例文5選|転職活動の自己PRはどう書く? 書き方やポイントを紹介

本コンテンツは独自に制作していますが、一部にサービス提供企業等から広告料および送客手数料を受領しているPR情報が含まれています。

転職活動を始めようとする人にとって、必ずぶつかる自己PRの壁。初めての転職活動の場合、新卒の就職活動と同じように自己PRを書けばいいのか、それとも何か全く違った準備やエピソードが必要になるのかわからないですよね。

この記事では転職活動でも欠かせない自己PRの作り方から職種別の具体例などを詳しく紹介します。

 

フジワラ

自己PRの例文も用意したので、参考にしてみてくださいね!

転職活動で自己PRは重要!その理由

転職活動において自己PRは非常に重要です。だからこそ皆さんもこうして自己PRの作り方を知ろうとしているのですよね。

ここからは転職活動において自己PRがなぜ重要かという理由を詳しくお伝えします。重要性を知ることは、自己PRで絶対に伝えなければいけない箇所を知ることにつながります。企業に強いアピールをするためにも、まずは自己PRがなぜ重要なのかを理解するところから始めましょう。

これまでに経験したことを詳しく伝えられるから

学歴など自分の概要は履歴書で記載し、これまで就いた職歴は職務経歴書で伝えることができます。ただしこれらは事実に過ぎません。これらの事実の中で、その人がどのような経験を詰み、どのようなことを学んできたのかはわかりません。

事実だけでなく、その中でどんな仕事の経験を詰み、何を学び何を得たのかを伝えるツールが自己PRです。

「こんな企業にいました」という事実だけでなく、「その中でこんな経験をしてきました」と、これまでに経験してきた具体的なエピソードを盛り込むことができます。また、経験したことの他にも、仕事をするうえで大切にしていること、心掛けたことなども伝えられるため、自分についてより詳細に企業に伝えることができるでしょう

企業に自分の強みをアピールするツールだから

新卒の就活と同様に、自己PRは自分の強みを伝えるツールです。採用してみたい、この人と一緒に働きたい、と思ってもらえるように自分自身を宣伝します。

企業にとって、採用活動は「とりあえず」でやっているものではありません。自社が今後さらに成長するためにおこなうものです。だからこそ、この求職者が自社の成長のために戦力になれるのかどうかは絶対に知りたいところ

だからこそ自己PRで自分の強みをアピールすることで、企業に「この人自社の成長に役立つ存在だ、採用したい!」と思わせることが大切なのです。

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自己PRの評価ポイントは求職者で違う! タイプ別に紹介

自己PRは自分の経験や強みを伝える有効なツールです。求職者にとってもそうであるように、企業側にとっても、求職者のことを知り自社に貢献してくれそうかを判断するための重要なツールです。

とはいえ、企業は自己PRをすべて同様の基準で評価しているのではなく、実は企業の求める人物像のもと、求職者の就業経験によって自己PRの評価ポイントは大きく変わります。つまり自己PRはだれでも同じように作ればよいというものではないのです。

ここでは、比較的就業経験の浅い「既卒・第二新卒」と社会人経験がある程度ある「中途採用」のそれぞれの場合について企業の評価ポイントを紹介します。

既卒・第二新卒:ポテンシャルや意欲を重視

既卒や第二新卒の自己PRでは、これまでの経験やスキル、知識などよりもポテンシャルや意欲を重視する傾向にあります。

そもそも第二新卒や既卒の場合、自社で活きるような経験やスキルを、これまでの社会人生活で身に付けられていないでしょう。そしてそれは企業側もよくわかっているため、企業としても既卒と第二新卒には、経験やスキルをそれほど求めていません

むしろこれまで培った経験が少ないからこそ、前の企業のやり方や先入観などを持ち込まずに自分に取り入れ、成長していくことを期待しています。

既卒や第二新卒が自己PRを作る際は、これからなんでも積極的にチャレンジする姿勢を見せることを心がけると良いでしょう。意欲はこれからの成長を期待させます。

中途採用の場合:スキルや経験があり即戦力となれるかを重視

既卒・第二新卒とは逆に、中途採用ではほとんどの場合、即戦力としてのスキルや経験があるかどうかを重視されています。自己PRでは求人に合った経験やスキルを持っていることをアピールし、即戦力として活躍できることを示すようにしましょう

どのような業務を担当していたのか、どういったスキルを持っているのかといった具体的なエピソードや出した成果を伝えると、自社で活躍してくれそうと期待できます。

自己PRでは自分の強みのほか、それを裏付けるエピソードを語ります。このエピソード部分に自分のこれまでの経験や強みを活かして出した成果をふんだんに盛り込めば、あなたの魅力がよくわかる自己PRができあがるはずです。

転職活動の自己PRは型にあてはめて作ればOK!

