この記事はこんな人向け
高校を卒業して以来、フリーターをしている20代。どんな仕事に就きたいかは、まだ決まっていません。迷うことに時間をかけて、歳を重ねてしまうと、正社員には就職しづらくなってしまいます。
しかし、心配ありません。高卒フリーターでも就職活動と仕事選びのコツを知っていれば、待遇の良い職につくことは可能です。私の友人も高卒で数年間フリーターでしたが、内定を獲得することができました。
今回は高卒の人におすすめの就職先をランキング形式で紹介していきます。
目次
高卒の就職率は高い!しかし、新卒から時間が経つと需要は下がる
文部科学省の調査によると、新卒の高卒者の就職率は98.2%と高い水準となっており、かなりの売り手市場であることが伺えます。
(参照:文部科学省 平成31年3月高等学校卒業者の就職状況)
つまり、高校在学中に就職活動を行なっていた場合は、ほとんどの人がなんらかの職についているということです。
しかし、卒業後にフリーターを経由し、高卒の既卒生になってしまうと、応募できる求人は一気に減り、簡単に就職はできません。

事実、厚生労働省の調査によると、20代でフリーター期間が半年未満で正社員になれた割合は64.0%に対し、1年以上になると、52.2%まで下がってしまいます。
そのため、高卒フリーターは、早めに就職活動をすることが就活成功の近道です。
既卒/フリーターの就活に強い!無料登録しておくべき神サイト
既卒で就職活動を頑張りたいけれど、「どんな就職サイト/サービスを使って就活すればいいの…?」と、悩んでいませんか?
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高卒の企業規模別の給与面の違い
厚生労働省の調査によると、高卒の平均給与は男性が291.0万円でした。 (参照:厚生労働省 平成30年賃金構造基本統計調査)

高卒の男性の生涯年収は約2億5000万円となっていますが、これは企業ごとに大きな差があります。

企業の規模別に見ると、1000人以上の規模の会社では2億8000万円に対し、10〜99人規模の会社では2億1000万円と、7000万ほどの差が出ています。
同じ高卒とはいっても、務める会社の規模によって大きな収入の差が生まれるんです。高卒でも十分に稼ぐことはできるので、しっかり就活して待遇の良い企業を目指した方がお得です。
【高卒向け】私が本当におすすめする就職先(業界)ランキングBEST5

多くの企業は「大卒以上」という条件があり、高卒の既卒生の就職活動は不利になりがちです。しかし、学歴の縛りなしに応募でき、高収入や将来性の高い業界も存在します。
そこで今回は、私が本当におすすめしたい就職先(業界)をランキング形式で紹介します。
1位:IT業界
私が本当におすすめしたい就職先1位は、IT業界です。
どの業界にもIT技術が取り入れてられていく一方で、IT技術を持った人材は不足しています。そのため、多くのIT企業では未経験者を採用し、教育していく環境が整っています。
IT業界は今後も市場を拡大していきますし、技術の汎用性が高く、業界内での転職に困ることはありません。
2位:建設業界
私が本当におすすめしたい就職先2位は、建設業界です。
自分の仕事で携わった成果が建築物として見に見えるため、やりがいを感じやすいのがメリットです。
事故が起こらないように工事を進めるため、現場のまとめ役の施工管理職なら、高卒で未経験からでも就職できます。
3位:製造業界
私が本当におすすめしたい就職先3位は、製造業界です。
製造業界の高卒の人は工場に勤務する場合が多く、黙々と単純作業していくイメージがあります。
しかし、他の部署への連絡もあり、ある程度のコミュニケーション能力も必要な仕事です。
製造業界は大企業が高卒枠の求人を出している場合も多く、福利厚生のしっかりした工場で働くことができるんです。
プライベートを充実させることができ、仕事へのモチベーションも上がりやすいですね。
4位:不動産業界
私が本当におすすめしたい就職先4位は、不動産業界です。
不動産業界には、商業施設やビルの開発、マンションや一戸建て住宅の販売、賃貸物件の仲介など様々なジャンルの仕事があります。
営業職やアドバイザーなど人と接する仕事も多く、トーク力がある人におすすめです。
仕事をしていくと、お客さんのニーズを見抜く提案力も必要になっていくため、同時に磨いていく必要があります。
キヨちゃん
宅地建物取引主任者など資格があれば、業界内で重宝されやすいので、資格取得も検討していきたいですね。
5位:福祉・介護業界
私が本当におすすめしたい就職先5位は、福祉・介護業界です。
超高齢社会の日本において、福祉・介護業界は慢性的な人手不足に陥っています。
そのため、人材育成や採用に力を入れている施設や企業が多く、未経験の高卒でも就職しやすいです。資格を取得すると業務の幅が広がり、手当もつくため、国家資格である介護福祉士を取ることをおすすめします。
まだまだ給与面は高いとは言えない福祉・介護業界ですが、国が力を入れていく分野にされているので、どんどん待遇は良くなっていく可能性が高いでしょう。
高卒で就職するメリット
今は大学進学率もかなり高くなっており、高卒の人は少数派になってきています。しかし、以下のような高卒で就職するメリットもあります。
高卒で就職するメリット
待遇の良い大企業への就職も可能
高卒で就職するメリットは、待遇の良い大企業への就職も可能なことです。なぜなら、大企業には高卒枠での採用があるため。
大卒は大卒で括られるため、学歴フィルターにより、高学歴が有利に働く場合が多いです。一方、高卒枠は大卒枠とは別に作られているため、大卒者と枠を争う必要がありません。
また、10〜99人規模の会社の大卒・大学院卒社員の生涯年収が2億6000万円に対し、1000人以上の規模の会社の高卒社員は2億8000万円と大卒より生涯年収が高くなることもあります。(参照:ユースフル労働統計2019)
厚生労働省が定めた「青少年雇用機会確保指針」によると、卒業後3年以内は新卒枠に応募できるので、高卒の既卒生にもチャンスがあります。

