ニートの末路|将来待ち受けている現実と脱ニートに向けた具体的方法

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「ニートの末路は悲惨」と言われていますし、その不安から今後就職したいと考えている人も多いと思います。

とはいえ、「今更、就職できるのか?」「人付き合いを上手くやっていけるのか?」という疑問をお持ちではありませんか?

そこでこの記事ではそんな脱ニートを目指す方のお悩みを、ほぼニート状態から就職経験のある私の観点から解決します。

フジワラ

私も大学卒業後は週3~4で塾講師のアルバイトだけだったので、ニートに近いと言えば近かったです。そんな私が2社で内定獲得した体験談を交えてお話します!

3分くらいで読めて、脱ニートできる可能性が上がるので、まずはご一読ください。

ニートが抱える問題

ニート状態にあることに精神的な負担

29項目を挙げて一般的な生活意識、生活価値観を尋ねた。肯定的反応が80%を超える項目は、「仕事をしていないとうしろめたい」82.8%、「社会や人から感謝される仕事がしたい」82.5%、「仕事をしていくうえで人間関係に不安を感じる」80.9%、「どこでも通用する専門技能を身につけたい」80.4%であった。

引用 :https://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/06/h0628-1a.html

ニートは働いていないため、一般的にはストレスのないイメージが強いかもしれません。

しかし、厚生労働省が実施したニートの生活意識の調査によると、82.8%が「仕事をしていないとうしろめたい」と回答しました。ニート状態により、精神的な負荷がかかっていることが分かっています。

ここでは、ニートが抱える問題を具体的に解説していきます。

フジワラ

私も実質ニート時代は肉体的な疲労より精神的にキツい状態が続いていましたね…

自分に合った仕事がわからない

自分に合った仕事がわからず、働く意義を見出せない人もいます。自分に合わない仕事に就いて、辛い思いをするのは怖いでしょう。

ただ、日本にはたくさんの企業と職種が存在するので、就職活動をしていけば、自分の適正に合った仕事が見つかるはずです。

人付き合いが上手くできない

就職後の人付き合いに不安を感じている人は多いです。

事実、厚生労働省の調査の「就労に必要な基礎スキル6項目で苦手意識があるものは?」という質問に対し、「人と話すのが不得意」と64.4%の人が回答しています。

どの仕事も多かれ少なかれ、対面でのコミュニケーションを取る必要があるため、仕事に苦手意識を持っているニートも多いかもしれません。

ここがポイント

対人関係が不得意なことによりニートになっている人はかなり多い

体力面で不安

ニートでほぼ家から一歩も出ない生活をしている人は、体力的に働いていけるか不安に感じています。

不規則の生活になりがちのニートにとっては、朝早く起きて、会社に行くことも大きなハードルでしょう。

就職できたとしても、残業する体力や規則正しい生活を送れるかどうか、不安に感じている人も多いです。

いつも仕事に受からない

既に就職活動中の人は、なかなか内定をもらえないことに悩んでいます。

ニート期間があると、企業側は「すぐに辞めてしまわないか?」という懸念から採用を見送る場合が多いためです。

採用した人に早期退職にされると、コストを無駄になってしまうため、企業側も慎重に求職者を吟味しています。

不採用が続くと、自己肯定感が下がり、就職への意欲が下がってしまいます。

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ニートになる原因として多いもの

ユウキ君

みんな、どういった理由でニートになっているんだろう…

ニートになる原因として多いもの

  1. 親が過保護
  2. 学歴に不安がある
  3. いじめられて不登校になった

ニートになってしまう原因として考えられるものは様々ありますが、上記では比較的多いものを挙げています。それそれの原因を具体的に解説していきます。

親が過保護

ニートになる原因として、親が成人男性を養えるレベルの経済力があることが挙げられます。

親に養えるほどの経済力が無ければ、生きるために必死に働かなければなりません。しかし、働かなくも生活ができてしまう状態であれば、子供の自立心を奪う形になってしまいます。

