この記事はこんな人に向け
- いつまでつらい時期が続くの?
- つらい時期を乗り越える方法を知りたい
- 仕事を辞めたらどうなるのか知りたい
新卒社員は慣れない業務を覚えながら、職場にも馴染まないといけません。さらに社会人と学生の生活のギャップを感じるので仕事に行くこと自体がつらいですよね。
実際、私の友人も新卒入社した頃は毎日「つらい」「辞めたい」と電話をかけてきました。
ただですね。仕事がつらい原因を知り、対策を練れば、つらさを乗り越えることは可能です。新卒のつらさはほとんどの人が直面するので、つらい時期を先に把握しているだけでも身構えることができます。
そこで今回は新卒のつらい時期を乗り越えた友人へのインタビュー形式で、新卒社員が仕事をつらいと感じる原因や乗り越え方、新卒で転職活動をするおすすめの時期を紹介します。
目次
新卒社員が仕事をつらいと感じる7つの原因
「仕事がつらい」と、漠然と思っている人もいます。つらさを軽減させるには自分の悩みの原因を知ることからスタートします。原因をはっきりさせることで、どんな対処法を取れば良いかが分かるんです。
そこでここでは、新卒社員が仕事をつらいと感じる原因を7つ紹介します。
新卒社員が仕事をつらいと感じる7つの原因
- 業務やマナーなど覚えることが多すぎる
- 仕事でミスばかりしてしまう
- 上司との関わり方が分からない
- 労働時間が長い
- 職場の雰囲気に馴染めない
- 先輩に質問しにくい
- 入社後のギャップを感じる
業務やマナーなど覚えることが多すぎる
新卒社員が仕事をつらいと感じる原因は、業務やマナーなど覚えることが多すぎるため。
学生から社会人になると業務内容だけではなく、社会人としてのマナーや会社のルールなど覚えることは山積みです。そのため、疲れが溜まるのは当たり前ですよね。
- 電話の取り方・取り次ぎ方
- 来客対応・お茶の出し方
- 挨拶・敬語
- ビジネスメールの書き方
- 会社のシステム
仕事でミスばかりしてしまう
新卒社員が仕事をつらいと感じる原因は、仕事でミスばかりしてしまうため。
自分のミスで先輩に迷惑をかけている状態はいたたまれないですよね。挽回しようにも、入社したての頃は業務の進め方が分かりません。
- 請求書を受け取ったらどこへ回すのか
- 問い合わせメールの返信方法
- 商材についての問い合わせを受けたがどう調べればいいのか
上司や先輩を頼るしかないのに、「そろそろ自分で考えて!」なんて言われることもあります。しかし自分で進めたら進めたで、「なんで確認しないの?」と怒られる場合も。
そのため、新卒社員はどんどん自信がなくなっていきます。
上司との関わり方が分からない
新卒社員が仕事をつらいと感じる原因は、上司との関わり方が分からないため。
上司という存在は親や学校の先生とは違った目上の存在でもあり、ビジネスパートナーなので、特別な配慮が必要になります。どこまで相談すべきか、どこまで配慮するのがビジネスマナーなのか悩む新卒も多いです。
また、上司との相性が悪い場合でも変えてもらうことはできません。
どんな上司にも上手いあしらい方がありますが、新卒の場合は上手い接し方が分からないですよね…。
そのため、上司との馬が合わず、仕事がつらいと感じる人は多いです。
労働時間が長い
新卒社員が仕事をつらいと感じる原因は、労働時間が長いため。
始めこそ効率良く仕事ができないので残業はほぼありません。しかし、業務に慣れていくと同時に残業も増えていきます。
新人は先輩より早めに出社しないといけない暗黙の了解がある会社もあり、労働時間は長くなる一方です。大学生の時は早めに帰るのが当たり前だった人も多いので、慣れない残業にストレスを感じるかもしれません。
職場の雰囲気に馴染めない
新卒社員が仕事をつらいと感じる原因は、職場の雰囲気に馴染めないため。
関係は出来上がった状態で、新卒社員が入っていくのは大変です。人間関係が上手く構築できないと、会社に行くのがつらくなってしまいますよね。
例えば、営業系の会社で先輩社員が目まぐるしく快活に働いている雰囲気に気圧されてしまう人もいます。会社には独特のルールや雰囲気があるので、徐々に慣れるのを辛抱するしかありません。
先輩に質問しにくい
新卒社員が仕事をつらいと感じる原因は、先輩に質問しにくいため。