学費の節約になる
高卒で就職するメリットは、学費の節約になることです。
初年度納付金の平均額は国立大学で75万〜95万程度、私立大学で130万程度と、かなりの額を負担しなければなりません。
学費は親に学費を払ってもらっている人と奨学金を借りている人に分かれます。奨学金を使って進学すると、全額免除や一部免除ではない場合、十数年先まで返済に追われる日々が確定しています。
高卒の人は学費を奨学金の返済もないため、給料を自分の好きなことに使える金額が多いのはメリットですね。
高卒で就職するデメリット
しかし、残念ながら、大学を出ている方が有利とされる場面が多く、高卒が不利になることもあります。
ここでは、具体的に高卒で就職するデメリットを紹介していきます。
高卒で就職するデメリット
大卒との生涯年収の差が開く
高卒で就職するデメリットは、大卒との生涯年収の差が開くことです。
なぜなら、大卒と高卒では初任給の時点で金額に差がついているため。

厚生労働省の調査によると、平均初任給の大卒が20万6000円に対して、高卒は16万5000円と、入社の時点で5万円近い差があります。
そのため、生涯年収では高卒は2億5000万円に対して、大卒は3億5000万円と1億円近い差がついてしまいます。
ユウキ君
同じ業務内容なのに大卒の方が給料が高いと、「何で?」と不満に思ってしまいますよね。
高卒だと就職先の選択肢が狭まる
高卒で就職するデメリットは、高卒だと就職先の選択肢が狭まることです。なぜなら、募集の条件を「大卒以上」にしている企業は多いため。
厚生労働省の「募集・採用における年齢制限禁止について」によると、今は求人における年齢制限を禁止しています。
年齢にとらわれない、人物・能力重視の採用を行うことが義務づけられていますが、未だに学歴を条件にしている企業は多いです。
フジワラ
世間の評価は大卒の方が高く、高卒よりも仕事ができるイメージがあるようですね。
高卒流の仕事の選び方
では高卒の既卒者が内定を獲得することは、大卒に比べると、難易度は高めです。
しかし、仕事の選び方を工夫すれば、今からでも待遇の良い企業を目指すことも難しくありません。ここでは、高卒流の仕事の選び方を紹介します。
高卒流の仕事の選び方
自分の適性や資格を活かせる仕事を探す
高卒流の仕事の選び方は、自分の適性や資格を活かせる仕事を探すことです。なぜなら、戦力になるポテンシャルがあることをアピールしやすくなるため。
自己分析は「グッドポイント診断」や「ストレングス・ファインダー」で自分の強みを探すことがおすすめです。
受ける業界や職種に合わせて、以下の資格を取得しておくと就職に有利になりやすいです。
普通運転免許
普通運転免許は応募条件に含まれている場合が多いです。なぜなら、営業職なら営業車を運転することや地方だと通勤に使うため。
特に指定がない場合は、マニュアルではなく、オートマ免許で十分です。
TOEIC
TOEICでハイスコアを取っておくと、入社した後も有利になります。
なぜなら、昇進の条件にTOEICの試験を受ける必要がある企業もあるため。
高い点数をとっておくと、外資系や海外関係の仕事に就きやすくなるだけではなく、優秀さのアピールにも繋がります。
宅地建物取引主任者
ここがポイント
宅地建物取引主任者・・・不動産の売買・仲介に必要な国家資格。
現場には5人に1人以上の割合で宅建の資格保持者を置かなけれなりません。
そのため、企業は宅建資格保持者を必ず多めに採用する傾向があります。
資格があれば、関われる仕事の幅も増え、業界から重宝されやすいです。
ユウキ君
また、既に持っている資格があれば、その資格を生かすことがおすすめですね。
未経験の高卒でも応募できる将来性のある職種を選ぶ

