「高卒フリーターから就職したい!」と思う一方で、
疑問
- 高卒フリーターから正社員として就職できるのか?
- 何歳までなら就職できるのか?
- 高卒フリーターから内定を獲得するコツを教えてほしい
と悩んでいませんか?
私の友人もフリーター時代は学歴で応募できる求人の幅が狭く、苦労していました。
でも、心配ありません。高卒フリーターならではの経験をアピールすることで就職できる可能性はグッと上がります。求人の選び方を工夫すれば、求めている企業に出会えるかもしれません。
そこで今回は高卒フリーターから優良企業への就職を成功させた友人へのインタビューを元に、状況別の高卒フリーターの正社員への就職の難しさや高卒フリーターと正社員に就職した人との格差、高卒フリーターが就職を成功させるポイント、就活で応募する求人でチェックすべきポイント、高卒フリーターが就職しやすい職種を紹介します。
目次
高卒フリーターの正社員への就職難易度は状況によって異なる!
高卒フリーターの正社員への就職難易度は状況によって異なります。実は高卒といった学歴よりフリーターとしてフラフラしていた期間の長さがネックになる可能性が高いです。
そこでここでは、状況別の高卒フリーターの正社員への就職の難しさを解説します。
高卒フリーターの正社員への就職難易度は状況によって異なる!
- 年齢:30〜40代は10〜20代に比べて就職が厳しくなる
- 性別:女性の方が男性より就職しにくい傾向がある
- 空白期間:フリーター期間が長いほど就職は不利になる
- 求人の少なさ:新卒枠・大卒向けの求人に応募できない
年齢:30〜40代は10〜20代に比べて就職が厳しくなる
高卒フリーターは、10〜20代より30〜40代の方が就職難易度が上がります。
なぜなら、30〜40代と年齢を重ねるにつれて、就業経験や専門的なスキルが求められるため。上司として部下をまとめるマネジメントスキルが重宝されます。
一方、10〜20代はポテンシャル採用されやすいです。若手人材を育成したい企業が多いため、業務を吸収して成長できる柔軟性や素直さが評価の対象になるかもしれません。
そのため、年齢を重ねるにつれて、就職難易度は上がりますね。
性別:女性の方が男性より就職しにくい傾向がある
高卒フリーターは、女性の方が男性より就職しにくい傾向があります。
事実、独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、25歳〜29歳までの男女別でフリーターから正社員になれた人の割合は男性が61.9%に対して、女性が40.8%でした。
(参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構 「第4回若者のワークスタイル調査」)
女性は20代後半〜30代の間に結婚・妊娠・出産など多くのライフイベントがあります。
空白期間:フリーター期間が長いほど就職は不利になる
高卒フリーターは、空白期間が長いほど就職は不利になるかもしれません。
事実、厚生労働省の調査によると、フリーター期間が6ヶ月以内の場合の就職率が64.0%に対して、1年以上の場合は52.2%まで下がっています。
(参照:厚生労働省 若年者雇用を取り巻く現状)
もちろん、資格や試験勉強をしていたり、家族の介護を任されていたりしたなどやむを得ない理由でフリーターを続けていた場合は不利になりにくいです。
ただですね。それ以外の理由で長期的にフリーターを続けていた場合は、採用したいと思う企業は減ってしまうかもしれませんね。
求人の少なさ:新卒枠・大卒向けの求人に応募できない
高卒フリーターは、新卒枠・大卒向けの求人に応募できません。高卒フリーターが応募できるのは中途採用枠の求人です。経験やスキルがある社会人経験者も多いので、不利になりやすいですね…。
企業によっては学校を卒業して3年以内なら新卒扱いを受けられる場合があります。しかしですね。基本的に新卒として応募できるのは大卒者のみである場合が多いです…。
高卒フリーターは新卒向け・大卒向けの求人に応募できないため、応募できる求人の範囲が狭い傾向があります。
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高卒フリーターと正社員に就職した人との5つの格差
高卒フリーターの就職難易度は高い傾向があります。しかしですね。このまま正社員として就職せずにアルバイト生活を続けていると、取り戻せない格差が生まれてしまうかもしれません。
そこでここでは最悪の事態を避けるために高卒フリーターと正社員に就職した人との格差を5つ紹介します。
高卒フリーターと正社員に就職した人との5つの格差
- 平均月収で大きく差が開く
- スキルアップしにくい
