この記事はこんな人向け
将来に不安を感じ、フリーターからの脱却を考えている20代。これ以上フリーター期間が長引くと、就職の難易度は上がっていきます。現時点でも不利な状況で、戦略なしに就活をしても内定を獲得することは難しいでしょう。
しかし、心配ありません。フリーターが選考に落ちる原因を知り、正しい対策をすれば、きちんとした会社で働くことができます。私もアラサーまで塾講師のアルバイト経験しかありませんでしたが、内定を獲得することができました。
今回は実際の体験談をベースに、フリーターの人でも安定した仕事に就くためのノウハウをお伝えします。
フリーターが就職できない・選考に落ち続ける原因7選
20代のうちは若さにより、ポテンシャル採用をしてくれる企業もあるので、就職すること自体は難しくありません。
しかし、「数を打てば採用される」でやみくもに就職活動をしていると、内定獲得は遠のいてしまいます。
ここでは、フリーターが選考に落ち続ける原因を具体的に解説していきます。
フリーターが就職できない・選考に落ち続ける原因
就活の軸がない
フリーターが選考に落ち続ける原因の1つ目は、就活の軸がないため。
ただ就活するだけでは、自分にマッチした企業は見つかりません。就職活動の軸とは、仕事に対する価値観や将来のビジョンのことです。
企業側も就活の軸や強みが自社と合致する求職者の場合、戦力になる可能性があるため、採用しやすくなります。また、就職活動の軸がないと、志望動機も明確にならず、自己PRもできません。
ありきたりな志望動機・自己PRになっている
フリーターが選考に落ち続ける原因の2つ目は、ありきたりな志望動機・自己PRになっているため。
「数を打てば就職できる」とやみくもに活動していると、企業研究が足りてないため、説得力のある説明ができません。どんな企業にも当てはまるような薄い内容では、採用しようとは思わないはずです。
例えば、求人広告の営業職を受ける「同業他社にはない会社の業務内容に惹かれた」という理由のAさんと「様々な業界に関わる仕事がしたいから」という理由のBさんがいます。
この場合、企業研究により、入社意欲の高さが伺えるAさんの方が評価されやすいです。
Bさんの志望動機だと他の業界や企業にも当てはまるので、「うちじゃなくても良くない?」と面接官に突っ込まれてしまいます。
必ず、受ける企業ごとに企業研究をして、志望動機と自己PRは変える必要があります。
空白期間が長く、年齢がネックになっている
フリーターが選考に落ち続ける原因の3つ目は、空白期間が長く、年齢がネックになっているため。
若いうちはスキルなし・未経験からでも戦力として育成目的で採用してくれる企業も多いです。
しかし、歳を重ねると、実績やスキルを求められる傾向があり、応募できる職種が少なくなります。
事実、厚生労働省の調査によると、フリーター期間が半年以内の場合の正社員になれた割合は64.0%に対して、フリーター期間が3年を超える場合は48.9%となっています。
また、フリーターの場合は能力面だけでなく、以下のような懸念点があり、企業から敬遠されてしまいます。
空白期間の長さは就職活動に不利に働いてしまいます。
面接官の質問に答えられず、詰まってしまう
フリーターが選考に落ち続ける原因の4つ目は、面接官の質問に答えられず、詰まってしまうため。
働き方も多様化してきましたが、フリーターに対して「将来について考えが甘い」「だらしない」などマイナスな印象を持っている人も少なくありません。
短期離職は採用コストが無駄になってしまうため、企業側としては長期定着できる人材を求めています。
フリーターがよく聞かれる質問は、以下の通りです。
答えにくい質問のため、回答を考えておかないと戸惑ってしまいます。
長期的に働いていける人材かを見極める質問ですが、厳しい質問は面接官から責められている気分になりやすいです。そこで後ろ向きな発言をしてしまうと、ネガティブな印象な付いてしまいます。
マナーや服装など第一印象が悪い
フリーターが選考に落ち続ける原因の5つ目は、マナーや服装など第一印象が悪いため。
初対面の数秒で人の印象はほとんど決まると言われています。応募書類の内容や面接での受け答えも重要ですが、外見の印象も大切です。
実際、外見から好印象を与えられる人は内勤でも外勤でも活躍しやすいので、企業側としては採用したくなります。
面接慣れしておらず、緊張してしまう
