この記事はこんな人向け
- 新卒で仕事を辞めるのは甘えなのか?
- すぐ仕事を辞めるとどんなリスクはあるのか?
- 転職を成功させる方法を知りたい
新卒で辞めたいと思う人は多く、転職の難易度も高くありません。とはいえ、履歴書に傷がつくし、貯金がない人は金銭的にもキツいですよね?
実際、私の友人も新卒入社した会社を辞めるか迷っていた時期は、次の転職先が見つかるかどうか不安そうでした。
でも、心配ありません。転職する基準が分かれば、短期離職はあまり不利になりません。むしろ、異業種への転職の場合は早めに転職した方が有利になるんです。
そこでここでは、新卒した会社を辞めて転職を成功させた友人へのインタビューをもとに、新卒の離職率と第二新卒の市場価値や仕事を辞めたいと感じる原因、会社を退職する際の判断基準、転職を成功させるためのポイントを紹介します。
目次
新卒の女性で辞めたいと思うのは甘えじゃない!市場価値が高いので転職できる!
会社を辞めたいと思うのは甘えではありません。
事実、厚生労働省の調査によると、新卒3年目までに退職した人の割合は32.0%でした。つまり、入社3年後には3人に1人が仕事を辞めているんです。
(参照:厚生労働省 新規大卒就職者の事業所規模別離職状況)
ここがポイント
第二新卒とは、学校を卒業1〜3年で、転職を志す25歳前後の若手社員。
(参照:マイナビジョブ20’s 第二新卒とは?)
第二新卒は企業から求められています。理由は以下の通りです。
- 社会人としての基礎スキルが身についており、教育コストがかからない
- 前職の社歴が短いので、転職先の風土の馴染みやすい
- 若くてポテンシャルがある
第二新卒枠で募集をかけている企業でも若手社員が辞めています。そのため、以上の理由から第二新卒を求めている企業は多いんです。
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新卒の女性が仕事を辞めたいと感じる原因7選
新卒で仕事を辞めたいと感じる人は多く、理由も様々です。ここでは、新卒で仕事を辞めたい理由に多いものを紹介していきます。
新卒の女性が仕事を辞めたいと感じる原因7選
- 給与が低い
- 人間関係が悪い
- イメージと実際の仕事がかけ離れていた
- 拘束時間が長い
- 社風と合わない
- 正当な評価を受けられない
- 斜陽産業かつ会社に将来性を感じない
給与が低い
新卒の女性が仕事を辞めたいと感じる原因の1つ目は、給与が低いため。
入社前から額面給与は知っていたものの、実際の手取り額の低さにびっくりした人もいるかもしれません。
特に固定残業制度を取り入れている会社の場合、残業代があまり出ないので「あんなに働いたのにこれだけ…。」とモチベーションが下がってしまう人もいるんです。
ここがポイント
固定残業制度とは、給与の中にあらかじめ一定時間分の残業代を含ませておく制度のこと。例えば、「月20時間の残業代を含む」と求人票に記載されている場合は月20時間まで残業代は出ない。
そのため、給与が低いと退職を検討することになります。
人間関係が悪い
新卒の女性が仕事を辞めたいと感じる原因の2つ目は、人間関係が悪いため。
例えば、上司や同僚と馬が合わないと仕事に行くのが憂うつになってきます。学生時代は相性の悪い人を避けることができました。しかし、仕事は週5日8時間一緒にいることになるので、ストレスは溜まる一方なんです。
上司や同僚がどんな人間かは入社してみないと分かりません。そのため、仕事仲間との相性の悪さは避けられない問題なんです…。
イメージと実際の仕事がかけ離れていた
新卒の女性が仕事を辞めたいと感じる原因の3つ目は、イメージと実際の仕事がかけ離れていたため。
例えば、エンジニアやテレビ業界のADなど憧れで職種を選ぶと、会社によっては激務の場合もあるんです。そのため、企業研究を徹底して、自分が働いている姿をイメージしておきましょう。
企業研究では口コミサイトの利用をおすすめします。口コミサイトは現職員や退職した社員が書き込んでいるため、企業の実態が分かりやすいんです。
企業の悪い部分も知りつつ、フラットな状態で応募企業を選別してみてくださいね。
拘束時間が長い
新卒の女性が仕事を辞めたいと感じる原因の4つ目は、拘束時間が長いため。
- 月の残業時間はどのくらいか?
- 年間休日は実際はどのくらいか?
- 有給は取得しやすい環境か?