- 雇用が安定しない
- 社会的信用が低い
- 将来的にもらえる年金額に差が出る
平均月収で大きく差が開く
高卒フリーターと正社員では平均月収で大きく差が開きます。事実、厚生労働省の調査によると、フリーターと正社員それぞれの平均月収は以下の通りでした。
- 高卒正社員:32万4,200円
- 高卒フリーター:21万4,800円
(参照:厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況)
上記のように約10万円以上も差が開いてしまうんです。正社員の場合は昇給していく可能性が高いですが、フリーターの場合は昇給がほとんどありません。
加えて、病気や怪我で働けなくなった場合はその分の給料が下がってしまうリスクもありますね。
- フリーターは勤務先で社会保険完備されていない場合が多く、自分で国民年金や国民健康保険を支払います。
スキルアップしにくい
高卒フリーターは正社員と比較してスキルアップしにくいです。なぜなら、責任のある仕事は正社員が行う場合が多いため。
アルバイトは比較的簡単に退職できます。アルバイト社員に重要な仕事を任せた場合は、急に辞められてしまうと業務が滞ってしまうかもしれません。
そのため、スキルが蓄積していくような責任のある業務を任されないので、フリーターはスキルアップしにくいですね。
雇用が安定しない
高卒フリーターは雇用が安定しません。一方、正社員は大きなトラブルがない限り、解雇される可能性が低いです。
企業の経営が傾いた際に解雇されるのは、重要な仕事を任されていない非正規雇用のフリーターになりますね。
社会的信用が低い
社会的信用が低い場合はクレジットカードやローンの審査に通りにくくなります。なぜなら、正社員は安定した収入が確保できるので、返済ができると判断されやすいため。
前述した通り、フリーターは解雇されやすく、いつ収入が途絶えるのかが分かりません。そのため、将来的に車や住宅の購入を考えているなら正社員になった方が良いですね。
将来的にもらえる年金額に差が出る
高卒フリーターと正社員では将来的にもらえる年金額に差が出ます。なぜなら、正社員は厚生年金に加入しており、厚生年金と国民年金の両方を受け取れるため。
一方、フリーターは厚生年金に加入できないので、国民年金のみの受給になります。
事実、国民年金機構の発表によると、令和3年4月の年金額は以下の通りです。
- 国民年金(老齢基礎年金(満額)):65,075円
- 厚生年金(※夫婦2人分の老齢基礎年金を年金額):220,496円
(参照:国民年金機構 令和3年4月分からの年金額等について)
フリーターの場合は約6万円と、生活するのは厳しいかもしれません。そのため、かなりの額の貯金ができていないとずっと働き続けなければならない可能性もありますね…。
高卒フリーターが就職を成功させる5つのポイント
高卒フリーターから脱却するには早めに行動を起こす必要があります。なぜなら、空白期間が長引くと就職に不利に働くため。
ただですね。闇雲に求人へ応募して内定を獲得できるほど甘くはありません。
そこでここでは高卒フリーターが就職を成功させるポイントを5つ紹介します。
高卒フリーターが就職を成功させる5つのポイント
- フリーター特化型就職エージェントを利用する
- 未経験者歓迎の求人に絞って応募する
- 求人に応募する前に企業口コミサイトで評判をチェックする
- マナーや身だしなみで減点されないようにする
- アルバイトなど空白期間で得た経験をアピールする
フリーター特化型就職エージェントを利用する
高卒フリーターが就職を成功させるにはフリーター特化型就職エージェントを利用しましょう。なぜなら、就活のプロであるキャリアアドバイザーのサポートを無料で受けられるため。
学歴不問や未経験者歓迎の求人が多く、企業側は教育して戦力にしたいと考えています。そのため、学歴や経歴で不利になることはあまりありません。
また、面接対策では面接の度にフィードバックがもらえるため、改善点と良かった点が明確化されます。改善点だけを直していけば、内定へ確実に近づいていけるんです。
- 無料カウンセリング
- 求人紹介
- 面接対策
- 応募書類の添削
- 内定後の収入交渉
- 面接日の日程調整
- 推薦状の記入
選考の前にはキャリアアドバイザーから企業の採用担当者へ推薦状を送ってくれます。「空白期間はあるが、職種への適性あり」など不利な経歴をリカバリーしてくれる可能性が高いです。
既卒サービス「ハタラクティブ」
私が実際に使った中でおすすめしたいのは「ハタラクティブ」です。利用者のほとんどが既卒・フリーターで、社会人経験ゼロの人を対象に色々な就活支援をしてくれます。
- 求人の質が高く、既卒から上場企業の正社員になれる!
