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一生フリーターで生きていくことは不可能ではありません。とはいえ、フリーターを続けることに不安を感じている人もいますよね。
実際、私もフリーター時代は「今は楽しいけど、老後は大丈夫だろうか… ?」と考えていました。
実はフリーターを続けることは正社員より自由度が低かったり、一生働き続けないといけなかったりと問題が多いんです。ただですね。若いうちから早めに行動を起こせば、フリーターからの脱却は難しくありません。
そこで今回は、フリーターから正社員への就職を成功させた私が、フリーターでいたい人の割合や一生フリーターでいると起こる問題、一生フリーターでいる利点、フリーターから脱却して正社員になる方法を紹介します。
目次
「一生フリーターでいたい」と考えている人の割合は4割以上!
バイトルマガジンによると、1年以上フリーターを続けている人の41%が「一生フリーターでいたい」と考えています。
(参照:バイトルマガジン ボトス 「一生フリーターでいい」というフリーターが急増中って本当?!)
フリーターを続けていきたい人は、お金や地位・名誉より自由な時間やプレッシャーの少なさを重視しています。
- バンドや役者など夢を追っている人
- 起業資金を溜めている人
- 新卒就活に失敗した人
ただですね。フリーターの生活は金銭的な制約や安定性の低さと隣り合わせなんです…。将来的な不安がつきまとってくるので、長期間フリーターでいることはおすすめできません。
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一生フリーターでいると起こる7つの問題
一生フリーターでいた方が自由なイメージがあります。しかしですね。実際は金銭面や老後の時間を加味すると、正社員の方が自由度は高いんです。
そこでここでは、一生フリーターでいると起こる問題を7つ紹介します。
一生フリーターでいると起こる7つの問題
- 安定した収入を得ることができない
- 正社員と比べて生涯年収に1億円以上の差が生まれる
- 老後にもらえる年金額が少ない
- 生活保護の受給にも条件がある
- 年齢を重ねるごとに応募できる求人が減っていく
- 結婚するのが困難
- 社会的信用が低い
安定した収入を得ることができない
一生フリーターでいると起こる問題の1つ目は、安定した収入を得ることができないことです。なぜなら、病気や怪我で働けないと収入が途絶えてしまうため。
一方、正社員の場合は基本給が保証されているので、病気で休んでもある程度安定した収入が入ってきます。
年収が激減しても、家賃など生活費は同じようにかかります。そのため、安定収入があれば、万が一働けなくなっても安心なんです。
正社員と比べて生涯年収に1億円以上の差が生まれる
一生フリーターでいると起こる問題の2つ目は、正社員と比べて生涯年収に1億円以上の差が生まれることです。
(参照:厚生労働省 正社員とフリーターの格差)
事実、厚生労働省の調査によると、正社員の生涯年収(18歳〜60歳まで勤めた場合)が2億2,000万円に対して、フリーターは6,000万円でした。つまり、同じ期間働いても1億6,000万円も差がついてしまうんです…。
また、フリーターは正社員に比べて昇給額が多くありません。日本の多くの企業は年功序列型賃金制度を採用しています。正社員は年齢を重ねるごとに収入が増えていきます。
一方、フリーターは元の給与が安い+時給がアップしても10円〜100円など微々たる程度です。
そのため、老後の蓄えを作ることも難しいんです。
正社員の場合は老後に必要な資金を退職金で賄うことができるので、貯蓄だけでなく、趣味や結婚・子育てなどのライフイベントにお金を投資できるんです。
老後にもらえる年金額が少ない
一生フリーターでいると起こる問題の3つ目は、老後にもらえる年金額が少ないことです。なぜなら、フリーターは正社員と違い、厚生年金に加入できるため。
「国民年金」は20歳以上60歳未満の国民全員が加入対象ですが、厚生年金の加入対象者は正社員です。また、会社によっては「企業年金」という通常の年金に上乗せできる民間の年金制度もあるんです。
- フリーター:一階建て(国民年金のみ)
- 正社員:二階建て(厚生年金+国民年金)or三階建て(厚生年金+国民年金+企業年金)