以上の質問をすると、採用担当者から「就労意欲が低い」と判断されてしまいます。そのため、面接では労働時間に関する質問はタブーとされているんです。
前述した口コミサイトを利用したり、歳の近い社員・同業他社に勤めているOGに話を聞いたりするしかありません。
社風と合わない
新卒の女性が仕事を辞めたいと感じる原因の5つ目は、社風と合わないため。
例えば、体育会系で実力主義な営業会社では、温和な性格で話下手なAさんには馴染みにくいかもしれません。派閥があったり、毎週飲み会があったりとすると業務以外でも気を遣う場面が多く、退職の原因になります。
社風は入社前には気づきにくいものです。社員の価値観や行動にも反映されているので、社風が合わない会社の場合は相性の合う人を見つけるのも難しいかもしれません。
正当な評価を受けられない
新卒の女性が仕事を辞めたいと感じる原因の6つ目は、正当な評価を受けられないため。
例えば、年功序列の会社も場合はいくら成果を出しても昇給は微々たる程度です。自分より成果を出せていない上司や先輩の方が給与が高いことに不満を持つ人もいます。
いくら契約を取っても会社のお金になるだけだったり、管理職に昇進するには10年近く時間がかかったりするので、必死で働く意味が分からなくなってしまうかもしれません。
そのため、昇給や昇進を早くしたい場合は、インセンティブが出る成果報酬型の企業に転職することを視野に入れた方が良いですね。
斜陽産業かつ会社に将来性を感じない
新卒の女性が仕事を辞めたいと感じる原因の7つ目は、斜陽産業かつ会社に将来性を感じないため。
例えば、何年も勤めている先輩社員が自分と給与があまり変わらなかったり、業界規模は縮小傾向にあったりすると「定年まで働ける会社なのか…?」と不安になります。
特に斜陽産業の場合は同業他社へ就職しても同じような場合もあるので、異業種へ転職がしやすい第二新卒の期間がおすすめなんです。
- 新聞業界
- 出版業界
- 印刷業界
- 金融業界
- 自動車業界
- 教育業界
新卒の女性が会社を退職する際の3つの判断基準
新卒で退職する際は「退職が甘えではないか」と自分を責めてしまう場合があります。しかしですね。実際、辞めるべき基準は明確に存在します。手遅れにならないよう、早めに対処する必要があるんです。
そこでここでは、新卒の女性が会社を退職する際の判断基準を3つ紹介します。
新卒の女性が会社を退職する際の3つの判断基準
- 労働環境が劣悪
- 心身に些細なレベルでも影響が出ている
- 異業種に転職して明確にやりたいことがある
労働環境が劣悪
新卒の女性が会社を退職する際の判断基準は、労働環境が劣悪かどうかです。なぜなら、自分1人の力で労働環境が改善することはなく、このまま働き続けても時間と体力を消耗するだけなため。
以下の状況が当てはまる場合はブラック企業の可能性が高いですね。
- 長時間労働が常態化している
- 休日が少ない・有給が取れない
- 箇条書き3つ目
- 業務内容に違法性が疑われる
- 大量採用・大量離職
- ハラスメントが横行している
大量採用・大量離職を繰り返している会社は社員の年齢バランスを見てみると、中堅層がほとんどいません。定着率の低さから若手社員とベテラン層が多いんです。そこで社員の年齢層を確認してみましょう。
ブラック企業に入社してしまった場合は早めに見切りをつけて、次の職場で頑張る選択も悪くないかもしれません。
心身に些細なレベルでも影響が出ている
新卒の女性が会社を退職する際の判断基準は、心身に些細なレベルでも影響が出ているかどうかです。
なぜなら、心身の健康を害してしまうと今後の社会人生活で不利になってしまうため。病気で転職活動が遅れたり、仕事をしながら持病と付き合っていったりしなければなりません。
そこで以下のように心身に些細なレベルでも影響が出ている場合は要注意です。
- 仕事の緊張でお腹が痛い・冷や汗が出る・動悸がする
- 休みの日もだるさから何もできない
これらのような状態が続くようなら、休職や転職を視野に入れてみてくださいね。
異業種に転職して明確にやりたいことがある
新卒の女性が会社を退職する際の判断基準は、異業種に転職して明確にやりたいことがあるかどうかです。なぜなら、実際に働いてみて仕事への価値観が変わることは良くあるため。
例えば、入社前は営業職で社内トップセールスになるのが夢だったけど、今はエンジニアとして1日でも早く実務経験を積みたいなど明確な目的を持って、転職するのは悪いことではありません。
キヨちゃん
前述した通り、第二新卒は異業種への転職するチャンスなので早めに行動に移しましょう。
仕事を辞めたい新卒女性が転職を成功させる5つのポイント!
