この記事はこんな人向け
20代で働いた経験があるのはアルバイトのみ。就活を始めるにあたって、既卒生が転職エージェントを使用するのは、良い手段と言えます。転職エージェントは数が多く、とりあえず大手のマイナビエージェントに登録を検討している人もいるでしょう。
でも、それは本当に最善策なのでしょうか。結論から言って、既卒生がマイナビエージェントを利用することはおすすめできません。
既卒でもマイナビエージェントは利用可能で、初めての就活をサポートしてくれる転職エージェントです。私もアラサーまでフリーターだったので、マイナビエージェントで就活のいろはを学びました。しかし、結果的に内定を獲得したのは別のエージェントでした。
今回は実際の体験談をベースに「マイナビエージェントは既卒にとって使うべき転職エージェントなのか」をお伝えします。
目次
マイナビエージェントの特徴
総合評価
口コミ者の近況情報全項目を表示
- 求人情報の数:★3.3
業界大手の一角マイナビグループで豊富に揃う
- 業界の広さ:★3.3
どの業界の求人案件も多く揃っている
- 職種の多さ:★2.8
幅広い職種で仕事を探すことが可能
- 求人の質:★3.5
件数が多いので求職者の見極めが必要
- 紹介先会社の待遇/給与:★2.8
事前に希望を伝えれば比較的叶う
- 紹介先会社の規模/知名度:★3.8
大手から中小企業まで多くの会社の募集がある
- 書類作成/添削:★3.5
プロによる履歴書・職務経歴書の添削あり
- 面接対策:★3.5
プロによる模擬面接あり
- 選考のアドバイス:★3.5
比較的少なめという口コミが目立つ
- 業界の知識・経験:★4.3
長年の経験・ノウハウがあり知識量は豊富
- 分析・考察:★4.3
自己分析ツール「適職診断MATCH」が人気
- アドバイス/提案力:★3.8
アドバイスは嬉しいが紹介メールが異常に多いとの意見も
- 面談時の対応:★4.3
担当者によるが好意的な口コミが多い
- 電話/メールの対応:★4.3
早くて丁寧という意見が多数
- アフターフォロー:★3.5
内定後・入社後のフォローも充実
求人の質
マイナビエージェントの公開求人数は20,438件、非公開求人数は21,382件の業界でも3本の指に入る求人数を誇ります。(2020年3月現在)
求人の種類は大手企業だけでなく、中小企業の案件も充実しているのが特徴です。運営元のマイナビが全国各地に営業拠点を持っており、中小企業にも求人の営業をかけていることが関係しています。
対応の質
マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは各業界出身者が多いです。ここ数年間に他業界でバリバリ働いていた方も多く、志望業界が合致すれば、具体的な提案をしてもらえる強みがあります。
また、キャリアアドバイザー自身が転職経験者なので、転職者目線に立ってサポートしてくれます。
利用者の年齢層
マイナビエージェントは20代や第二新卒の転職に強みを持っているのが特徴です。 事実、公式サイトによると登録者の8割が34歳以下というデータが出ています。
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そこで、私が既卒として就活した時に利用した、「既卒歓迎」のホワイト企業の求人を紹介してくれる就職サイトをご紹介します。無料なので登録しておいて損はないと思います!
マイナビエージェントは既卒でも利用できるが…
マイナビエージェントは利用者の年齢層が20代と、若者の転職に役立つエージェントです。しかし、就労経験のない既卒生は手厚いサポートは受けられない可能性があります。
なぜなら、公式サイトにはマイナビエージェントの保有している求人情報について以下の記述がるからです。
これは「利用は可能ですが、あくまで転職者向けのエージェントのため、求人を紹介できる可能性は低め」という意味合いです。事実、経歴によって、利用を断られる場合もあるのが現状です。
選考に進めたとしても、中途採用枠のライバルは社会人経験者で既卒者やフリーターは不利になりやすく、内定を獲得しづらいでしょう。
ただ、20代の転職に強みのあるマイナビエージェントなので、未経験者を歓迎している求人なら勝機は0ではありません。
未経験の公開求人数は698件で全体の約30%程度です。「業界の未経験者」としてを募集しており、完全な未経験者を対象にしていない求人も含まれているため、既卒が応募できる求人はもう少し少なめですね。
実際にマイナビエージェントを利用してみた印象
私自身、既卒生としてマイナビエージェントで就職活動をしてみましたが、正直既卒生には使いづらい印象を受けました。
就活はエージェントの選び方次第で、内定獲得率は変わってきます。
ここでは実際にマイナビエージェントを利用してみた印象を紹介し、登録を検討している人の参考になれば幸いです。
実際にマイナビエージェントを利用してみた印象
キャリアアドバイザーの対応が丁寧
実際にマイナビエージェントを利用してみた印象は、キャリアアドバイザーの対応が丁寧なことです。なぜなら、登録者のボリューム層の20代は初転職が多く、右も左も分からない状態からサポートをしていくため。