本当にニートを脱却したいなら、実家を出て、自分で生計を立てる経験をする必要があります。

学歴に自信がない

学歴にコンプレックスがあり、働く一歩が踏み出せない場合もあります。

高校中退や大学中退など、学校を卒業できなかったことを周りと比べて、自信を喪失しているからです。

同級生が働いているような企業に就職するのは、中退の自分には無理だと考え、就職活動自体を諦めてしまいます。

いじめられて不登校になった

かつてのトラウマから引きこもりがちになり、ニートになってしまうケースもあります。

中学生や高校生時代のいじめだとしても、集団に属せば、またいじめられるのではないかと不安が付きまといます。

この場合は無理に就職活動を始めても、良い結果に結びつきづらいでしょう。

まずは医師のカウンセリングを受けて、心の傷を癒すことが社会復帰するための一歩になるため、焦らずにじっくり自信を取り戻すことが重要になります。

ここに注意

  • 脱ニートしたい場合は、自己解決岳を目指すのではなく、誰かの手を借りるのが効果的

ニートの末路|30代~40代

フジワラ

「ニートのままで将来どうなるんだろう…」とは少なからず考えることでしょう。目を背けたい人もいるかもしれませんが、ニートのまま年齢を重ねるとどうなるのかを紹介します。

30代になると、同性代の社会人は家庭をもち、仕事で出世するなど頑張った分だけ大きなリターンがあります。

一方、ニートの場合、家族の中でも居心地の悪さを感じることが増え、結婚することはもちろん、成果を褒められることもありません。

社会人の場合は稼いだお金で旅行や趣味に没頭する充実したプライベートを送ることができますが、ニートの場合は引きこもることが増え、同じような1日を繰り返すことになります。

30代のニートは20代に比べて、就職するのが困難になってきます。ハローワークに通い始めても、就職先は少なく、書類選考に落ちることも多いため、現実の厳しさに自己肯定感が下がってしまうでしょう。

40代になると、両親の定年を迎える人も多く、世帯収入がガクッと下がります。年金は両親2人が暮らしていくので、ギリギリの額しかもらえないため、ニートの子供の面倒を見ていくのは難しいです。

このタイミングで働きたいと考えても、40代の高齢ニートを雇ってくれる企業はほぼないでしょう。採用されたとしてもアルバイトや単発の派遣の仕事で、貯金をするのは困難な収入です。

親が養ってくれていた頃のような裕福な暮らしをすることはできず、生きることで精一杯の生活を余儀なくされます。

ここに注意!

  • ニートは基本的に年齢を重ねるほど厳しい状況になっていくと考えましょう。両親のお金で生活している人はなおさらです。

ニートの末路|50代~60代

50〜60代になると、両親が他界している可能性があるため、本格的に1人で生計を立てていかなければなりません

食べていくだけではなく、住む場所を確保するためにも働く必要が出てきます。賃貸住宅の場合は家賃を払う必要がありますし、持ち家の場合も固定資産税の支払いがあるため、支払えない場合は退去させられてしまいます。

働けなければ住む場所を失ってしまう可能性も高くなるため、一生働かずに生きていくことは不可能ですね。

ニートの末路|70代~80代

70代〜80代には、家族がいないと寂しい時間を過ごすこととなってしまうかもしれません。両親や妻も子供もいない老後は退屈で、誰かに頼ることもできず、不便な毎日を送ることになるでしょう。

また、若い頃から年金の積み立てしていない場合、毎月の年金を受給できません。

70〜80代になっても働かないと生きていけなくなり、やがて住む家を失ってしまうか、生活保護を受けるしか選択肢しかなくなってしまいます

そんな状況を避けるためにも、20〜30代のうちに働き始める必要があります。

起こりうる現実
30代~40代
  • 家庭や周囲での肩身が狭くなり、引きこもりがちになる
  • 職に就くのが難しくなり、金銭的に厳しくなってくる
50代~60代
  • さらに仕事に就きにくくなり、両親の介護等も必要になる
  • 住まいにかかる負担額が大きくなり、賃貸の場合は払えないと強制退去も
70代~80代
  • 孤独な時間が多くなり寂しい老後を送ることとなる
  • 住まいを失い生活保護を受けなければいけない可能性も

ニートが生活保護を受けられる条件

親の収入や年金で生活できなくなったら、生活保護制度を利用することを検討している人もいると思います。

しかし、生活保護は誰でも受けられるものではありません。生活保護を受給するには、以下の条件があります。

生活保護を受給するための条件

  1. 世帯収入が最低生活費以下
  2. 預貯金・現金・土地・家・車などの資産がない
  3. 援助してくれる家族や親族がいない
  4. 健康上の理由で働けない

最低生活費は憲法が定める最低限度の生活を営むために必要な額で、年齢や家族の数などによって異なります。

実家や車などの資産がある場合は売りに出さないと、生活保護の受給は不可能です。世帯収入が最低生活費より低くても、兄弟、親戚が健在の場合は援助してもらうように促されてしまいます。