仕事を辞める判断基準に当てはまっている場合以外は、1年間は仕事を続けた方が転職しやすくなります。なぜなら、1年間未満の職歴では社会人としての基礎スキルが身についていないと判断する企業が多いため。
教育コストがかからないという第二新卒の採用メリットがなくなってしまうんです。でも心配ありません。以下のポイントを抑えておけば、職歴1年未満の人でもきっと転職を成功させられますよ。
仕事を辞めたい新卒女性が転職を成功させる5つのポイント!
- 第二新卒特化型転職エージェントを利用する
- 在職中に転職活動を行う
- 退職理由を整理して不満点を改善できる企業へ転職する
- 長期的に勤めたい場合は女性が働きやすい職場を探す
- 短期離職しない根拠を提示できるようにする
第二新卒特化型転職エージェントを利用する
第二新卒特化型転職エージェントを利用しましょう。なぜなら、転職のプロであるキャリアアドバイザーのサポートを無料で受けられるため。
- 無料カウンセリング
- 求人紹介
- 面接対策
- 応募書類の添削
- 内定後の収入交渉
- 面接日の日程調整
- 推薦状の記入
初めての転職活動でも職務経歴書の書き方や面接対策など初歩的なことから教えてくれます。
アドバイザーは企業の内部事情に精通しているんです。掲載企業のデメリットを教えてくれるのでミスマッチにつながりにくいですね。
頻出質問を教えてくれたり、推薦状により企業へプッシュしてくれたりするので内定率も上がりますよ!
既卒サービス「ハタラクティブ」
私が実際に使った中でおすすめしたいのは「ハタラクティブ」です。利用者のほとんどが既卒・フリーターで、社会人経験ゼロの人を対象に色々な就活支援をしてくれます。
- 求人の質が高く、既卒から上場企業の正社員になれる!
- 一人で就職活動をするより、圧倒的に内定しやすい
- 他社の3倍時間をかける、圧倒的に親身な就活サポート
求人の紹介だけでなく、既卒の就活を知り尽くしたキャリアコンサルタントによる、「自己分析サポート」「履歴書・エントリーシートの添削」「模擬面接」のサービスを提供していて、既卒の就職を徹底サポートしてくれます。興味がある人は以下をチェックしてみてください。
既卒サービス「第二新卒エージェントneo」
私も利用しましたが、特におすすめなのが「第二新卒エージェントneo」です。その名の通り、既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスです。就職/転職満足度No.1の実績を誇り、全てのサービスを無料で使うことができます。
- 担当コンサルタントが内定獲得まで完全フォロー
- 厳選した企業の未経験OK求人を紹介してもらえる
- サービスの満足度が高く過去実績も確か
過去に22,500人以上の支援実績があり、そのうち10,000人以上は職務経験無しの人達です。
未経験で活動の方法が分からないからこそ、イチから丁寧に教えてもらいたい。既卒という立場での活動だからこそ、きちんと準備して優良企業に入りたい。そんな人に向けたサービスとして、業界で確かな実績を残しています。
既卒サービス「マイナビジョブ20’sアドバンス」
マイナビジョブ20’sアドバンスは、大学・大学院を卒業した人で、未就業の方向けの就職支援サービスです。利用者の対象を絞っているため、普通の就活サイトよりもライバルが少ないのも特徴です。
- 既卒を積極的に採用している企業に多数出会える「特別選考会」へ案内してくれる
- 仕事擬似体験型研修があるから、就職後のミスマッチが少ない
- 最短2週間で内定をもらうことが可能
本来持っている、一人ひとりのパーソナリティを評価する選考会になるから、既卒で未就業という経歴がハンデになることもありません。
登録すると、個人の適性・志向性に合わせた職種別研修を行い、その中で仕事を疑似体験できるため、就職後とのイメージのギャップをおさえることができます。「せっかく就職したのに、嫌な仕事内容だった」なんてこともないでしょう。
実績として、最短2週間で内定を獲得できるため、スピーディーに就職したい人におすすめです。
※新宿・大阪オフィスに来社できる方のみを対象としたサービスになりますので、来社が難しい方はサポート対象外になります
在職中に転職活動を行う
在職中に転職活動を行ってください。なぜなら、退職後の転職活動は精神的にも金銭的にも追い込まれやすいため。
収入0円の状態が続くので、貯金を切り崩しながらの転職活動になってしまいます。
ユウキ君
1年以上勤めない失業保険は受けられません。基本的に退職日前の2年間で通算12ヶ月以上雇用保険に加入していないといけないため。
転職活動が長引くと、「早く転職先を見つけないと生活できなくなる」という焦りから正常な判断ができなくなり、前職より待遇の悪い会社へ転職してしまう場合もあるんです。