自己PRの評価ポイントがわかったところで、ここからは転職活動の自己PRの作り方を知っていきましょう。

自己PRを書くのは難しい、既卒や第二新卒の自分には書けるような内容なんてないと思っている人もいるかもしれません。しかし、自己PRはただ単に長い文章を書けばいいというものではありません。

実は転職活動の自己PRにはある程度の「型」があり、その内容に沿っていけば作ることができます。まずはその型を知ることから始めましょう。

①自分の強み

まずは「私の強みは〇〇です」というように、自分の強みの要点を簡潔に伝えましょう。そうすることで、面接官は目の前の求職者の強みが何か、きちんと認識した状態で聞き進められます。自分の強みが面接官の印象に残りやすくなるということです。

反対に、最後まで聞かないと結論がわからないような伝え方をしてしまうと、面接官が話をすべて聞き終えた後、結局一番伝えたいことが何かわからなくなってしまっていることが考えられます。そのため、まずは結論として要点を最初に伝えることが重要です。

②強みを裏付ける具体的なエピソード

自分の強みを簡潔に伝えた後は、その強みを裏付ける具体的なエピソードを伝えます。強みを裏付けるエピソードがあることで強みの根拠となり説得力が増します

反対に強みを裏付けるエピソードがない、またエピソードが裏付けや根拠として役に立たないものであれば、説得力に欠けるうえ信頼性や誠意がない印象に捉えられてしまうかもしれません。

③強みによってもたらされた成果

自分の強みと裏付けるエピソードに加えて、特に経験豊富な中途採用の場合、自己PRにはその強みによってもたらされた成果についても書くと良いでしょう。こうした成果をアピールすることで自分の強みをさらに印象づけることができるためです。

たとえば、粘り強さが強みだという人がいたとしましょう。自己PRのエピソードの中で、

例)
  • 粘って粘って粘った結果、今までの担当が断られ続けてきた企業から初めて受注ができた
  • 粘り強く提案をし続けたところ、予算を2倍に上げてもらえた

などのエピソードがあると、その強みの説得力が増しますよね。また、自社でもそれと同じくらいの成果をあげてもらえそうだと期待も高まります。よりあなたが魅力的に映るでしょう。

➃転職後その強みをどう活かすか

締めくくりに、転職後に強みを活かした活躍ができると企業にイメージしてもらえるような内容を伝えましょう。企業としては、ここが一番聞きたいところかもしれません。

自社で活躍し、成長や売上に貢献してもらえそうな人材を探すのが採用活動です。ただ強みと前職におけるエピソードのみを伝えるのではなく、その企業に入社してからもこういうふうに強みを活かせそうなのだとアピールされると、活躍への期待がさらに高まりますよね

その企業のどのような業務や場面で強みを活かせるのか、なるべく具体的に盛り込むようにすると良いでしょう。

転職用の自己PRを作ろう! アピール材料を探す4ステップ

ここまで、自己PRの基本的な構成となる「型」についてお伝えしましたが、具体的な型がわかったところで早速転職用の自己PRを作っていきましょう。

とはいえ既卒や第二新卒の皆さんがやはり感じやすいのは「自己PRに書けることがない」ということ。しかし、皆さんが気づいていないだけで、皆さんの経験の中には自己PRに書ける素敵な材料がぎっしり詰め込まれています。

ここからは、「型」に実際に入れていくアピールの材料の探し方をステップで見ていきましょう。このステップに沿えば、自己PRに書ける内容がきっと見つかりますよ。

①経験した仕事を洗い出してみよう

まずは経験した仕事について洗い出してみましょう。自分が従事した仕事について、できるだけ詳細に洗い出します。

たとえば、営業職の場合は取り扱い商品やエリアなど、営業にかかわることはもちろん、営業以外に社内の業務として対応していた企画書の作成などの庶務業務についても詳細に書き出しておきます