つまり、階数が上の年金を支払っている方がより老後の年金額も増えるんです。2階建ては25万円程度の額を受給できますが、一階建ては7万円程度です。
7万円程度では家賃や光熱費を払うので精一杯ですよね。そのため、年金だけでは生活できないので、十分な貯金がないフリーターは一生働き続けなければなりません。
生活保護の受給にも条件がある
一生フリーターでいると起こる問題の4つ目は、生活保護の受給にも条件があることです。
フリーターの人の中には困ったら、生活保護を受ければ良いと思っている人もいるかもしれません。しかしですね。誰でも生活保護を受給できるわけではありません…。
生活保護を受給するための条件は以下の通りです。
- 資産となる車や持ち家を売却する
- 貯金が10万円以下
- 働ける場合は働く
- 年金や手当を受給して、まずは活用する
- 家族や親戚から援助受ける
そのため、条件を満たせなければ、生活保護が受給できず、困窮した生活を送るしかないかもしれません。
年齢を重ねるごとに応募できる求人が減っていく
一生フリーターでいると起こる問題の5つ目は、年齢を重ねるごとに応募できる求人が減っていくことです。なぜなら、企業側は若い人材を欲しがっているため。
若いうちは体力もあるので、割の良い夜勤や体力仕事ができます。しかしですね。年齢を重ねるごとに体力的にキツくなってきます。
アルバイトは単純作業が多く、頭脳労働より力仕事が多いんです。そのため、このままフリーターを続けるのはリスクの高い選択かもしれません。
結婚するのが困難
一生フリーターでいると起こる問題の6つ目は、結婚するのが困難なことです。なぜなら、年齢を重ねるごとに結婚相手が経済力を求める傾向があり、フリーターの状態では結婚を拒否される可能性があるため。
事実、結婚情報サイトのアニヴェルセルの調査によると、女性の64.8%、男性の8.6%が結婚相手に安定した収入を求めています。
(参照:アニヴェルセル総研 結婚前の男女は必見!結婚相手に求める条件は?)
また、フリーターのまま結婚できたとしても、経済的に苦しい生活を余儀なくされやすいんです。特に子供を作りたいと考えている場合は育てるのに金銭的な余裕が必要になります。
- 結婚費用
- 出産費用
- 子供の養育費・教育費
- 家族で住む住宅の家賃
- 老後の生活費
- 介護費用
そのため、フリーターのままで家族を養っていくのは困難かもしれません。
社会的信用が低い
一生フリーターでいると起こる問題の7つ目は、社会的信用が低いことです。なぜなら、正社員よりフリーターの方が解雇の対象になりやすいため。
会社の業績が悪化した場合、人件費削減のためにフリーターが真っ先に解雇の対象になります。一方、正社員の場合は一方的に企業が解雇することができません。
人員整理のために早期退職を願う場合もあります。ただですね。その場合は解雇という形ではなく、退職金を割増しした条件の良い退職なんです。
キヨちゃん
「社会的信用の低い人=雇用が安定しない人」とされています。
フリーターの方が正社員よりクビになりやすく、収入が途絶える可能性が高いんです。そのため、滞納リスクが高いフリーターは自動車・住宅ローンの借り入れができません。
一生フリーターでいる4つの利点
一生フリーターでいると、様々な問題が起こることがわかりました。
ただですね。価値観は人それぞれなので、「若いうちに自由な時間がほしい」「趣味に没頭したい」などの理由でフリーターを続ける選択肢もありますね。
そこで、ここでは一生フリーターでいる利点を4つ紹介します。
一生フリーターでいる4つの利点
- 時間の融通が効くので自分のペースで生きられる
- 責任やプレッシャーが重くない
- 副業しやすい
- 様々な仕事を経験できる
時間の融通が効くので自分のペースで生きられる
一生フリーターでいる利点は、時間の融通が効くので自分のペースで生きられることです。なぜなら、シフト制なので働きたい時間や日を自分で決められるため。
正社員の場合、多くの企業が平日9時〜17時(1日8時間)は確実に拘束されてしまいます。しかし、フリーターの場合は、4〜6時勤務や一日間隔を置いて働くことも可能です。
そのため、自分の都合の良い日・時間に働けるのはフリーターのメリットですよ。
ユウキ君
朝に弱い人や趣味・勉強に時間を投資したい人にもおすすめ!
