フリーターと無職の定義は異なる!無職を続けることの問題点と脱却方法4選

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この記事はこんな人向け

  • フリーターなのに無職扱いを受けるのが辛い
  • フリーターと無職の定義の違いは?
  • 非正規雇用の脱却方法を知りたい

フリーターや無職を続けることで将来的に問題が出てくる場合があります。とはいえ、現在は時間が自由に使えたり、お金に困ったりしていないかもしれません。

実際、私もフリーター時代は生活に満足しており、将来的に不満はあまりありませんでした。

ただですね。フリーターや無職を続けていると、同年代との格差が広がります。そして、正社員になろうとしても条件の良い会社に就職するには手遅れになってしまう場合もあるんです。

そこで、今回は無職・フリーター経験のある私が、フリーター・無職の定義やフリーター・無職を続ける上での問題点、フリーター・無職を脱却するためのポイントを紹介します。

フリーターと無職の定義は異なる!働いているかどうかがポイント

フリーターを続けていると、無職同然の扱いを受ける場合もあります。なぜなら、正社員以外は認めないという価値観を持っている人もいるため。

ただですね。フリーターと無職には「働いているか、否か」という明確な違いが存在します。働く意思も関係してくるので、まずは自分がどちらに区分されるのか確かめましょう。

フリーターの定義

総務省統計局によると、フリーターの定義は以下の通りです。

フリーターの定義

  1. 年齢が15〜34歳のパート・アルバイトの人。
  2. 完全失業者のうち探している仕事の形態がパート・アルバイトの人。
  3. 非労働者人口で、家事も通学のしていないその他の者のうち、就業内定しておらず、希望する仕事の形態がパート・アルバイトの人。
(参照:総務省統計局 フリーターの人数

無職の定義

ここがポイント

無職とは無職業者の略称で、現在定まった仕事をしておらず、学生や主婦ではない人。

フリーターとは異なり、年齢は関係ありません。似たような概念に「ニート」があります。

ここがポイント

ニートとは、Not in Education,Employment or Trainingの頭文字を並べたもので、15〜34歳の非労働者人口のうち家事・就学・就労・職業訓練・求職活動を行っていないの人。「若年無業者」と呼称されている。

(参照:内閣府 若年無業者に関する調査(中間報告)

それぞれの定義の違い

  1. 15〜34歳で働く意思がある人:フリーター
  2. 働く意思がない人:ニート
  3. 35歳以上で働いていない人:無職

以上のように分類されますね。

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フリーター・無職を続ける上での問題点4選

現在はフリーターや無職を続けていても、一人で暮らしていく分には問題ないかもしれません。

ただですね。将来的に親からの金銭的な援助が受けられられなくなると、経済的に困窮する可能性もあります。また、フリーターはもらえる年金額も少ないので、貯金がないと老後は生活ができません。

そのため、貯金が必要になり、正社員よりも若いうちから節約が必要になります。

ここでは、他にもフリーター・無職を続ける上での問題点があるので、紹介していきます。

フリーター・無職を続ける上での問題点4選

  • 社会的信用が低い
  • 空白期間が伸びると正社員への就職難易度が上がる
  • 経済的に余裕がない状態が続く
  • フリーターでも無職扱いされる場合がある

社会的信用が低い

フリーター・無職を続ける上での問題点は社会的信用が低いことです。なぜなら、社会的信用が低いと信用に基づく行動の多くが制限されるため。

社会的信用の低さから起こる問題

  1. クレジットカードの審査に落ちる
  2. 自動車・住宅ローンが組めない
  3. 賃貸物件を借りられない(親が保証人になれば可能)

フリーターは定期的な仕事を行っています。しかしですね。その多くは代わりのきく業務であり、正社員と比べると責任は軽く考えられてしまいます。

そのため、会社の経営が傾いた場合、首を切られる可能性が高いのは非正規雇用のフリーターです。つまり、収入が途絶える可能性が高いと、月々の料金が支払えないかもしれません。