洗い出したいけどうまくいかない、すぐには思い出せない人は、当時の一日のスケジュールを書き出してみてください。時系列にできるだけ詳細に一週間分ほど書き出すと経験した仕事が見えてきますよ。

②その仕事で出した成果を書き出そう

次に、経験した仕事で出した成果を書き出しましょう。ここで成果というと、何かの賞を受賞した、売上に貢献したなどの大きな成果を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。既卒・第二新卒のように、職歴がなかったり短かったりする場合、そういった成果が無いという人が多いでしょう。また、そもそも成果が見えづらい職種もあると思います。

成果とは、何か大きな賞や表彰を受けることだけが成果ではありません。ここで自分の仕事をビフォーアフターで表してみましょう。

誰しも、業務上の課題に向き合い、その解決をした経験があると思います。まずは課題のある状態をビフォーとして書き出します。その後、自分の工夫や努力で好転させた状態をアフターとして書き出しましょう。そのアフターの状態を十分に成果としてアピールすることが可能です

また、職種の境界線があいまいで見えづらいポジションだった人もいるでしょう。部署を横断的に業務をしていた場合は幅広いコミュニケーション能力を活かしてスムーズなやり取りができたことなどをアピールできます。

③その成果を出すために活かした力を考えよう

続いて、成果として書き出した内容を導く際に、自分自身のどのような力が活かされたのかをよく考えてみましょう。ここでは、成果を裏付ける具体的な取り組みをできるだけ詳細に書きながら思い出すことがポイントです。

たとえば、関係者とのメール対応や資料の準備などの細かい部分で気を付けたことや意識していたことも書き出してOKです。その結果、用件がわかりやすく伝わり、相手から喜ばれたり信頼を勝ち取れたのなら、几帳面さや真面目さを自分の強みとすることができますね

④志望企業で強みをどう活かせそうか考えよう

最後に、今見つけたその自分の強みが、志望企業でどう活かせそうかを考えましょう。まずは自分がエントリーしている仕事がどんなものであるかをしっかり把握する必要があります。

まずは従事する仕事の情報収集をしましょう。仕事を知ったら、次はその仕事において、自分のこれまでの経験や得意とする部分と合う部分を探します。

同じ職種から職種への転職の場合は仕事の理解も合う部分を見つけるのもそれほど難しくはありませんが、大きなキャリアチェンジの場合はマッチングしているかを見つけにくいのではないでしょうか。

その場合は、自分の強みを活かしてどう働きたいかを考えましょう。たとえば、一見大きく違うように感じる営業職と事務職でも、「積極的に動く」という点はどちらも共通です。営業職で積極性が鍛えられたのなら、その積極性を事務職で活かし、先回って多くの人のサポートをすることができるでしょう。

このように、自分の強みとその仕事とをつなげることで活かし方を導き出すことができます。

完成後には絶対確認! 転職活動の自己PRで注意すべきこと

転職活動の自己PRが完成したら、ひとつ大きな課題をやり遂げたような達成感が得られる人もいると思います。自分の強みを再発見できた人は尚更です。

しかし完成後すぐ、そのままの内容を企業に提出するのは待ってください! 自己PRは自分を企業に売り込むもの。この自己PRで自分の評価を決めるので、提出前には一度、今作ったこの自己PRで自分の魅力がきちんとアピールできているか、慎重な確認が必要です。ここからは、提出前に絶対に確認しておきたい注意点を紹介します。

アピールしたい内容が求人と合致しているか

ます、自己PRでアピールしたい内容が、求人情報と合致しているかを確認しましょう。スキル面や条件面はもちろん、仕事をする上で重視するポイントと求人情報が合致しているかの確認が重要です。

会社への貢献、顧客満足、社員の成長、売上などの成果など、重視するポイントは企業によって違います。自分がアピールしたい内容を企業で求められていなければ、どんなにすばらしい強みをもっていても、その企業で採用されることは難しいでしょう。自社にいても活躍が見込めないからです。