責任やプレッシャーが重くない
一生フリーターでいる利点は、責任やプレッシャーが重くないことです。やはり、正社員と比べると責任の重さが違いますね。
例えば、正社員の場合、店舗の目標売上が達成できなかった場合は上司から叱責されたり、売上を上げるために工夫したりしなければなりません。その分、ストレスも溜まりやすいんです。
一方、アルバイトは給与が時給制で支払われるため、店舗の売上が悪くても関係ありません。
正社員はアルバイトスタッフの管理・教育も仕事です。この関係性からフリーターの責任が重くないことが分かります。
副業しやすい
一生フリーターでいる利点は、副業しやすいことです。なぜなら、副業を認めていない会社も多いため。
人が副業するほとんどの目的は収入を増やすことです。
アルバイトなら副業も掛け持ちもできるので、容易に収入を増やせます。特に副業ならクラウドソーシングサイトで仕事を受注していき、軌道に乗れば、独立も夢ではありませんよ。
- プログラミング
- Webライティング
- 宅配ドライバー
様々な仕事を経験できる
一生フリーターでいる利点は、興味のある職種や地域でアルバイトを多く経験できることです。
特にリゾート地や観光地で住み込みで働けるリゾートバイトがおすすめですね。寮費・光熱費・食費が無料なので、短期間でかなり稼げますよ!
フリーターから脱却して正社員になる方法5選
正社員を目指すなら、フリーター歴が短い方が就職が有利になるんです。
20代なら就職先は引く手数多ですが、30代になると市場価値が下がり、内定を獲得しにくくなります。なぜなら、企業側は30代なら即戦力の人材を求めているため。
そのため、実績やスキルがないと、正社員へ就職しにくくなってしまいます。そのため、20代のうちに正社員への就職活動を始めることをおすすめします!
そこでここでは、フリーターから脱却して正社員になる方法を5つ紹介します。
フリーターから脱却して正社員になる方法5選
- フリーター特化型就職エージェントを利用する
- 未経験歓迎求人に絞って応募する
- 応募企業の評判を口コミサイトで調べておく
- 社会人としてのマナーを身に付けておく
- フリーター期間で得たことを説明できるようにする
フリーター特化型就職エージェントを利用する
正社員になるには、フリーター特化型就職エージェントを利用しましょう。なぜなら、転職のプロであるキャリアアドバイザーのサポートを受けられるため。
- 無料カウンセリング
- 求人紹介
- 面接対策
- 応募書類の添削
- 内定後の収入交渉
- 面接日の日程調整
また、エージェントでは担当者が掲載企業へ取材することで「労働時間が明らかに長い」「ハラスメントが横行している」などブラック企業の求人を排除しています。労働環境が悪い職場を避けられるので安心ですね。
既卒サービス「ハタラクティブ」
私が実際に使った中でおすすめしたいのは「ハタラクティブ」です。利用者のほとんどが既卒・フリーターで、社会人経験ゼロの人を対象に色々な就活支援をしてくれます。
- 求人の質が高く、既卒から上場企業の正社員になれる!
- 一人で就職活動をするより、圧倒的に内定しやすい
- 他社の3倍時間をかける、圧倒的に親身な就活サポート
求人の紹介だけでなく、既卒の就活を知り尽くしたキャリアコンサルタントによる、「自己分析サポート」「履歴書・エントリーシートの添削」「模擬面接」のサービスを提供していて、既卒の就職を徹底サポートしてくれます。興味がある人は以下をチェックしてみてください。
既卒サービス「第二新卒エージェントneo」
私も利用しましたが、特におすすめなのが「第二新卒エージェントneo」です。その名の通り、既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスです。就職/転職満足度No.1の実績を誇り、全てのサービスを無料で使うことができます。
- 担当コンサルタントが内定獲得まで完全フォロー
- 厳選した企業の未経験OK求人を紹介してもらえる
- サービスの満足度が高く過去実績も確か
過去に22,500人以上の支援実績があり、そのうち10,000人以上は職務経験無しの人達です。
未経験で活動の方法が分からないからこそ、イチから丁寧に教えてもらいたい。既卒という立場での活動だからこそ、きちんと準備して優良企業に入りたい。そんな人に向けたサービスとして、業界で確かな実績を残しています。
既卒サービス「マイナビジョブ20’sアドバンス」
マイナビジョブ20’sアドバンスは、大学・大学院を卒業した人で、未就業の方向けの就職支援サービスです。利用者の対象を絞っているため、普通の就活サイトよりもライバルが少ないのも特徴です。
- 既卒を積極的に採用している企業に多数出会える「特別選考会」へ案内してくれる
- 仕事擬似体験型研修があるから、就職後のミスマッチが少ない