そのため、無職・フリーターの社会的信用は低く、高価な買い物をする際にローンを組めない場合があるんです。

空白期間が伸びると正社員への就職難易度が上がる

フリーター・無職を続ける上での問題点は、空白期間が伸びると正社員への就職難易度が上がることです。

なぜなら、正社員として働いていない期間が長いと、「就業意欲が低いのでは?」と不安視されてしまうため。
フリーター期間別に見た正社員になれたものの割合
事実、厚生労働省の調査によると、フリーター期間が6ヶ月以内で正社員になれた人の割合は64.0%に対して、1年以上の場合は52.2%でした。
(参照:厚生労働省 若者者雇用を取り巻く現状

フジワラ

フリーターの場合は「空白期間に何をしていたのか?」と必ず聞かれます。

そこで採用担当者が納得できるような理由を答えられないと、採用を見送られてしまうかもしれません…。

経済的に余裕がない状態が続く

フリーター・無職を続ける上での問題点は、経済的に余裕がない状態が続くことです。

特に無職になると、収入が0の状態になってしまいます。それでも毎月支払わなければいけない費用があり、貯金を切り崩したり、お金を借りたりしても支払わなければなりません…。

固定費用の例

  1. 国民年金・国民健康保険料などの社会保険料
  2. 生活費
  3. 求職活動の費用(交通費など)
  4. 住民税

実家暮らしの場合でも無職期間が伸びれば、一家ごと困窮してしまう可能性もあります。そこで無職になる前に固定費用を算出し、次の仕事が見つかるまでの期間を予想して、必要な貯金額を把握しておきましょう。

また、フリーターは加入できる年金が国民年金のみです。事実、日本年金機構の発表によると、令和2年度の年金額(月額)は以下の通りでした。

年金の種類と受給金額

  1. 国民年金:65,141円
  2. 厚生年金(夫婦2人分の国民年金も含む額):220,724円
(参照:日本年金機構 令和2年4月分からの年金額等について

厚生年金の受給資格のある正社員なら、退職金も加えることにより年金暮らしも可能です。一方、フリーターの場合はかなりの貯金額がないと、生活できません。

そのため、一生働くしか選択肢がなくなる可能性もあるんです…。

フリーターでも無職扱いされる場合がある

フリーターを続けていると無職扱いされる場合があるんです。

フリーターが無職扱いされてしまう理由は大きく分けて3つあります。

フリーターが無職扱いされてしまう理由

  1. 責任のある仕事をしていない:誰でもできるような作業をこなしているイメージが強いため。
  2. 収入に安定性がない:クビになりやすくかったり、社会的信用がないのでローンを組めなかったりするため。
  3. 普通の道ではない:学校卒業後と同時に就職しないといけない固定概念に縛られている人も多いため。

正社員ではない=無職同然に考える価値観を持っている人も一定数存在します。優秀に仕事をこなしているのに、フリーターというだけで制限がかかってしまうことも無職扱いを受けていると感じる一つの要因ですね。

フリーター・無職を脱却するための4つのポイント

フリーターや無職は自由な時間を謳歌できたり、仕事でプレッシャーを感じるケースが少なかったりメリットも存在します。

ただですね。フリーターや無職を続けていけば、将来的に困る場面が増える可能性は高いんです…。危機感を持った方は正社員への就職を考えているかもしれません。

初めての就職活動で何から始めれば良いのか分からない人や社会に出ることへの不安を抱えている人にとって、就活のハードル高めです。

そこで、まずはフリーター・無職を脱却するためのポイントを4つ紹介します。

フリーター・無職を脱却するための4つのポイント

  • 無職の場合は無気力状態を脱する
  • アルバイト先で社員になれないか確認してみる
  • ニート・フリーター特化型転職エージェントを利用する
  • 未経験から就職しやすい職種に絞って応募する

無職の場合は無気力状態を脱する

無職の場合は無気力状態を脱することから始めましょう。なぜなら、就業経験のない無職の中には無気力症候群により、行動したくても行動できない人が一定数いるため。

ここがポイント

無気力症候群とは、意欲や自発性が低下したり、周囲に無関心になったりする状態のこと。これらの反応は強いストレスから心を守るための逃避行動だとされている。

(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット 無気力症候群

無気力状態を脱する手順は以下の通りです。

無気力状態を脱する手順

  1. 抱えている悩みを紙に書き出してみる
  2. 5W1Hを使い原因を深堀する
  3. 悩みが解決するまで繰り返し行う
(参照:ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