フリーターが選考に落ち続ける原因の6つ目は、面接慣れしておらず、緊張してしまうため。
労働条件や職種にこだわりすぎるあまり、受ける企業数を限定すると、面接の場数を踏んで慣れことができず、緊張から本来のパフォーマンスを発揮できません。
自分の希望の求人を見つけることも重要ですが、ある程度の妥協も必要です。また、元からあがり症の人で面接が苦手な人もいると思います。
私自身、あがり症で人前で話すことは得意ではありません。しかし、企業に面接を受けに行くことに慣れると、面接という非日常が日常になっていくため、緊張は多少緩和されていきました。
就職活動の行動量が少ない
フリーターが選考に落ち続ける原因の7つ目は、就職活動の行動量が少ないため。
私もメンタルが弱いので気持ちが分かるのですが、面接に落ちるとショックを受けてしまい、なかなか次の行動に移せない人がいます。
例えば、3月上旬に最終選考に落ちた場合、気持ちを切り替えることができず、「4月から再スタートしよう」と考えます。
しかし、期間が空いてしまうと、慣れていた面接で緊張したり、前の選考の反省点を活かすことも難しくなってしまいます。応募したかった求人の募集が終わっていることもあるため、就活の行動量を落としてはいけません。
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どこにも就職できない人はどうする?フリーターの就職対策7選
就職できない人の特徴として、対策を立てずに就職活動に臨んでしまっていることが挙げられます。
もしも、対策を立てずにラッキーで就職できたとしても、社風や仕事内容が合わない企業に入社してしまう可能性もあります。
自分の理想に近い企業に就職するために、フリーターの就職対策法を紹介します。
フリーターの就職対策
自己分析を行い、就活の軸を見つけておく
フリーターの就職対策の1つ目は、自己分析を行い、就活の軸を見つけておくことです。なぜなら、就活の軸がない人は自分には合わないような求人にも応募してしまうため。
自己分析を怠ると、自分の適性が分からず、向いている仕事が分かりません。向いている仕事を見つけるまで、たくさんの企業を受けることになり、就活の期間が伸びしてしまいます。
そのため、就職活動の軸を考えることが大切です。就職活動の軸の見つけ方は、以下の内容を突き詰める必要があります。
キヨちゃん
自己PRや志望動機は自分をよく見せるために盛ったり、嘘をついたりせず、正直に話してください。相手は面接のプロなので、嘘は辻褄が合わなくなったり、見抜かれる可能性があります。
企業研究を徹底的に行う
フリーターの就職対策の2つ目は、企業研究を徹底的に行うことです。なぜなら、企業研究を疎かにすると、志望動機で説得力のある説明ができないため。
企業研究の目的は、仕事内容や社風から応募する企業が求職者に求めているポイントを汲み取り、アピールすることです。
しかし、企業側に合わせるのでなく、自分の強みを生かして活躍できる企業か、事前に企業研究をして確かめる感覚が大切です。企業研究に使えるツールは、以下の通りです。
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「カイシャの評判」
日本最大級!社員・元社員による250万件の口コミサイト -
「Open Work」
社員・元社員から独自に収集した企業の評価・レビューを共有。
- 企業研究をおろそかにしていると、入社後のミスマッチが起こりやすいです。
ネガティブな質問には、肯定的な回答を考えておく
フリーターの就職対策の3つ目は、ネガティブな質問に肯定的な回答をできるようにしておくことです。なぜなら、フリーターが必ず聞かれる質問のため。
マイナスイメージの強いフリーターですが、この回答でフリーター期間での学びを話すことで良い印象を付けることも可能です。
「フリーター期間に何をしていたか?」という質問に対して、回答は以下の通りです。
回答例
レンタルビデオショップでバイトリーダーしていました。人気作の関連作品の棚を作り、お客様が手に取りやすいような配置にすることを心がけました。結果、店舗売り上げが県1位を達成することができました。
自分がおすすめしたい商品だけではなく、お客様のニーズを考えることが仕事では重要だと学びました。