- 最短2週間で内定をもらうことが可能
本来持っている、一人ひとりのパーソナリティを評価する選考会になるから、既卒で未就業という経歴がハンデになることもありません。
登録すると、個人の適性・志向性に合わせた職種別研修を行い、その中で仕事を疑似体験できるため、就職後とのイメージのギャップをおさえることができます。「せっかく就職したのに、嫌な仕事内容だった」なんてこともないでしょう。
実績として、最短2週間で内定を獲得できるため、スピーディーに就職したい人におすすめです。
※新宿・大阪オフィスに来社できる方のみを対象としたサービスになりますので、来社が難しい方はサポート対象外になります
未経験歓迎求人に絞って応募する
正社員になるには、未経験歓迎求人に絞って応募してみてください。なぜなら、フリーターは中途採用枠で応募するため。
企業が中途採用の募集をかける目的は即戦力の社員を獲得することです。なので、フリーターではスキル・実績を持つライバルに勝ち目はありません。
でも、未経験歓迎求人なら採用されやすいんです。未経験者を募集している企業は人手不足である傾向があります。
「人手不足の企業=ブラック企業なんじゃ…」と不安な人もいるかもしれません。ただですね、人手不足の企業こそ新人には長期的に定着してほしいので、きちんとした教育基盤が整っている場合がほとんどなんです。
そのため、フリーターが正社員を目指すなら未経験者歓迎求人に応募することをおすすめします。
- エンジニア
- 販売職
- 営業職
応募企業の評判を口コミサイトで調べておく
正社員になるには、応募企業の評判を口コミサイトで調べておきましょう。
なぜなら、企業のHPには基本的な内容しか記載されていないため。面接官に質問しても肝心な情報は濁されてしまうことが多いんです。
そこで口コミサイトを利用することをおすすめします。口コミサイトは現職の社員が本音を書き込んでいるので、企業の実態が分かるんです。具体的には以下の情報が手に入ります。
- 年収
- 残業時間
- 事業の展望・強み・弱み
- 女性の働きやすさ
- 社風・組織体制
- 福利厚生
そのため、企業の実態が分かれば、入社後にミスマッチを起こす可能性をグッと下げることができますよ!
社会人としてのマナーを身に付けておく
正社員になるには、社会人としてのマナーを身に付けておきましょう。なぜなら、マナーが身についていないと、採用担当者からの評価が下がってしまうため。
フジワラ
面接の受け答えの練習は1人でもできますが、マナーの指摘は他人の協力が必要になります。
そのため、マナーを身につけるには転職エージェントの面接対策を受けることをおすすめします。
フリーター期間で得たことを説明できるようにする
正社員になるには、フリーター期間で得たことを説明できるようにしてください。なぜなら、フリーター期間の過ごし方で面接官が感じる印象が変わるため。
もちろん、何もしていなかった場合は評価は最悪です。ただですね。受け答え次第ではプラスに転じることもあります。
- 入社後に役立つ資格を取得した
- 店舗のオリジナルマニュアルを作成して、スタッフの接客態度の改善した
- ワーホリに参加し、英語力アップした
面接官がプラスな印象を抱く+「フリーター期間が無駄ではなかった」と納得できるような説明を心がけましょう。
まとめ:一生フリーターでいるのはリスクが大きい!正社員の方が自由度が高いのでおすすめ!
今回はフリーターでいたい人の割合や一生フリーターでいると起こる問題、一生フリーターでいる利点、フリーターから脱却して正社員になる方法を紹介しました。
では、記事の内容をまとめます。
記事の内容まとめ
- 一生フリーターでいたい人の割合は約4割
- 一生フリーターは将来的なリスクが大きい
- フリーター特化型就職エージェントを利用する
一生フリーターでいたい人の割合は4割と、非正規雇用で生計を立てていくことも珍しくない時代になっています。
ただですね。フリーターを続けていると老後にもらえる年金額が少なかったり、高齢になると応募できるバイトが減ったりとリスクも大きいんです。
収入により、結婚や車・一軒家を諦めなければならない可能性も少なくありません。その点、正社員なら社会的信用も高く、経済的な自由度が高いんです。
正社員への就職は若い方が成功しやすいので、就職するか迷っている方は、今回紹介したフリーター特化型転職エージェントへ無料相談してみてはいかがでしょうか。
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監修者プロフィール
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フジワラ
実際、私がフリーターだった頃にウイルス性胃腸炎を患った経験があります。治りが遅く、2週間バイトを休んだその月の収入は先月の半額未満でした…。