例えば、先輩は別の仕事で忙しそうな場合、急ぎではない質問は後回しにしてしまいます。
友人も質問すればできていた取引先に送る納品書の完成ができず、残業した経験があったそうです。
会社や部署全体が忙しそうな雰囲気だと質問しにくいですよね。そのため、聞いたら聞いたで断られ、聞かなかったら聞かなかったで怒られるという悪循環が生まれてしまいます。
入社後のギャップを感じる
新卒社員が仕事をつらいと感じる原因は、入社後のギャップを感じるため。新卒社員の多くがイメージしていた仕事と現実のギャップが大きいと感じています。
会社の業務は地味な作業も多いですよね。しかし、会社説明会では大きな事業がピックアップされます。
そのため、面倒な事務作業に追われ、派手な仕事に携われずに会社と自宅を往復する毎日に嫌気がさす人も多いですね。
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新卒で仕事がつらい時期を乗り越える6つの方法
原因が分かれば、自分にあった対処法を試していきましょう。些細な気持ちの持ちようで状況が好転することもあります。
ここでは、新卒で仕事がつらい時期を乗り越える方法を6つ紹介します。
新卒で仕事がつらい時期を乗り越える6つの方法
- 悩みを書き出して、自分で解決できる問題だけに注力する
- 運動をする習慣を作る
- 友達や家族など信頼できる人につらい状況を打ち明ける
- 質問する際は自分の意見を持つ
- 帰宅後は仕事のことを考えない
- 失敗できるのは新卒の特権と考える
- 明らかに会社の労働環境が悪かったり、仕事が心身に影響を及ぼしたりしている時は無理をせず、休んでから転職を検討するのをおすすめします。
悩みを書き出して、自分で解決できる問題だけに注力する
まずは頭にあるつらい気持ちを視覚化しましょう。なぜなら、思考を言語化することで、客観的な視点を持てるため。
- メモに何がつらいのか書き出す
- 書き出したメモを見て、自分でコントロールできる悩みとできない悩みに分ける
- コントロールできる悩みだけ解決策を考える
大切なのは自分の行動次第で現状が変えられる問題にのみ注力することです。
ストレスに強い人は自分ができることにだけ集中します。一方、ストレス耐性がない人ほど他人や環境にフォーカスしがちです。
例えば、「上司からの当たりが強い」という悩みの場合、ストレスに強い人は報・連・相を徹底したり、飲みに誘われたら行ったりなど自分のできることに集中します。
一方、上司の機嫌など他人の感情は、自分ではコントロールできない範囲です。解決できないことに悩む時間は無駄です。そのため、自分で解決できる問題に絞って対策を練り、行動を起こしましょう。
また、つらい気持ちを言葉にするだけでもストレス発散にもなるのでおすすめですよ!
運動をする習慣を作る
仕事がつらい時期を乗り越えるために、運動をする習慣を作ってみてください。なぜなら、運動することで心身共に健康な状態を維持できるため。
例えば、太陽を浴びながらランニングをすると、セロトニンという体内物質が分泌されます。セロトニンは自律神経を整えてストレスを緩和してくれるんです。
その他の効果がある運動は以下の通りです。
- ストレッチ・ヨガ
- 腕立て・腹筋・背筋
これらは体内の血液をめぐらせる効果があり、酸素を摂取することでリフレッシュ効果も抜群。そのため、生活に運動を取り入れることをおすすめします。
友達や家族など信頼できる人につらい状況を打ち明ける
仕事がつらい時期を乗り越えるために友達や家族など信頼できる人につらい状況を打ち明けてみましょう。
なぜなら、悩みを打ち明けることで気持ちが軽くなったり、第三者からの客観的なアドバイスをもらえたりするため。
年齢の異なる数人にアドバイスをもらうことをおすすめします。
- 大学の同級生:新卒のつらさがリアルタイムで分かる
- 先輩社員:経験に基づくアドバイスをくれる
- 両親:失敗しても大丈夫だと安心感を与えてくれる
人によって、意見は様々なのでアドバイスは全て鵜呑みにするのではなく、吟味して参考にしましょう。
質問する際は自分の意見を持つ
自分の意見を持って質問することを意識しておきましょう。なぜなら、上司も指示が出しやすいため。
例えば、2つの意見を持って質問すれば、「Aプランの方が良いと思うよ」と上司も答えやすいんです。