例えば、チャレンジやステップアップを歓迎するベンチャー企業に「一つの事を深く突き詰めることが得意です」などという表現のある自己PRでは魅力的には映りません。表現や選んだ言葉にズレがないかなども含めて、アピールしたい内容が求人と合致しているかを確認しましょう。

自分の考えや工夫が伝わるか

自己PRでは、経験や成果を書くだけでなく、その経験のさなかに持っていた自分の考えや、自分なりに工夫してきた内容も書くことができます。それらも自己PRでしっかり伝わるかを確認しましょう。

たとえば、「協調性があり、チームをひとつにまとめるのに貢献した」という自己PRの場合。なぜチームで強調することが大事だと気付いたのか、またチームがまとまるためにどのような働きをしたのかなどを具体的に伝えます。

同じ「協調性がある」という人でも、「先輩から言われたからチームをまとめたほうがいいと思った」人と「チームがまとまっていたほうが仕事の効率化につながると気付いたから」という人とでは、印象が大きく違います。また、後者の場合はアピールしている「協調性」に加えて「自発性」なども感じられますよね。

自分の考えや工夫点は、自分の人柄や印象をさらに伝えることにつながるほか、アピールしたかった強み以外の部分からさらに自分の良いところが見つかることもあります。感情や工夫などの細かいところもできるだけ伝えましょう。

場面別! 転職活動の自己PRのポイント

自己PRは転職活動のさまざまな場面で登場します。つまり、自己PRはそのさまざまな場面でうまく使いこなさなければなりません。

具体的に自己PRは、履歴書、職務経歴書、求人サイトの応募メッセージ、面接などの場面で必要となります。.同じような内容を伝える場合でも、それぞれの場面にあった伝え方をしなければなりません。ここからは場面別に自己PRの伝え方を詳しく説明します。

履歴書・ES:短文でわかりやすくまとめる

履歴書とエントリーシート(ES)に共通する特徴としては、文字数に制限があることです。ここまでに作った、たくさんの思いが詰まった自己PRでは確実に文字数オーバー。なるべく時数を削らなくてはなりません。

削除できる個所として、まずは省ける形容詞や副詞がないかチェックしましょう。「とても」「一生懸命に」などは、なくても意味が伝わるものです。文章を全体的に簡潔にできないか探してみると、意外と省ける箇所が見つかりますよ。

また、自分の強みを表せるキャッチコピーがあればそれを使うのもよいですね。インパクトもあるうえ、キャッチコピーだけで自分の強みがわかりやすいので、文字数の削減につながります。

求人サイトの応募メッセージ:プラスアルファで挨拶文が必要

最近では、求人サイトに登録をして転職活動を進める人がほとんどだと思います。転職サイトでのエントリー時には、そこで簡単な自己PRを求められることもあるでしょう。この場合、文字数が履歴書やESのように限られているケースが多いので、先ほどの内容を参考に文字数を短くしておきましょう。

さらに、自己PRの内容を伝える前には、マナーとして以下のような挨拶文を入れると好印象です。

例文
   

採用ご担当者様

初めまして、〇〇〇〇と申します。

貴社の◎◎職の求人内容の△△という部分に興味を持ちご連絡させていただきました。

これまでの経験の■■を、貴社の□□に活かしていきたいと考えています。

以下の通り、ご指定の内容をお送りします。ご確認の程どうぞよろしくお願いいたします。

こういった挨拶文を用意することで、基本的なビジネスマナーは身についていると思ってもらえます。反対に、挨拶文も無しに自己PRなどの内容が書かれていると企業担当者にとっては好印象です。最低限のマナーとして挨拶文が必要だと認識しておきましょう。

面接:書類では伝えきれなかったアピールをつけ加えよう

面接の場においても、自己PRは必ずされる質問といえます。ただし、多くの場合で面接は書類選考のあとにおこなわれます。

つまり、面接の段階で、企業は求職者の自己PRを知っている場合がほとんどなのです。そこで、書類に記載した自己PRを繰り返すだけでは、アピールを上書きしさらに強い印象を残すことにはなりません

ポイントとしては、書類では伝えきれないアピールポイントをつけ加えることです。書ききれなかったエピソードの詳細や後日談、書類に書ききれなかった成果などを面接では伝えましょう。