- 一人で就職活動をするより、圧倒的に内定しやすい
- 他社の3倍時間をかける、圧倒的に親身な就活サポート
求人の紹介だけでなく、既卒の就活を知り尽くしたキャリアコンサルタントによる、「自己分析サポート」「履歴書・エントリーシートの添削」「模擬面接」のサービスを提供していて、既卒の就職を徹底サポートしてくれます。興味がある人は以下をチェックしてみてください。
既卒サービス「第二新卒エージェントneo」
私も利用しましたが、特におすすめなのが「第二新卒エージェントneo」です。その名の通り、既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスです。就職/転職満足度No.1の実績を誇り、全てのサービスを無料で使うことができます。
- 担当コンサルタントが内定獲得まで完全フォロー
- 厳選した企業の未経験OK求人を紹介してもらえる
- サービスの満足度が高く過去実績も確か
過去に22,500人以上の支援実績があり、そのうち10,000人以上は職務経験無しの人達です。
未経験で活動の方法が分からないからこそ、イチから丁寧に教えてもらいたい。既卒という立場での活動だからこそ、きちんと準備して優良企業に入りたい。そんな人に向けたサービスとして、業界で確かな実績を残しています。
既卒サービス「マイナビジョブ20’sアドバンス」
マイナビジョブ20’sアドバンスは、大学・大学院を卒業した人で、未就業の方向けの就職支援サービスです。利用者の対象を絞っているため、普通の就活サイトよりもライバルが少ないのも特徴です。
- 既卒を積極的に採用している企業に多数出会える「特別選考会」へ案内してくれる
- 仕事擬似体験型研修があるから、就職後のミスマッチが少ない
- 最短2週間で内定をもらうことが可能
本来持っている、一人ひとりのパーソナリティを評価する選考会になるから、既卒で未就業という経歴がハンデになることもありません。
登録すると、個人の適性・志向性に合わせた職種別研修を行い、その中で仕事を疑似体験できるため、就職後とのイメージのギャップをおさえることができます。「せっかく就職したのに、嫌な仕事内容だった」なんてこともないでしょう。
実績として、最短2週間で内定を獲得できるため、スピーディーに就職したい人におすすめです。
※新宿・大阪オフィスに来社できる方のみを対象としたサービスになりますので、来社が難しい方はサポート対象外になります
未経験者歓迎の求人に絞って応募する
高卒フリーターが就職を成功させるには未経験者歓迎の求人に絞って応募しましょう。なぜなら、採用される可能性が高まるため。
職種経験者が優遇されている求人は新規プロジェクトの人員補充や退職社員のポジションの穴埋めなど即戦力を求めている場合がほとんどです。
経験者優遇と記載された求人で内定を獲得するのは難しいかもしれません…。
一方、未経験者歓迎求人の場合はライバルも未経験者なので、採用される可能性がグッと上がります。
入社後の研修やOJTが充実しているなど教育体制が整っている企業が多いため、未経験から活躍できる可能性も高いですね。
求人に応募する前に企業口コミサイトで評判をチェックする
求人に応募する前に企業の情報を口コミサイトで調べておきましょう。なぜなら、企業の実態を知り、入社後のミスマッチを防ぐため。
企業の採用担当者は求職者に入社してもらうことが目的なので、なかなか企業の実態を教えてくれません。そこで企業口コミサイトを使用しましょう。
企業口コミサイトは現職や退職した社員のリアルな口コミが記載されており、企業の実態を把握できるんです。悪い噂があれば、ブラックな求人に引っかかるリスクを軽減できるかもしれません。
そのため、企業口コミサイトを使用してから応募してみてくださいね。
マナーや身だしなみで減点されないようにする
いくら面接で良い回答ができても、身だしなみがだらしなかったり、ビジネスマナーが身についていなかったりすると、マイナス評価につながる可能性があります。
- 服装に汚れやシワはないか?
- 清潔感のある髪型か?
- 間違った敬語を使っていないか?
- 入退室のマナーを守れているか?