高卒流の仕事の選び方は、未経験の高卒でも応募できる将来性のある職種を選ぶことです。
なぜなら、終身雇用が崩壊しかけているので、将来的にキャリアアップしやすい職種を選んだ方が良いため。具体的には、以下の職種がおすすめです。
未経験から就職できる職種について、実績を積み、キャリアアップを目指すことを検討してみてください。
ホワイト企業を就職エージェントに紹介してもらう
高卒流の仕事の選び方は、ホワイト企業を就職エージェントに紹介してもらうことです。
なぜなら、既卒向けの就職エージェントの求人はブラック企業を排除しているため。私が実際に使った既卒就職エージェントで最もおすすめなのが「UZUZ」です。

UZUZはサポートにこだわっており、初回から2時間近いキャリアカウンセリングを行うことで、本人も認識していない適正やアピール材料を見つけ出してくれます。
「離職率が高い」「残業時間が長い」「ハラスメントがある」「求人情報と大きく異なる」などブラック企業は排除されており、それが入社後の定着率95%に繋がっています。
UZUZでは、高卒でも応募できる求人が多く、他のエージェントを利用した時よりも選択肢がかなり広がりやすいです。
高卒の就職活動の面接で気をつけるべき点
学歴が高卒でフリーター期間があると、「仕事を続けていけるだろうか?」「将来についてちゃんと考えていなそう」とあまり良い印象を抱かない面接官もいます。
ここでは、そんな印象を払拭すべく、高卒の就職活動の面接で気をつけるべき点を紹介します。
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最低限のビジネスマナーをに見つけておく
高卒の就職活動の面接で気をつけるべき点は、最低限のビジネスマナーをに見つけておくです。
なぜなら、マナーで減点されると、話す内容で評価してもらえなくなるため。
面接は10分程度の短い時間のため、第一印象が悪いと印象を回復させるとは難しくなってしまいます。
志望動機では企業の強みと自分の強みを合致させる
高卒の就職活動の面接で気をつけるべき点は、志望動機の内容です。志望動機は自己PRと一貫性があった方が良いと言われています。
自分の強みと企業の強みが合致していると、強みを活かして活躍できる説得力が増すため。
例えば、自分の強みが積極性の人で、会社の強みが様々な業界に進出しているメーカーなら、強みが一致して、入手後に活躍するビジョンが湧いてきます。
志望動機に会社の強みと自分の強みが合致していることをアピールしてみてください。
同業他社にない強みを差別化できるようにしておく
高卒の就職活動の面接で気をつけるべき点は、同業他社にない強みを差別化できるようにしておくです。
なぜなら、ありきたりな志望動機だと「それうちじゃないてもできるよね?」と突っ込まれるしまうため。 対策としては、以下を読んで分析しておくのがおすすめです。
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「カイシャの評判」
日本最大級!社員・元社員による250万件の口コミサイト -
「Open Work」
社員・元社員から独自に収集した企業の評価・レビューを共有。
情報取集が終わったら、受ける会社にしかない部分を書き出して、企業のセールスポイントを見つけてみてください。
セールスポイントを志望動機に組み込んでおけば、ありきたりな志望動機から脱却できます。
まとめ:高卒の既卒生でも待遇の良い会社に就職できる!企業の選び方と面接対策が重要!
この記事では、高卒向けのおすすめ就職先ランキングや高卒流の企業の選び方を紹介していきました。では、記事のポイントをまとめます。
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高卒の既卒生でも応募する企業や面接のポイントを抑えておけば、待遇の良い企業に就職することが可能です。
しかし、フリーター期間が伸びたり、卒業から3年を過ぎてしまうと新卒扱いしてもらえなくなるので、早めの行動が重要です。
そろそろ就職を考えているけど、何から始めて良いか解らない人は、とりあえず今回紹介した「UZUZ」といった無料の転職エージェントに相談してみると良いかもしれません。
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フジワラ
私の友人の上司は、高卒採用から管理職に昇進したのでキャリアアップも可能です。