仕事への姿勢や学んだことを話せば、責任を持って働いてくれる印象になるため、マイナスイメージの払拭に繋がります。
身だしなみを整え、最低限のビジネスマナーを身につけておく
フリーターの就職対策の4つ目は、身だしなみを整え、最低限のビジネスマナーを身につけておくことです。
なぜなら、初対面の数秒で人の印象はほとんど決まってしまうため。
これだけを守るだけで、面接官への印象アップに繋がります。
詳しいビジネスマナーについては以下の記事でしっかり抑えておくのがおすすめです。
面接対策及び実践の面接に何度も挑戦する
フリーターの就職対策の5つ目は、面接対策及び実践の面接に何度も挑戦することです。なぜなら、面接は場数をこなすことが重要なため。
転職エージェントでの面接対策を行い、キャリアアドバイザーからフィードバックをもらい、問題点を改善していくのがおすすめです。
ある程度面接の質問のパターン化されていますし、キャリアアドバイザーは受ける面接の質問内容を教えてくれる場合もあります。
ユウキ君
いきなり本命の企業だとを緊張しまうので、まずは面接に慣れる気持ちで別の企業を受けてみるといいですね。
私の経験上、話すのが苦手な人はうまく話そうとせず、「伝えたいだけ伝わればいい」ぐらいの気持ちで話すと上手くいきます。
本番で上がってしまい、頭が真っ白になってしまう人は、練習と一字一句同じように話そうとしていませんか。おすすめの方法は、以下の通りです。
③の流れは以下の通りです。
ここがポイント 私の長所は「行動力」→レンタルビデオ店のアルバイトで発揮された→店舗で売り上げを競う期間があった
短文で伝える必要のある箇所だけ覚えておき、言葉のニュアンスさえ合っていれば、話は十分に伝わります。
落ちてしまった選考を分析して、次に活かす
フリーターの就職対策の6つ目は、落ちてしまった選考を分析して、次に活かすことです。なぜなら、選考でのミスを修正していけば、内定を獲得できる可能性が高まるため。
落ちてしまった選考を分析しながら、同時進行で別の求人に応募し、就活を進めてください。
また、落ちてしまったことは自分のミスが理由とは限りません。例えば、応募者に経験者がいれば、経験者を採用するのは普通ですし、企業の社風にベストマッチしている人が他にいた可能性もあります。
落ちた理由を考えても、被害妄想してしまうだけなので、落ち込むよりも次にどう活かすかを考えることが大切です。
転職エージェントに無料相談する
フリーターの就職対策の7つ目は、転職エージェントに無料相談してみることです。
なぜなら、一人で就活するよりも、就活のプロのキャリアドバイザーのサポートがあった方が内定を獲得しやすいです。
転職エージェントでは主に以下のサポートを受けることができます。
担当のキャリアアドバイザーに就活について分からないことは何でも質問することができ、自分の希望条件にあった求人を紹介してくれます。
また、「体育会系」「優しめの人が多い」など企業の社風についても教えてくれるため、ミスマッチを減らすことが可能です。
面接対策や履歴書添削までサポートがあり、心が折れそうになっても、キャリアアドバイザーと二人三脚で、内定獲得まで挑戦し続けることができます。
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人気企業に転職成功した職務経歴書を参考にしよう
人気企業に転職成功した人は、どのような職務経歴書を作成したのでしょうか。
転職成功者の回答から、考え方、アピールポイントを学んでみましょう。
「職務経歴書完全攻略まとめ」では、なかなか見ることのできない職務経歴書を数多く掲載しています!
まとめ:フリーターでも就職できる!転職エージェントを利用するのがおすすめ!
この記事では、フリーターが選考に落ち続ける原因と就職する方法を紹介してきました。では、記事のポイントをまとめます。
記事のポイントまとめ
フリーターから就職することは、正しい自己分析や企業分析、面接対策を行えば、難しくありません。
しかし、フリーター期間が伸びるほど、就職の難易度は上がっていくので、注意が必要です。
そろそろ就職を考えているけど、何から始めて良いか解らない人は、とりあえず無料の転職エージェントに相談してみると良いかもしれません。
監修者プロフィール
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