自分の貯金額でこの先もやっていけるか、不安になっている20代のフリーター。同世代がどのくらい貯金をしているのか、気になりますよね。このまま何の策も打たなければ、貯金額を大幅に増やすことは難しいでしょう。
しかし、心配はありません。貯金が貯まらない原因と貯金を貯める方法を知ることで、貯金額を大幅に増やすことは可能です。私もアラサーまで塾講師アルバイトの経験しかなかったため、フリーターの貯金の難しさはよく分かっています。
今回は実際の体験談をベースに、フリーターから貯金を増やす方法と将来に向けた対策を紹介します。
目次
フリーターの平均貯金額はどのくらい?50万では少ない?
全体 | 1人暮らし | 同居家族あり | |
---|---|---|---|
全体 | 83.4万円 | 44.1万円 | 93.4万円 |
20-24歳 | 49.9万円 | 18.8万円 | 58.1万円 |
25-29歳 | 80.3万円 | 48.8万円 | 89.0万円 |
30-34歳 | 114.5万円 | 61.0万円 | 126.4万円 |
フリーターの平均貯金額(出典:求人情報サービスan)
上記の調査によると、フリーターの平均貯金額は25〜29歳で約80万円です。
そのうち、一人暮らしの人の平均貯蓄額が約44万に対し、実家暮らしの人は約89万円となっており、家賃や光熱費など生活費の差が貯金額に顕著に現れています。
一方、正社員を含む20代の貯蓄額の中央値は、80万円とフリーターと大差がありません。
貯金額平均値 | 貯金額中央値 | |
---|---|---|
20歳代 | 198万円 | 80万円 |
30歳代 | 572万円 | 300万円 |
40歳代 | 972万円 | 375万円 |
50歳代 | 1,496万円 | 420万円 |
60歳代 | 1,930万円 | 845万円 |
参照データ:金融広報中央委員会 「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和元年調査結果
20代のうちは若手社員で役職もなく、昇給も緩やな傾向で、同僚との付き合いなどで出費もあり、貯金もすぐには溜まっていきません。
しかし、30代になると、管理職に出世にする人も増え、貯蓄額の中央値も300万円と倍以上に増加し、フリーターとの差が開いていきます。
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貯金なしフリーターは困る場面が多い
フリーターは正社員に比べ、出張費など立て替えもないため、臨時での出費は多くありません。
しかし、社会人になれば、プライベートでも即日でお金を用意しなければならない場面も多くなります。
ここでは、以下の貯金なしフリーターが困る場面を紹介していきます。
貯金なしフリーターが困る場面
貯金がないと困る時:冠婚葬祭
貯金なしフリーターが困る場面は、冠婚葬祭の時です。なぜなら、20代後半あたりから同級生の結婚式の数はどんどん増えていくため。
結婚式に参加する場合、ご祝儀や二次会の費用など約5万円は必要になります。結婚式は不参加が容認されていますが、葬式となるとそうはいきません。
葬式の場合は故人との関係よって、香典の金額も変わってくるため、お金に余裕を持っておくことが大切です。
貯金がないと困る時:結婚
貯金なしフリーターが困る場面は、結婚を考える時です。なぜなら、経済的に不安定な人と結婚をすることはリスクが高いため。
結婚後は300万近い結婚式の費用や子供が大学卒業するまでの費用が2500万以上もかかります。
フリーターが一人で費用を稼ぐことは不可能に近いため、相手にも苦労をかけることになりかねません。そのため、フリーターの状態では相手の両親から結婚を許しをもらえないこともあります。
貯金がないと困る時:体調不調
貯金なしフリーターが困る場面は、体調不良で働けない時です。なぜなら、バイトに出勤できなけば収入は減り、医療費により支出は増えるため。
正社員の場合、体調不良が続く場合は休職という選択肢もあり、月給の3分の2程度の手当をもらうことが可能です。
フリーターは怪我や病気で働けない期間が長引けば、支出だけが増えていき、経済的に困窮していく一方です。
フジワラ
私も働けない期間は貯金を切り崩して、生活していたので、フリーターの不安定さを身を持って知りました。
フリーターの貯金が少ない原因
フリーターの貯金が少ない原因は、時給の低さや働いている時間が少ないだけではありません。もっと、様々な要因が絡んで、貯蓄が溜まりにくい負のスパイラルに陥っている場合が多いです。
具体的には以下のような原因があります。
フリーターの貯金が少ない原因
1.フリーターは給与が低いため、貯金ができない