一方、「どうしたらいいですか?」という質問では、忙しい上司に説明をさせることになり、時間を奪ってしまいます。
そのため、自分なりの意見を持って質問・相談しましょう。
帰宅後は仕事のことを考えない
仕事がつらい時期を乗り越えたいなら、帰宅後は仕事のことを考えないことがおすすめです。なぜなら、休んでいる間も仕事のことを考えいてはリラックスできないため。
仕事のことを考えないためには、以下の行動を試してみましょう。
- 趣味に没頭する
- 美味しい夕食を食べて早く寝る
- 休日は遠出をする
だらだら過ごすと、返ってストレスが溜まりやすくなります。そのため、平日の夜や休日はメリハリのある生活をした方が仕事の成果もでやすくなりますよ。
失敗できるのは新卒の特権と考える
失敗できるのは新卒の特権だと考えると、気持ちが楽になります。なぜなら、数年もすれば仕事で失敗は許されなくなるため。
人は成功体験より失敗した方が記憶に残る場合が多いです。ミスの許されない業務なら尚更、同じ失敗を繰り返さないように意識できます。
そのため、失敗することが当然の新入社員の時期にたくさん学びましょう。
新卒がつらいと感じる時期
新卒がつらいと感じる時期は似たり寄ったりです。先につらい時期を知っておけば、気持ちが楽になるかもしれません。新卒1年目が終わると同じで、つらい時期も必ず終わりを終わりを迎えます。
そのため、今を乗り越えるために新卒がつらいと感じる時期を把握しておきましょう。
新卒がつらいと感じる時期
- 研修から実務に入る時期(2ヶ月目)
- 職場の雰囲気が分かってくる時期(4ヶ月目)
- 仕事の向き・不向きを考える時期(7ヶ月目)
- 仕事の向き・不向きを考える時期(7ヶ月目)
研修から実務に入る時期(2ヶ月目)
新卒がつらいと感じる時期は研修から実務に入る頃ですね。なぜなら、理想と現実のギャップを感じやすいため。
例えば、希望部署とは別の部署に配属されてしまったり、新社会人として覚えることの多さに疲れてしまったりする人が多いんです。
全国転勤のある企業の場合、新卒でも住んだことのない土地に配属される場合もあります。友達や家族など周りに親しい人がいない中での新社会人生活はつらいですよね…。
そのため、2ヶ月目はつらく感じる場合が多いです。
職場の雰囲気が分かってくる時期(4ヶ月目)
新卒がつらいと感じる時期は職場の雰囲気が分かってくる頃です。なぜなら、会社の嫌の部分も見えてくるため。
例えば、残業時間が説明されていた時間よりかなり長かったり、営業成績で詰められる先輩を見て、体育会系の社風を目の当たりにしたりします。
3ヶ月も同じ部署で働いていると、苦手な人も大体わかってきます。直属の上司が苦手な場合は逃げ場がなく、より辛く感じるかもしれません。
学生と休みの期間の違いにショックを受ける人もいますね。
- 学生:1〜2ヶ月
- 社会人:5〜10日
休みは帰省や友達と遊んでいたら、あっという間に終わってしまうので疲れがとれないもつらさの要因です。
仕事の向き・不向きを考える時期(7ヶ月目)
新卒がつらいと感じる時期は仕事の向き・不向きを考える頃です。なぜなら、同期との差が開いてくるため。
例えば、営業職の人も場合、同期は新規顧客をどんどん獲得しているのに、自分はまだ0なんて場合も多いです。上司から「同期の〇〇はもう10件だぞ!」とはっぱをかけられると、比較して落ち込んでしまいます。
成長速度は人それぞれですが「自分にはこの仕事は向いていないのかも…」と仕事の適性を疑ってしまう人もいますね。
この時期を乗り越えられた人は辞めにくい傾向があるので、踏ん張り時かもしれません。
独り立ちする時期(10ヶ月目)
新卒がつらいと感じる時期は独り立ちする頃ですね。なぜなら、あと数ヶ月で先輩という立場に変わるため。
例えば、あと3ヶ月程度で先輩になるので、初歩的なミスは許されなくなってきます。「自分が仕事を教える立場になれるのか?」とプレッシャーを感じてしまう人も少なくありません。
新人はミスをしたり、質問をしたり、相談をしたりするのが当たり前ですが、2年目からは自分の判断でこなす業務も増えてきます。
そのため、新卒でいられなくなることに恐怖を感じる人も多いです。
仕事がつらい…新卒で転職活動をするならおすすめの時期は2・3月!
