゼロの人を対象に色々な就活支援をしてくれます。
- 求人の質が高く、既卒から上場企業の正社員になれる!
- 一人で就職活動をするより、圧倒的に内定しやすい
- 他社の3倍時間をかける、圧倒的に親身な就活サポート
求人の紹介だけでなく、既卒の就活を知り尽くしたキャリアコンサルタントによる、「自己分析サポート」「履歴書・エントリーシートの添削」「模擬面接」のサービスを提供していて、既卒の就職を徹底サポートしてくれます。興味がある人は以下をチェックしてみてください。
既卒サービス「第二新卒エージェントneo」
私も利用しましたが、特におすすめなのが「第二新卒エージェントneo」です。その名の通り、既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスです。就職/転職満足度No.1の実績を誇り、全てのサービスを無料で使うことができます。
- 担当コンサルタントが内定獲得まで完全フォロー
- 厳選した企業の未経験OK求人を紹介してもらえる
- サービスの満足度が高く過去実績も確か
過去に22,500人以上の支援実績があり、そのうち10,000人以上は職務経験無しの人達です。
未経験で活動の方法が分からないからこそ、イチから丁寧に教えてもらいたい。既卒という立場での活動だからこそ、きちんと準備して優良企業に入りたい。そんな人に向けたサービスとして、業界で確かな実績を残しています。
既卒サービス「マイナビジョブ20’sアドバンス」
マイナビジョブ20’sアドバンスは、大学・大学院を卒業した人で、未就業の方向けの就職支援サービスです。利用者の対象を絞っているため、普通の就活サイトよりもライバルが少ないのも特徴です。
- 既卒を積極的に採用している企業に多数出会える「特別選考会」へ案内してくれる
- 仕事擬似体験型研修があるから、就職後のミスマッチが少ない
- 最短2週間で内定をもらうことが可能
本来持っている、一人ひとりのパーソナリティを評価する選考会になるから、既卒で未就業という経歴がハンデになることもありません。
登録すると、個人の適性・志向性に合わせた職種別研修を行い、その中で仕事を疑似体験できるため、就職後とのイメージのギャップをおさえることができます。「せっかく就職したのに、嫌な仕事内容だった」なんてこともないでしょう。
実績として、最短2週間で内定を獲得できるため、スピーディーに就職したい人におすすめです。
※新宿・大阪オフィスに来社できる方のみを対象としたサービスになりますので、来社が難しい方はサポート対象外になります
履歴書を郵送・送付・持参する際に注意すべきポイントは?
履歴書を郵送・送付・持参する際に注意すべきポイントは以下の通りです。
- 郵送する場合:送付状とともにA4サイズのクリアファイルに入れる。書類が折れないようにするため。角形2号封筒or角形A4号封筒で郵送する。赤の油性ペンで「応募書類在中」と記載する。
- メールで送付する場合:メールの本文には挨拶や入社意欲なども記載する。「応募書類をお送りします(氏名)」と分かりやすい件名をつける。採用担当者が件名で判断できるようにするため。
- 面接時に持参する場合:履歴書の日付は持参する日を記載する。採用担当者から提出を求められたら封筒から取り出して渡す。宛名は不要だが、受付で提出する場合もあるので裏面に氏名と住所は記載しておく。
応募書類を郵便やメールで送る際に宛名が分からない場合もあるかもしれません。その場合は以下のように対処しましょう。
- 部署名だけ分かる場合:「部署名+御中」と記載する。例:「〇〇株式会社 人事部 御中」など。
- 部署名も採用担当者名も分からない場合:「採用ご担当者様」と記載する。
まとめ:転職活動の職歴の正しい書き方をマスターすれば採用担当者からのマイナス評価を防げる!
今回は見本付きで転職活動の職歴・学歴の正しい書き方と注意点や採用担当者が職歴から見ている点、正社員以外の職歴がある場合の書き方、履歴書を郵送・送付・持参する際に注意すべき点を紹介しました。
では、記事の内容をまとめます。
記事の内容まとめ
- 職歴欄を正しく記載することで採用担当者のマイナス評価を防げる
- 履歴書の職歴欄から採用担当者は職業観を見ている
- 転職エージェントを利用する
記載ミスの多い読みにくい書類を提出してしまうと、採用担当者からの信頼を失ってしまい、採用が遠のいてしまう可能性が高まります。
ただですね。記載する際に注意点を把握しておけば、書類の記載ミスでマイナス評価になることは防げるかもしれません。
採用担当者は履歴書の職歴欄から求職者の職業観を見ています。職歴は書き方次第でアピールできるので、業務内容などを記載するのもアリですね。
待遇の良い求人はすぐになくなってしまいます。転職を検討している方は、今回紹介した転職エージェントに無料相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。
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監修者プロフィール
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