私も初就活で進め方や応募方法を知らない状態からのスタートだったので、就活の基礎を学ぶには最適なエージェントという印象でした。
特に書類選考の通過率は他の総合エージェントが30%前後に対し、マイナビはエージェントは50%と応募書類の添削には定評があります。
私は応募書類の添削が良い印象でしたが、一方でこんな口コミもありました。
- 初回の面談時に職務履歴書を持参していきましたが、特に添削等はありませんでした。また、私が希望をしていなかったこともありますが、その後のエントリーシートの添削や面接対策などのフォローはありませんでした。
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求職者と向き合う姿勢があり、利益重視ではない
実際にマイナビエージェントを利用してみた印象は求職者と向き合う姿勢があり、利益重視ではないことです。
なぜなら、マイナビエージェントでは求職者の要望を聞き、慎重に提案してくれるので、的外れな求人を紹介されることが少ないため。
ここがポイント 転職エージェントのビジネスモデル・・・企業へ入社が決まった時、成功報酬として企業側から転職エージェントに求職者の給与の3分の1が支払られる。
他のエージェントではビジネスモデルがゆえに利益を出すため、求人紹介の数を増やし、積極的に求人へ応募させるケースが多いです。その分、希望していない求人が含まれていることが多々あります。
私はITの事務職やマーケティングを希望していましたが、スキルも実績もなく、紹介できる求人は多くありませんでした。
しかし、就職しやすい求人を紹介するのではなく、IT業界や事務職関係など希望に近い職種を紹介してくれました。
担当のキャリアアドバイザーの方によりますが、求職者が満足のいくような求人紹介を行なっています。
フジワラ
利益に固執せず、求職者の希望に沿った求人紹介をしてくれたキャリアアドバイザーの方には感謝しています。
キャリアアドバイザーの提案にやや不安あり
実際にマイナビエージェントを利用してみた印象は、キャリアアドバイザーの提案にやや不安あることです。
なぜなら、キャリアドバイザーとしての経験が浅いため。各業界の経験者のキャリアアドバイザーとして、経験業界の動向を教えてくれるなど精通した分野には強いです。
一方で経験していないジャンルの知識には疎いこともあります。私はIT業界を希望していたのですが、キャリアアドバイザーがITの知識に疎く、話が噛み合わない場面が何度かありました。
経験豊富なキャリアアドバイザーの場合、満遍なく業界の知識が有しているので的確な提案が可能です。
キヨちゃん
キャリアアドバイザーの経験の浅さはネックになってしまいますね。
歴史が浅く、転職ノウハウやデータが少ない
実際にマイナビエージェントを利用してみた印象は、歴史が浅く、転職ノウハウやデータが少ないことです。
ノウハウやデータが少ないと、利用者のケースに対応するマニュアルや型がなく、担当者よって対応の質にバラつきが出てしまいます。
そのため、内定を急かしてくるアドバイザーやレスポンスが遅いアドバイザーなど担当者にも当たり外れがあります。
また、公式サイトによると、業種別求人率で最も多いのがIT・通信と今後も伸びていく新しい業界です。
一方、不動産・建築、商社など古くからある業界との繋がりが薄く、老舗企業の求人はほとんどありません。
歴史の浅いことで、集められる求人も偏りが出てしまっています。
地方在住の既卒生は特に不向き
実際にマイナビエージェントを利用してみた印象は、地方在住の既卒生の利用に不向きであることです。
なぜなら、マイナビエージェントの面談拠点は東京・大阪・名古屋・福岡・札幌にしかなく、それ以外は電話対応になるため。
私は東京で就職活動をしていたため、面談や履歴書添削、面接対策などのサポート受けることができました。しかし、それでも既卒生というデメリットにより、内定獲得はできませんでした。
地方でサポートを受けられない既卒生は、なおさら時間だけを奪われてしまうリスクがあります。さらに求人も関東圏や地方中枢都市が中心なので、求人を探すことだけでも困難を極めます。
事実、関東エリアの未経験歓迎求人は442件、対して東北エリア37件と応募できる求人はほとんどありません。
ユウキ君
地方の既卒生が使うメリットはないに等しいですね。
既卒生は優先順位が低く、後回しにされてしまう
実際にマイナビエージェントを利用してみた印象として、既卒生は優先順位が低く、後回しにされてしまうことです。
なぜなら、社会人経験を有する方を対象とした求人が中心+転職エージェントのビジネスモデルは成功報酬制のため。
他の大手転職エージェントに比べると、利益主義ではないマイナビエージェントですが、利益を出さないといけない事業を続けていけなくなってしまいます。
市場価値の低い既卒生をサポートして就職させるより、他の社会人経験のある転職を支援した方がマッチングの可能性が高いのが現状です。
また、成功報酬は転職者の年収の3分の1のため、スキルと実績のある社会人の方が年収の高い企業へ紹介でき、利益率が高くなります。
フジワラ
正直、私もキャリアアドバイザーのレスポンスが遅く、後回しにされている感覚はありました。