フリーターの貯金が少ない原因の1つ目は、フリーターは給与が低く、貯金ができないため。
リクナビNEXTの調査によると、20代の正社員の平均年収は323.4万円に対し、アルバイトなどの非正規雇用者は203.0万円と大きな差がありました。
正社員の友人と同じような生活を送っている場合、貯金が溜まることはありません。
2.フリーターの多くは支出を把握していない
フリーターの貯金が少ない原因の2つ目は、支出を把握していないため。
支出を把握しておけば、無駄使いを防ぐことに繋がり、貯金が増えることに気づいていない人は多いです。
支出を管理し、自由に使える額も決めておけば、コンビニでお菓子を買った際も想定内の出費になるので、無駄使いではなくなります。
ユウキ君
支出を管理していないと、使って良い額が分からないので、かえってストレスが溜まってしまいます。
3.節約意識が低い
フリーターの貯金が少ない原因の3つ目は、節約意識が低いため。
収入が低いなら、節約しないと貯金額は増えていきません。例えば、面倒くささから外食に依存したり、欲しい物を衝動買いしてしてしまう人は多いですよね。
しかし、コストを削っていかないと、貯金はいつまでたっても溜まっていきません。
現実的にフリーターがお金を貯める方法
フリーターには正社員に比べて、給与が少ないという貯金が溜まりにくい原因があります。
しかし、「収入を増やす」「支出を減らす」だけでフリーターでも正社員並みに貯金することは可能です。
ここでは、以下のフリーターでもお金を貯める方法を紹介していきます。
フリーターでもお金を貯める方法
1.ダブルワークや副業で収入を増やす
フリーターでもお金を貯める方法の1つ目は、ダブルワークや副業で収入を増やすことです。
なぜなら、働く時間を増やすことや収入源を増やすことが収入を増やすためには一番だから。
副業はクラウドソーシングで始めることができるので、独学でプログラミングやWebライティングの仕事をしてみるのがおすすめです。休みの日や仕事終わりの時間を利用して、月3〜5万の副収入を得られれば、かなり貯金額は増えていくでしょう。
ダブルワークをするなら、22時以降は時給25%アップのため、夜勤がおすすめです。
しかし、昼は事務作業+夜は肉体労働など、身体を酷使しすぎないようにバランス良く掛け持ちすることを検討してくださいね。
2.生活に必要な固定費用を把握して下げる
フリーターでもお金を貯める方法の2つ目は、生活に必要な固定費用を把握して下げることです。
なぜなら、固定費用が分かれば、必要経費を振り分けて、残りを貯金するだけのため。
家賃や保険料など固定費を紙に書き出す
固定費とは、毎月かかる以下のような費用のことです。
固定費用の一覧
固定費それぞれにかかっている金額を紙に書き出してみてください。
キヨちゃん
格安SIMに変更すれば、携帯の利用料を減らせるため、検討することをおすすめします。
削れるコストを削る
固定費の中から削れる部分を削っていくことをおすすめします。例えば代表的な固定費である家賃を例にとると、以下の方法などが考えられます。
家賃を下げる方法
実家暮らしの場合、家賃や光熱費、食費をかかりません。収入は自分のために使えるため、過度な節約をせずに貯金額を増やすことができます。
都心の家賃は7〜8万円と高いので、物価の安い町に引っ越すことで家賃や生活費の削減に繋がります。
仕事で都心を離れられない場合は、都心でルームシェアすれば、家賃や光熱費を折半することが可能ですね。
家計簿で常に支出の把握しておく
アプリでいいので家計簿をつけてことで、自分が今月使える額を把握することできます。
コンビニでちょこちょこ買い物をしていると、家計簿をつけるのが面倒になりますよね。
なので、週に一度はスーパーでまとめ買いをすると、無駄遣いと家計簿をつける手間が省けるのでおすすめです。
3.節約を常に考えて行動する
フリーターでもお金を貯める方法の3つ目は、節約を常に考えて行動することです。なぜなら、細かい出費が一番貯金を減らす原因になっているため。
例えば、夏と冬の光熱費は高額になりやすので、夏は直射日光を遮るためにすだれを使えば、熱を下げることができます。
冬はシンプルですが、厚着をして、暖かい飲み物を飲んで、体を冷まさないようにすれば、光熱費を削減が可能です。
ユウキ君
無理は禁物なので、猛暑日や極寒の日の場合は冷暖房に頼ってくださいね。
たとえ1000万円貯金があっても、フリーターにデメリットは多い
自由な時間に働けて、人間関係に縛られることがなく、貯金も多いフリーターなら理想の生活が送れると考える人もいると思います。
たとえ、1000万円貯金があっても、老後に働けなくなれば、節約しても3〜5年程度しか生活することはできません。
やはり、フリーター保証の面でデメリットが多く、のちに後悔する場合があるんです。