「社会に出るのが恐い」「やる気が出ない」などの原因を深堀してみると、意外と簡単に解決できる場合もあるんです。そのため、まずは上記の方法で無気力状態を脱してみましょう。

アルバイト先で社員になれないか確認してみる

フリーターの場合はアルバイト先で社員になれないか確認してみましょう。なぜなら、正社員登用制度があるバイト先も一定数存在するため。

ここがポイント

正社員登用制度とは、パートやアルバイト、契約社員など非正規雇用で働く労働者を正社員へ登用する制度のこと。登用条件は勤続年数+実績など一定の基準を満たすor昇格試験を受けるなど企業よって異なる。

ここに注意!

  • 「正社員登用あり」の記載があっても、登用を滅多に行わない企業もあります。

そのため、今までの登用実績について知りたい場合は、面接時に人事担当者に質問してみましょう。

ニート・フリーター特化型転職エージェントを利用する

フリーター・無職を脱却するためには、ニート・フリーター特化型転職エージェントを利用しましょう。なぜなら、就活のプロのキャリアアドバイザーのサポートを受けられるため。

ニート・フリーター特化型就職エージェントのサポート一覧

  1. 無料カウンセリング
  2. 求人紹介
  3. 面接対策
  4. 応募書類の添削
  5. 内定後の収入交渉
  6. 面接日の日程調整
  7. 推薦状の記入

応募書類の添削や面接対策など、選考突破のためのサポートを行ってくれます。未経験からの正社員の就職実績が豊富なので、就活の初歩的な質問もしやすい環境が整っていますね。

既卒サービス「ハタラクティブ」

ハタラクティブ
ハタラクティブ

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既卒サービス「第二新卒エージェントneo」

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既卒サービス「マイナビジョブ20’sアドバンス」

マイナビジョブ20’sアドバンスは、大学・大学院を卒業した人で、未就業の方向けの就職支援サービスです。利用者の対象を絞っているため、普通の就活サイトよりもライバルが少ないのも特徴です。

マイナビジョブ20’sアドバンスの特徴

  1. 既卒を積極的に採用している企業に多数出会える「特別選考会」へ案内してくれる
  2. 仕事擬似体験型研修があるから、就職後のミスマッチが少ない
  3. 最短2週間で内定をもらうことが可能

本来持っている、一人ひとりのパーソナリティを評価する選考会になるから、既卒で未就業という経歴がハンデになることもありません。

登録すると、個人の適性・志向性に合わせた職種別研修を行い、その中で仕事を疑似体験できるため、就職後とのイメージのギャップをおさえることができます。「せっかく就職したのに、嫌な仕事内容だった」なんてこともないでしょう。

実績として、最短2週間で内定を獲得できるため、スピーディーに就職したい人におすすめです。

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※新宿・大阪オフィスに来社できる方のみを対象としたサービスになりますので、来社が難しい方はサポート対象外になります

未経験から就職しやすい職種に絞って応募する

フリーター・無職を脱却するためには、未経験から就職しやすい職種に絞って応募しましょう。なぜなら、通常の求人では職種経験者を求めているので、内定を獲得しにくいため。

未経験歓迎求人なら採用のハードルが低いですが、教育体制が整っている企業が多く、転職時にキャリアアップすることも可能ですよ!

未経験から就職しやすい職種一覧

  1. 営業職:採用段階では専門知識が必要なく、職種や社風とマッチ度合いが採用で重視される。
  2. プログラマー:未経験からでも活躍するための教育体制が整っている。
  3. 介護職:少子高齢化社会の日本では今後も需要が増していく分野+仕事をしながら資格を取得できる。
  4. 警備員:仕事の時間帯は夜勤なので、夜型の生活を送っていた人にもおすすめ。
  5. 販売職:人物評価メインの採用なのでコミュニケーション能力がある人なら内定獲得しやすい。