また、明るく前向きだというアピールポイントを表情や声色などでつけ加えることができます。また、コミュニケーション能力がアピールポイントの場合は、面接の質問に対する受け答えのスムーズさでアピールすることができます。

このように、書類では伝えられないアピールをつけ加えることが大切です。

転職活動の自己PRで気をつけたいポイント

ここまで、転職活動の自己PRの作り方やコツなどをお伝えしてきて、だんだんと自己PRの全貌が見えてきたのではないでしょうか。

ここからは、最後の最後に知っておきたい、転職活動の自己PRで気を付けておきたいポイントをお伝えします。

細かい内容ですが、こういった内容にまで目を配ることで、企業に読んでもらった時の自己PRの精度を高めることにつながります。是非実践してみてください。

専門用語や業界用語を使う場合は解説も忘れずに!

職種によっては、転職活動の自己PRに専門用語や業界用語がどうしても必要になる場合もあります。

自己PRなどの選考書類は、誰が見てもわかりやすく作る必要があります。どんなにすばらしい成果であっても、それを相手に納得してもらえなければ「すばらしい成果」として評価はされないからです

経験がある職種の求人への応募であっても、自己PRを見る企業の採用担当者に向けてわかりやすく記載するようにしましょう。

専門用語や業界用語を使う場合は、以下の様にかっこ書きやコロン(:)を用いてわかりやすく解説を添えましょう。

例)
  • エスカレーション(コールセンターにおいてお客様の対応を上司に引き継ぐこと)
  • 安定在庫:欠品を防ぐために設定する在庫量

嘘や誇張はNG!

転職活動の自己PRは、自分の宣伝をするようなものですよね。自分を良く映したい気持ちにはなりますが、嘘や大げさな表現は絶対にNGです。

自分のこれまでの成果を伝える際に、売上やパーセンテージを実際のものよりも大きくする、チームや部署の実績を自分一人で対応したかのような表現をするなどはやめておきましょう。

企業側の担当者は採用のプロであることがほとんどです。こういった内容はリアリティがないと思われるだけでなく、誠実性に欠けるのでその後の選考に良い影響はありません

なお、嘘がばれてしまった場合は、内定が出た場合は取り消されることも。入社後にうそが発覚した場合には解雇されてしまうリスクがあります。リスクを取るより、ありのままの自分を表す自己PRで挑みましょう。

転職活動の自己PRの例文を求人の職種別に紹介

ここからは、実際に使える転職活動の自己PRの例文を紹介します。自己PRの基本的な作り方に沿っていますが、職種によってフォーカスすると良いポイントがありますので職種別に具体的な内容をお伝えします。

この例文を参考に、自分の経験や考えを盛り込み個性のある転職活動の自己PR作りに活用してください。

①営業

営業の経験をアピールするための例文を紹介します。営業の場合は、顧客との信頼関係の構築や営業実績に関わる内容にフォーカスしてみましょう。

例文
   

私の強みは聞く力です。現職では不動産賃貸の営業に従事しております。

来店するお客さまからお聞きした要望を聞くだけではなく、潜在的に感じている現在の住居への不満や今後のライフプランなどを何気ない一言から感じ取る努力を続けております。

その結果、お客様が気付いていなかった潜在的なニーズに合った物件をご紹介することができ、店舗内の顧客満足度ランキングで1位を取ることができました。

また、似た物件を複数ご提案することで細かな要望を調査したり、書類の内容に理解しづらい部分があれば補足説明をしたりと、手間を惜しまずに細やかにご案内することなど常にプラスアルファのご提案を意識しています。

これからも、お客様のニーズをきちんと聞き取り、真に求めるものを提供していくことで、売上アップに貢献していきたいです。

②事務

事務の場合は、PCスキルや従事した業務の幅に注目してください。経理+総務や営業事務+総務など、複数の職種を経験している場合はわかりやすく書き分けることも大切なポイントです。

例文
   

私の強みは、正確な作業もスピーディにおこなえることです。現職では事務職として総務課に所属し、書類作成、データ入力、郵便物の仕分けと発送、伝票処理、備品の管理などを担当しています。