前述した対処法で仕事のつらさはある程度軽減できます。とはいえ、このつらい仕事をいつかは辞めたいと考えている人も多いですよね。
そこで新卒で転職するならおすすめの時期は2・3月です。なぜなら、最も求人数が豊富な時期なため。
特に第二新卒の場合は新卒と一緒に4月に入社させて、同じ研修を参加させます。教育コストを抑えるのが目的ですね。
- ただ、職歴が1年未満場合は失業手当がもらえません。
そのため、在職中の転職活動を行い、金銭的に余裕がある状態で転職しましょう。
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新卒で仕事がつらい時のQ&A
ここでは新卒で仕事がつらい時のQ&Aをまとめました。気になるところがあれば、チェックしてみてくださいねね。
仕事を辞めるべきかどうかの判断のポイントは?
- 短期的なつらさor長期的なつらさか
- 会社特有のつらさか
今日の書類作成のミスで怒られたなど短期的なつらさは時間が解決してくれるので辞める必要はありません。一方、規開拓の営業職なのに人見知りなど、仕事に適性が全くない場合は長期的なつらさです。
仕事を長く続けても評価される可能性が薄い場合は、思い切って異業種への転職を決断した方が良いかもしれません。
また、入った会社が体育会系の社風でノルマを達成できずに萎縮しているなど、会社特有の雰囲気に気圧されている場合も転職を検討すべきです。
ノルマのない職種や自分に合った社風の異なる会社なら活躍できるチャンスは十分にあります。
そのため、長期的つらさor会社特有のつらさの場合は転職を視野に入れて行動しましょう!
短期離職のリスクは?
短期離職すれば、経歴に傷がつきますが転職はできます。なぜなら、短期離職した人でも今は立派に働いている場合が圧倒的多いため。短期離職者がみんな転職できなければ、日本はフリーターだらけですよね。
今は第二新卒の市場価値が高く、どの企業も人材を欲しています。
- 社会人の基礎スキルが身についている:新卒より教育コストがかからない
- 新卒と近い年齢:新卒3年以内で約3割の社員が辞めているので若手社員の補充が必要
- 柔軟性:前職の社歴が短いので企業の風土に馴染みやすい
一方、もちろんリスクはあります。「職歴が1年未満」の場合は以下の理由で第二新卒としての価値が下がってしまいます。
- 社会人としての基礎スキルが身についていないと判断される可能性がある
- ストレス耐性が低いと判断されやすい
- また短期離職されると採用コストが無駄になる
前述した通り、失業手当も1年以上勤めないと受給できません。そのため、無理せず仕事を続けられるなら、2年目で転職することをおすすめします。
人気企業に転職成功した職務経歴書を参考にしよう
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転職成功者の回答から、考え方、アピールポイントを学んでみましょう。
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未経験で活動の方法が分からないからこそ、イチから丁寧に教えてもらいたい。既卒という立場での活動だからこそ、きちんと準備して優良企業に入りたい。そんな人に向けたサービスとして、業界で確かな実績を残しています。
転職活動に学歴は関係する?
高学歴の方が第二新卒の転職では有利ですね、なぜなら、高学歴を欲しがる企業はたくさんあるため。
実際、有名私大出身の私の友人も入社半年で転職を決めていました。
一般の転職活動では実績やスキルなど即戦力の能力が求められます。しかし、第二新卒は実績もスキルも乏しいため、学歴や職種への適性などポテンシャルで採用が決まる傾向があるんです。
そのため、高学歴の方が第二新卒の転職には有利ですよ。
新卒時代は仕事がつらい!でも、原因が分かれば乗り越えられる!
今回は新卒社員が仕事をつらいと感じる原因や乗り越え方、新卒で転職活動をするおすすめの時期を紹介しました。
では、記事の内容をまとめます。
記事の内容まとめ
- ストレスに強い人は自分ができることにだけ集中する
- 新卒で転職活動をするならおすすめの時期は2・3月
- 仕事を辞める判断のポイントは長期的つらさor会社特有のつらさが原因の場合
個人差はありますが、新卒の仕事のつらさを経験している人は多いです。ただですね。つらい時期はいつまでも続くわけではなく、原因が分かれば対処することもできます。
短期離職のリスクはありますが、今は第二新卒の市場価値が高いです。そのため、今より相性の良い企業へ転職できる可能性もあります。
第二新卒の期間は3年目までなので、転職希望者は早めに行動することがおすすめです。転職活動に不安がある人は、今回紹介した転職エージェントに無料相談してみてはいかがでしょうか。
監修者プロフィール
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