営業職は顧客に一番近い距離で経験を積めるので、ビジネスの基礎スキルが身につきます。営業職と一言で言っても、様々な種類があるので転職エージェントと相談して、自分に合った職種を選びましょう。

営業職の種類

  1. 既存顧客対応
  2. 新規開拓
  3. ルート営業
  4. 店舗営業

プログラマーは完全未経験でも就職できる可能性が高い職種です。ただですね。プログラミングスクールでスキルを身につけておくと、より内定獲得率がアップしますよ。

代表的なプログラミングスクール

  1. テックキャンプ
  2. テックアカデミー
  3. 侍エンジニア

介護は少子高齢化社会の日本では今後も需要が拡大していく分野です。資格を取得していけば、キャリアアップも可能な職種ですね。

主な介護職の資格

  1. 介護職員初任者研修:ハローワークの職業訓練で無料で取得できる。就職に有利になる。
  2. 介護福祉士実務者研修:取得すれば、サービス提供責任者として働ける。介護福祉士の受験資格を得られる。
  3. 介護福祉士(国家資格):実務経験3年以上+自習研修修了+試験合格で取得。プロのスキルを証明になる。

警備員の業務は少人数での警備が基本のため、コミュニケーションが苦手な人でも問題ありません。

販売職では商品・サービスの知識とお客様のニーズを汲み取る力など、必要なスキルは就職後の業務で身につけることができます。

フリーター・無職に関するQ&A

ここでは、フリーター・無職に関するQ&Aをまとめました。気になるところがあれば、チェックしてみてくださいね。

就活と資格取得はどちらを優先すべき?

フリーター・無職の場合は就活を優先させましょう。なぜなら、採用担当者は資格より実務経験を重視するため。つまり、類似したアルバイト経験があれば、即戦力として採用してくれる可能性もあるんです。

就活に有利になるアルバイト経験

  1. 飲食店のホールスタッフ
  2. ゲーム会社のデバッカー
  3. アパレルの販売員

一方、弁護士や税理士など資格がないとできない仕事以外の資格は、就職活動であまり大きな強みを発揮しません。

むしろ、資格取得に長い時間を費やしてしまうと年齢で応募できない企業が出てきたり、応募したかった企業の求人を見逃してしまったりします。

ただですね。求人票の「歓迎するスキル・経験」の欄に資格がある場合は、就活と並行して勉強するのをおすすめします。

未取得の場合でも日商簿記2級取得に向けて勉強中」など記載しておけば、就業意欲をアピールできますよ。

フリーターでも結婚できる?

フリーターでも結婚できますが、両方フリーターの場合は生活が困窮する場合があります。なぜなら、結婚生活には多くのお金がかかるため。

結婚生活でかかる費用の例

  1. 月々の生活費用
  2. 結婚式の費用
  3. 引越しの費用
  4. 新婚旅行の費用
  5. 子供の教育費用

結婚自体は不可能ではありません。しかしですね。子供やパートナーと余裕のある暮らしをしたいなら、安定した収入のある正社員を目指した方が良いですね。

まとめ:フリーター・無職から脱却するには早めに就活を始めよう!

今回は、無職・フリーター経験のある私がフリーター・無職の定義やフリーター・無職を続ける上での問題点、フリーター・無職を脱却するためのポイントを紹介しました。

では、記事の内容をまとめます。

記事の内容まとめ

  • フリーター・無職を続けていると将来的に問題が増えていく
  • 未経験から就職しやすい職種に絞って応募する
  • ニート・フリーター特化型転職エージェントを利用する

現在はフリーターやニートで満足した生活を送れている場合でも、将来的には金銭的に困窮したり、社会的信用の低さから制限を受けたり、不満を感じる可能性があります。

余裕を持った生活を送りたいなら、未経験者を歓迎している企業の求人に応募して正社員になった方が経済的な自由度が上がったり、将来への不安がなくなったりする可能性が高いんです。

ただですね。空白期間が長いと、正社員への就職に不利なるかもしれません。

そこで、正社員への就職を検討している方は、まず今回紹介したニート・フリーター特化型転職エージェントに無料相談してみてはいかがでしょうか。

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監修者プロフィール

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