そのため、金銭的に安定している在職中に転職活動を行いましょう。転職エージェントなら求人紹介や面接日程の調整を行ってくれるので、忙しくても選考に参加することは可能ですよ。
退職理由を整理して不満点を改善できる企業へ転職する
退職理由を整理して不満点を改善できる企業へ転職しましょう。なぜなら、退職理由を漠然としたままにしておくと、転職先でもまた同じような悩みに直面するため。
以下のような前職への不満を紙に書き出してみましょう。
- やりたい仕事ができなかった
- 労働時間が長かった
- 住んだことがない地域に配属された
そこで不満点をクリアできる会社を選べば、納得のいく転職先が見つかるはずです。
長期的に勤めたい場合は女性が働きやすい職場を探す
長期的に勤めたい場合は女性が働きやすい職場を探すことをおすすめします。なぜなら、女性には出産や結婚などライフイベントが存在するため。
女性の場合、出産や結婚のタイミングで退職したい人や職場復帰して定年まで働きたい人に分かれます。職場復帰して働きたい場合は、産休・育休・時短勤務など福利厚生が充実している企業を探すべきですね。
ただですね。会社は業績に貢献できる人材に戻ってきてほしいから育児休暇など福利厚生を充実させています。周囲の理解や協力が得やすい職場が女性の働きやすい職場と言えます。
そのためにはきちんと仕事をこなして、周りから必要とされる人材になりましょう。そのため、制度が整っている会社へ転職するだけではなく、入社後の努力も重要になってきますよ。
短期離職しない根拠を提示できるようにする
短期離職しない根拠を提示できるようにしましょう。なぜなら、すぐに会社を辞めてしまったことが採用する際にネックになるため。
「会社へ長期的に貢献します」と伝えるだけでは、実際は1年持たずに辞めているので説得力に欠けています。そこで以下のような短期離職しない根拠を提示しましょう。
- 仕事への熱意
- 退職理由と志望動機を関連付ける
仕事への熱意は職種で有利になる資格を事前に取得しておくことで証明できます。また、退職理由と志望動機を関連付けることで前向きな転職であることが伝わりやすくなるんです。
例えば、「前職では個人主義が強かったので、社内がギスギスしていた時がありました。結果的に業績が落ちていたので、チームで働ける御社を志望いたしました。」などですね。
「前職が向いていなかったことを自覚し、転職先では頑張りたいんだな」と判断される可能性が高まりますよ。
新卒女性が仕事を辞めたい場合のQ&A
ここでは、新卒女性が仕事を辞めたい場合のQ&Aをまとめました。気になるところがあれば、チェックしてみてくださいね。
仕事を辞める旨は誰にいつ伝えれば良い?
仕事を辞める際は以下の通りにしましょう。
- 退職の意思を伝える人:直属の上司
- 伝えるタイミング:転職先が決まっている状態
就業規則がある企業では、就業規則に従い退職の手続きを行ってください。就業規則がない場合は目安として退職日の1ヶ月以上前には退職の意思を伝えましょう。
退職する際には引継ぎなど社内外へ挨拶が必要になる場合もあるので、余裕を持って伝えた方が良いですね。
新卒がすぐに仕事を辞めるリスクはある?
新卒がすぐに仕事を辞めるリスクはありますね。なぜなら、採用担当者に「すぐに辞めてしまうのでは?」と悪い印象を持たれてしまう可能性もあるため。
短期離職をされると、企業側は採用コストや教育にかけた時間が無駄になってしまいます。そのため、会社の業績に貢献される前に辞められると損しかありません。そのため、短期離職者の採用には慎重になるんです。
まとめ:新卒で仕事を辞めたい女性は辞めても問題なし!在職中に転職活動をしよう!
今回は新卒の離職率と第二新卒の市場価値や仕事を辞めたいと感じる原因、会社を退職する際の判断基準、転職を成功させるためのポイントを紹介しました。
では、記事の内容をまとめます。
記事の内容まとめ
- 退職の判断基準に沿って転職するか決める
- 長期的に勤めたい場合は女性が働きやすい職場を探す
- 第二新卒特化型転職エージェントを利用する
第二新卒の需要は高く、転職は難しくありません。しかしですね。転職理由が「甘え」だと取られてしまうと、企業から採用されにくくなってしまいます。
そこで「ブラック企業か?」「心身に些細なレベルでも影響が出ているか?」「異業種で明確にやりたいことがあるか?」に当てはまる場合は面接官を納得させられやすいので、すぐにでも転職を検討しましょう。
長期的に勤めたい場合は育児休暇の取得率など福利厚生をみておくこと+職場から必要とされる人材を目指す努力が重要になります。
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監修者プロフィール
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