また、営業アシスタントも兼務しており、見積書の作成、専用システムを用いた受発注、請求処理、顧客の問い合わせ対応も担当しています。

常に時間を意識しながらスピーディに作業をすることを意識した結果、優先順位をつけマルチタスクに対応できる能力が身につきました。

今後も、幅広い商品群を対応する貴社にてより多くの仕事をこなせるように成長していきたいと考えています。

③エンジニア

ポイントは、どの工程をどの職種として担当したかをしっかり記載し、従事した期間や持っているスキルの幅を伝えることです。

例文
   

私は、傾聴力が強みです。

新卒のプログラマー時代から、システム開発は最初の要件定義が肝であると感じました。そのため、入社の1年後からはシステムエンジニアとキャリアアップを果たし、2年間の勤務の中でこれまで10を超えるプロジェクトに参加してきた中で、要件定義のスキルを磨いてまいりました。

システムエンジニアとして、上流工程を担当しクライアントの要望や課題を細かく汲み取り、具体的な仕様に落とし込むかどうかの判断を正確にするということを意識しています。特に中小企業向けのカスタマイズ要素の多いWeb系システムを得意としています。

要件定義における傾聴力を活かして、今後もクライアントの隠れた要望に沿ったシステムを開発し、活躍していきたいと考えております。

④アパレル

取扱い商品や顧客の層、自分の数値的な実績を伝えるようにしましょう。

例文
   

私は、お客様から親しみやすい人柄を活かした提案力を強みとしています。

10代〜60代までの幅広い年齢層のお客様が来店する店舗に勤務しています。どの年齢層のお客様にもお客様のお召し物から好みのテイストを判断し、それに合わせた商品をこちらからおすすめすることを意識していました。

中でも、購入を迷われているお客様に具体的にイメージ頂ける活用方法を伝え購入に繋げることを得意としております。

こうしたお客さまとのやり取りを大事にした結果「〇〇さんに会いたくて来た」「〇〇さんのおすすめが知りたい」とのお声を頂き、店舗が入っている百貨店の一押し販売員として紹介された実績があります。

今後も、お客様ファーストできめ細かな対応を心掛けていきます。

⑤介護

介護では、職種にかかわらず利用者とのコミュニケーション能力や、思いやりや責任感についてアピールすると良いでしょう。

例文
   

私はこれまで介護職として働く中で、物事を0からやり遂げる力を身に付けました。具体的なエピソードとして、レクリエーションを導入したことが挙げられます。

日常業務の忙しさから、レクリエーションが毎回同じような内容になっていましたが、誰も改善をしようとしていませんでした。そんな中、利用者様からの期待のお声を聞いたことがきっかけで、季節に合った企画を私ひとりで考え、上長に掛け合い実施しました。

その結果、夏祭りにかかわるレクリエーションでは、とてもリフレッシュになったと利用者様から大変好評をいただくことができました。自分で何かを0から考え、そして形にすることの大変さを学びました。

利用者様から好評だったことを受けて、それ以降は毎月のレクリエーションを私が企画し、ほかの職員の協力も得て実行するようになっています。

これからもこの経験を活かして、日常業務においてもそれ以外でも、自分に与えられたことや自分にできそうな物事はすべてやり遂げ、利用者の皆様の満足度向上につなげていきたいです。

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ここまで転職活動の自己PRの作り方、気を付けたいポイント、具体例などを紹介してきました。

それでも、自分が作った転職活動の自己PRの内容に自信が持てない、不安、誰かのアドバイスが欲しいと思う人も居ますよね。

そういった人は、就職支援サービスを利用することをおすすめします。特に初めての転職活動でのサポートが期待できる就職支援サービスを紹介します。

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自己PRの攻略が転職成功のカギ! 自己PRの基本的な作り方を知って書類選考を突破しよう

転職活動の成功は、自己PRの攻略が欠かせないとお伝えしてきました。自己PRには型があり、その型を理解することで自己PRは誰でも作ることができます。また、経験した内容に自信がなくても、誰しも強みを見つけることができます。自己PRの基本的な作り方に沿って、それぞれの個性を活かし、職種に合った内容で表現することが大切です。

細かな点まで気を配り、自信を持って自分をアピールできるような自己PRを作りましょう!

監修者プロフィール

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