また、最低生活費以下の収入の場合でも、心身共に健康で働ける場合は働かなくてはなりません。

以上を満たしている場合のみ生活保護は受給できますが、毎月の収入の申告や福祉事務所のケースワーカーの訪問調査などこまめなチェックがされています。

脱ニートを目指すために大切なこと

高齢ニートの末路は厳しく、生活していくには働くことが必要不可欠です。ここでは、以下のニートを脱するために大切なことを3つ紹介します。

脱ニートを目指す方法

  1. アルバイトから始める
  2. 職業訓練を受ける
  3. 就職/転職のプロに無料相談をする

アルバイトから始める

いきなり正社員になることに抵抗がある人は、アルバイトから始めてみてください。

正社員は最低でも週5日8時間労働ですが、アルバイトなら働く時間を選ぶことができ、少しずつ社会復帰することができます。

ニート生活が長い人は、コミュニケーションに不安を感じている人も多いと多います。

アルバイトは接客だけではなく、工場や新聞配達など黙々と作業をこなすものもあるので、人との関わりが苦手な人にはおすすめです。

職業訓練を受ける

就職に必要な知識やスキルを習得できる職業訓練校に通ってみてください。身につけたスキルは就職活動でのアピールにも使え、給与をもらいながら学ぶことができます。

授業料と入学金無料で、介護、溶接など人手不足の業界のスキルを取得できるため、就職にも有利に働きます

いきなり働くのが不安な人は、職業訓練校で学ぶのがおすすめです。

就職/転職のプロに無料で相談する

転職エージェントでは、キャリアコンサルタントに無料で就職相談することが可能です。

エージェントは求人を紹介するだけでなく、就職相談から面接対策、応募書類の添削までサポートしてくれます。

「空白期間はどうしていたか?」や「空白期間に学んだこと」など答えにくい質問の回答も一緒に考えてくれます。

ニートの就職活動は不利な状況が多いので、キャリアコンサルタントと二人三脚で就活してみてください。

人気企業に転職成功した職務経歴書を参考にしよう

人気企業に転職成功した人は、どのような職務経歴書を作成したのでしょうか。
転職成功者の回答から、考え方、アピールポイントを学んでみましょう。

「職務経歴書完全攻略まとめ」では、なかなか見ることのできない職務経歴書を数多く掲載しています!


既卒アルバイト(実質元ニート)の私がおすすめするサービス

ここからは、実際に私が既卒フリーター時代に使った就職/転職サービスを紹介します。基本的にどこも無料で使えて、かかる費用は交通費と履歴書代と証明写真代くらいです。

それぞれ転職・就職のプロであるアドバイザーと面談することで、自分にできそうな仕事の提案をしてくれたり、会社側と給与や入社日の調整などもしてくれます。

既卒サービス「ハタラクティブ」

ハタラクティブ
ハタラクティブ

私が実際に使った中でおすすめしたいのは「ハタラクティブ」です。利用者のほとんどが既卒・フリーターで、社会人経験ゼロの人を対象に色々な就活支援をしてくれます。

私が使ったハタラクティブのおすすめポイント

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  2. 一人で就職活動をするより、圧倒的に内定しやすい
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求人の紹介だけでなく、既卒の就活を知り尽くしたキャリアコンサルタントによる、「自己分析サポート」「履歴書・エントリーシートの添削」「模擬面接」のサービスを提供していて、既卒の就職を徹底サポートしてくれます。興味がある人は以下をチェックしてみてください。

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まとめ:勇気を出して1歩を踏み出して

今回の記事では、ニートの末路や脱ニートを目指すために大切なことを紹介してきました。ニートを脱するために大切なことは以下の通りです。

脱ニートを目指す方法

  1. アルバイトから始める
  2. 職業訓練を受ける
  3. 就職/転職のプロに無料相談をする

フジワラ

焦らなくていいので、段階を踏みながら、社会復帰していきましょう。

もしも、あなたが20代ならニートから就職することは難しくありません。

しかし、30代以上になると、就職する難易度が一気に上がってしまうので、早めに行動にしてくださいね。

手遅れにならないように、まずは私が実際に利用した「キャリアパーク就職エージェント」といったところに無料相談して、就職を目指してみてはいかがでしょうか。

監修者プロフィール

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