フリーターのデメリット
社会的信用が低い
フリーターのデメリットは、社会的信用が低いです。なぜなら、正規雇用=安定という認識の強い日本では、まだまだフリーターに対する不安は強いため。
社会的信用の低さから以下のような待遇が待っています。
フリーターの待遇
正社員は毎月安定した給与が保証されており、働けない時や退職後でも、休職手当や退職金制度などで収入は一定期間途切れません。
会社の経営が傾き、人員削減が必要になれば、真っ先にクビになるのが非正規雇用のアルバイトです。
お金を返済してもらう側としては、いくら貯金額があっても、収入が0になる可能性がある人は信用しづらいのが現状です。
正社員のような保証がない
フリーターのデメリットは、正社員のような保証がありません。フリーターの固定費の多くを占めるのが家賃ですが、一方、正社員は家賃補助や社宅により、少ない金額で良い場所に住むことができます。
自由のないイメージ正社員ですが、最近はフレックスタイム制、ノー残業デーなどの働き方改革に力を入れており、勤務時間の多様化や労働時間の短縮が行われています。
また、フリーターの場合、働けなくなった場合や会社の経営が傾いた場合はいきなり解雇される可能性があります。
しかし、正社員の場合はリストラされる可能性は低く、人員削減が必要な場合は自主退職希望者を募って、退職金を与える制度があります。
今は正社員でも多様な自由な働き方ができ、フリーターよりはるかに安定しているのが現状です。
老後の心配が常に付きまとう
フリーターのデメリットは、老後の心配が常に付きまとうことです。なぜなら、もらえる年金額が少ないため、老後に多くの貯金額が必要になるため。
フリーターの場合は国民年金を自分で払う必要があり、受給額は月5万ほどしかありません。一方、正社員は厚生年金を会社側に負担してもらっており、厚生年金+国民年金で月15万円ほど受け取ることが可能です。
老後、一人で暮らしていくためには15万円ほどだと言われています。つまり、老後を25年とすると、必要な貯金額は4000万円以上です。
貯金で足りない分は、生活のために70代80代でも働き続けないとなりません。
将来に不安があるなら、正社員になった方が良い
将来が不安があるなら、正社員になった方がお得です。なぜなら、過度な節約もせず、適度に贅沢しながら、貯金できるため。
このままフリーターを続けていても、収入は右肩上がりになっていくことはなく、貯金を増やすには支出を減らすしかありません。
自由に働けることがメリットのフリーターなのに、貯金するために働き、かつかつの生活を送っていては本末転倒です。正社員なら年功序列の制度がまだ残っているため、勤続年数によって、収入は上がっていきます。
また、正社員は労働環境や仕事内容も多種多様なため、お堅い仕事ばかりではありません。
将来の心配を最小限に抑え、貯金額を増やしていくことなら、フリーターより正社員への就職を検討することをおすすめします。
転職エージェントならフリーターから正社員になれる
フリーターから正社員になるなら、転職エージェントに登録しておくことがおすすめです。なぜなら、就活のプロのサポートがあった方が内定を獲得しやすいため。
転職エージェントでは主に以下のサポートを受けることができます。
担当のキャリアアドバイザーに就活について分からないことは何でも質問することができ、自分の希望条件にあった求人を紹介してくれます。
また、「体育会系」「優しめの人が多い」など企業の社風についても教えてくれるため、ミスマッチを減らすことが可能です。
正社員への就活は若い方がポテンシャルで採用してくれることもあるので、早めに行動を起こすことが大切です。
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フジワラ
給与面にこだわりがあるなら、内定後に給与の交渉を頼んでおくこと良いですね!
まとめ:フリーターでも貯金はできるが、正社員の方がメリットは大きい
この記事では、フリーターの平均貯金額やフリーターでもお金を貯める方法を紹介してきました。
記事のポイントをまとめます。
フリーターでも収入を増やして、支出を減らせば、正社員並に貯金をすることが可能です。
しかし、たくさん貯金をするには労働時間を増やしたり、節約生活を送ったりと、決して楽な道ではありません。
正社員になった方が貯金ができ、老後の心配を減らすことができます。正社員への転身は早い方が有利なので、まずは今回紹介した転職エージェントに無料相談してみてはいかがでしょうか。
監修者プロフィール
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フジワラ
事実、私も20代フリーター時代の貯金額は50万〜110万と平均貯蓄額に近い数字でした…!