上記のような内容は自分では気づけない可能性があります。そのため、客観的なアドバイスがもらえるフリーター特化型就職エージェントで模擬面接を受けておきましょう。
アルバイトなど空白期間で得た経験をアピールする
高卒フリーターはアルバイトなど空白期間で得た経験をアピールしましょう。
例えば、業務内容が決まっているコンビニのアルバイトでも「効率的に品出しを行うため、常に品出しリストをレジ横に置いていた」など工夫した仕事があるかもしれません。
具体的なエピソードを交えて、自分で考えて仕事ができる人材であることをアピールしてみてくださいね。
高卒フリーターが就職活動で応募する求人でチェックすべき3つのポイント
初めての就職活動の場合は求人で見ておくべきポイントが分からないかもしれません。
待遇の良さそうな求人を選んだつもりでも、チェックすべきポイントや用語を把握していない場合は入社後に後悔する可能性があります。
そこでここでは、高卒フリーターが就職活動で応募する求人でチェックすべきポイントを3つ紹介します。
高卒フリーターが就職活動で応募する求人でチェックすべき3つのポイント
- 完全週休2日制か
- 固定残業制度ではないか
- 雇用形態は正社員か
完全週休2日制か
高卒フリーターが就活で応募する求人でチェックすべきポイントは、完全週休2日制かどうかです。なぜなら、完全週休2日制と週休2日制は意味がかなり異なるため。
- 完全週休2日制:週に2日は必ず休みがある
- 週休2日制:月に1回は週に2日休みがある
完全週休2日制の場合はカレンダー通りに休みが取れる場合がほとんどです。一方、週休2日制の場合は月に数回は土日出勤があることを覚悟した方が良いかもしれません。
年間休日に大きく差が開くので求人情報をきちんとチェックしておきましょう。
ちなみに年間休日が120日あると、毎週土日休み+祝日休みの場合が多いですね。
固定残業制度ではないか
ここがポイント
固定残業制度とは、給与の中にあらかじめ一定時間分の残業代を含ませておく制度のこと。例えば、「月20時間の残業代を含む」と求人票に記載されている場合は月20時間まで残業代は出ない。
固定残業制度を取り入れている企業は避けた方が良いですね。なぜなら、固定残業制度を取り入れている企業は残業時間が長かったり、繁忙期がかなり忙しかったりするため。
友人の前職は30時間の固定残業制度を取り入れていましたが、実際80時間近く残業する月が多かったそうです…。
そのため、固定残業制度を取り入れている企業は避けた方が無難かもしれません。
雇用形態は正社員か
高卒フリーターが就活で応募する求人でチェックすべきポイントは、雇用形態が正社員かどうかです。なぜなら、求人サイトでは契約社員の募集が多く、間違えて応募してしまう可能性があるため。
正社員登用制度がない契約社員の場合はずっと契約社員のまま契約期間満了で退職する可能性があります。
ここがポイント
正社員登用制度とは、アルバイトやパートなど非正規雇用者を正社員に転換する制度のこと。
- 業務委託求人は会社員ではなくフリーランスの働き方になります。保証の手薄さや給料が歩合制など社会人経験がない人には難しい働き方かもしれません。
そのため、正社員の求人に応募しましょう。
高卒フリーターが就職しやすい職種は?
ここでは未経験の高卒フリーターが就職しやすいおすすめの職種をまとめました。気になる職種があれば、チェックしてみてくださいね。
- プログラマー:IT業界は技術の発展により、人材の確保が必要なため。スキル次第でキャリアアップしやすい。
- 介護職:高齢社会の日本では需要がある職種のため。実務経験を積みながら資格取得も目指せる。
- 営業職・販売職:コミュニケーション能力や人柄が重視される傾向にあるため。
- 事務職:学歴や経験を問わない場合が多く、高卒の女性でも目指しやすいため。ただ、倍率が高い傾向があるので注意。
- 施工管理:建設業界では労働者の高齢化が進んでいるため。学歴より実力が重視される。
まとめ:高卒フリーターは就職できる!早めに行動を起こす必要がある!
今回は状況別の高卒フリーターの正社員への就職の難しさや高卒フリーターと正社員に就職した人との格差、高卒フリーターが就職を成功させるポイント、就活で応募する求人でチェックすべきポイント、高卒フリーターが就職しやすい職種を紹介しました。
では、記事の内容をまとめます。
記事の内容まとめ
- 求人でチェックすべきポイントを把握する
- 空白期間が長い場合は就職難易度が上がる
- フリーター特化型就職エージェントを利用する
求人は「完全週休2日制か」「固定残業制度ではないか」「雇用形態は正社員か」をチェックしてみてください。入社後に後悔しないように把握しておくことをおすすめします。
高卒フリーターの中でも空白期間が長い場合は就職難易度が上がります。フリーター期間がこれ以上伸びてしまうとかなり不利になるため、早めに行動を起こしましょう。
正社員への就職を検討している場合は、今回紹介したフリーター特化型就職エージェントに無料相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。
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監修者プロフィール
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