同じマイナビなら既卒向けのサービスを使うべき
実はマイナビグループには、「マイナビジョブ20’sアドバンス」という既卒生向けの就職支援サービスがあります。こちらは学校を卒業してから3年以内で、1度も正社員として勤務していない人が対象です。
カウンセリングの受講や企業への応募から内定まで全てサポートしてくれて、専任のアドバイザーがついてくれるというもの。
適性診断をもとにしたキャリアカウンセリングをおこない、その人に向いている求人情報の提案をしてくれます。また、勤務地や給与の希望など丁寧にカウンセリングしてくれるので、マッチ度・満足度が非常に高いのが特徴。東京or大阪のオフィスに足を運べる人は登録必須と言ってもいいでしょう。
マイナビジョブ20'sアドバンス詳細を見てみるオススメは「既卒特化型 」 のサービス
上記で紹介したマイナビジョブ20’sアドバンスもそうですが、やはりオススメしたいのは「既卒に特化したサービス」です。
大手の総合型のエージェントは私のような既卒でも利用はできるけど、正直厳しいかなと感じてしまう人が多く、その理由は既卒では選べる求人が少なく、優先度が正社員経験より低いためでしょう。
実際、高い内定率が出ていますし、自身が内定獲得できたのもこちらでした。
私が使ったおすすめ【1】ハタラクティブ
ハタラクティブは応募書類の添削を徹底的にしてくれるので、書類選考の通過率が90%とかなり高い水準を誇っています。
私自身、書類選考に落ちていた時は経歴のせいだと考えていたので、応募書類の内容を気にしていませんでした。
しかし、担当のキャリアアドバイザーによって、募集企業のニーズに合った志望動機を完成させることができました。他の既卒の転職エージェントより求人の質が高く、利用者の内定先の51%が上場企業でした。
総合型のエージェントでは紹介してもらえないような企業に、ポテンシャルを評価してもらい採用される可能性があるので、面接へのモチベーションも上がります。
丁寧な面談により、求職者の希望にあった求人を紹介してくれるため、入社してからのミスマッチを起こさずにすみます。
私が使ったおすすめ【2】DYM就職
働き方は多様化していますが、世間のフリーターの印象は「将来のことを考えていない」「自堕落な生活を送っていそう」などあまり良いものではありません。
私もフリーター期間が長かったので、書類選考で落とされてしまうことが多く、面接で挽回するためにかなりの数の企業に応募していました。
しかし、DYM就職なら企業側と信頼関係を構築しており、書類選考や一次選考を免除してくれるので、履歴書を書きまくる苦労がいりません。
上記マイナビの調査データによると、既卒の就職成功率は過去3年間、45%前後とかなり低い水準です。
DYM就職は既卒就活について知り尽くしたキャリアドバイザーの手厚いサポートもあり、既卒の就職成功率は業界トップの96%を誇ります。
面談可能な拠点は全国28箇所あるため、地方でも対面でも面接のフィードバックを受けることができるのが強みです。
私が使ったおすすめ【3】UZUZ(ウズキャリ既卒)
UZUZはサポートにこだわっており、初回から2時間近いキャリアカウンセリングを行うことで、本人も認識していない適正やアピール材料を見つけ出してくれます。
「離職率が高い」「残業時間が長い」「ハラスメントがある」「求人情報と大きく異なる」などブラック企業は排除されており、それが入社後の定着率95%に繋がっています。
UZUZでは、塾講師フリーターの私も応募できる求人が多く、他のエージェントを利用した時よりも選択肢がかなり広がりました。
まとめ:既卒は総合型のマイナビエージェントより既卒特化型を使うべし!
この記事では、マイナビエージェントを使ってみた印象と既卒生が使うべき就職エージェントを紹介してきました。では、記事のポイントを求めます。
記事のポイントまとめ
マイナビエージェントは社会人経験を有する方を対象とした求人が中心なので、既卒生は応募できても内定を獲得できる可能性は低いです。
しかし、既卒特化型サービスなら就労経験がなくても、待遇の良い企業を紹介してくれます。既卒特化型サービスの求人企業は即戦力ではない未経験者を育成するプランのため、若い方が市場価値は高いです。
そろそろ就職を考えているけど、何から始めて良いか解らない人は、とりあえず既卒特化型サービスに相談してみると良いかもしれません。
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「マイナビジョブ20’sアドバンス」
あのマイナビが提供する既卒向けの就職支援サービスの決定版! -
「ハタラクティブ」
上場企業への就職を希望ならココ、内定率は80%以上! -
「DYM就職」
既卒・第二新卒に大きな強みを持つ。相談からの就職率は驚異の96%! -
「ウズキャリ既卒」
既卒/フリーター専門の就職支援サービスで就職内定率86%!サポートが親身で充実。
監修者プロフィール
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どちらかというと、これから初めての社会人になる人向けでなく、すでに社会人として働いている人向けの転職サービスという意味合いが強いですね。