この記事はこんな人向け
- 第二新卒の転職活動の自己PRってどう書くの?
- 企業側が評価しているポイント知りたい
自己PRの例文があれば、参考にしたい
第二新卒の需要が高く、企業から引く手数多な状況です。しかし、社会人歴の浅さゆえに転職活動の自己PRにどうな内容を書けば良いのかが分からない人もいますよね。
実際、私の知人も第二新卒で転職活動する際には、アピールできる実績がないと嘆いていました。
ただですね。第二新卒を求めている企業は即戦力レベルの実績を求めていません。また、自己PRは書き方を意識すれば、魅力的な内容に仕上げることができるんです。
そこで今回は第二新卒の転職活動を成功させた知人へのインタビュー形式で、第二新卒が企業から求められている理由や第二新卒が自己PRを作成するためのステップ、第二新卒の自己PRの例文、第二新卒の応募書類・面接で企業側が減点するポイントを紹介します。
目次
第二新卒の需要は高い!企業から求められている理由3選
ここがポイント
第二新卒とは、学校を卒業後1〜3年で、転職または就職を志す若年の方々(25歳前後)
第二新卒の需要は年々高まっています。事実、マイナビの調査によると、第二新卒を「本年よりも積極的に採用したい」「本年と変わらず積極的に採用したい」と答えた企業は約6割もありました。
(参照:マイナビジョブ20’s 第二新卒とは?)
ここではなぜ、第二新卒が企業から求められているのか、その理由を紹介します。
第二新卒が企業から求められている理由
- 社会人としての基礎スキルが既に身についている
- 前職の経験が短いので会社に馴染みやすい
- 新卒とほぼ変わらない年齢
社会人としての基礎スキルが既に身についている
第二新卒が企業から求められている理由は、社会人としての基礎スキルが既に身についているため。第二新卒は新卒と比べて、入社後に即戦力になりやすいんです。
第二新卒なら現場の経験や社会人のとして必要なビジネスマナー、PCスキルを前職で身につけており、初歩的な研修をカットして実務に臨めます。
前職の経験が短いので会社に馴染みやすい
第二新卒が企業から求められている理由は、前職の経験が短いので会社に馴染みやすいため。
例えば、前職の社歴が長い人の場合、「前職のやり方の方が効率が良い」という理由で、教えた通りに業務をこなしてくれないこともあります。結果、会社に馴染めず、早期退職してしまうかもしれません。
一方、第二新卒は前職の社歴が浅く、新しい業務に素直に取り組んでくれる傾向があります。若さから吸収力があり、会社に馴染むのも早いんです。
新卒とほぼ変わらない年齢
第二新卒が企業から求められている理由は、新卒とほぼ変わらない年齢であるため。
最近は新卒で予定していた人数を採用できなかった企業や新卒入社した社員が辞めてしまった会社が多く、層が薄くなった若手人員を補充する目的もあります。
事実、厚生労働省の調査によると、社会人3年目までの離職率は32.0%と、約3人に1人が新卒入社した会社を辞めているんです。
そのため、今後も継続的に会社の業績を伸ばしていくためには若手社員が必要なため、第二新卒を積極性に採用しています。
(参照:厚生労働省 新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況)
第二新卒が自己PRを作成するためのステップ5
第二新卒の自己PRはどうしても浅い内容になりがりです。なぜなら、長くても3年未満の職歴のため。
多くの企業では1〜2年目は赤字覚悟で経験を積ませて、3年目からやっと業績に貢献できるようになる場合が多いです。そのため、第二新卒として転職活動中に実績がないのは当たり前なんです。
しかし、他と差別化できるような自己PRを作成しないと選考突破できません。そこで、ここでは第二新卒が自己PRを作成方法を5つのステップに分けて紹介します。
第二新卒が自己PRを作成するためのステップ5
- キャリアの棚卸しをして、自己分析に役立てる
- 企業研究で企業が求めている人物像を把握し、自分の重なる点をアピールする
- 自己PRは仕事への価値観や自分の強み・具体的な行動・実績の流れで書く
- 実績は数字を使って、客観的に伝える
- 第二新卒特化型エージェントに登録して、応募書類を添削してもらう
キャリアの棚卸しをして、自己分析に役立てる
第二新卒が自己PRを作成するためには、キャリアの棚卸しをして、自己分析に役立てましょう。なぜなら、希望職種や企業で役立ちそうなスキル・強みを見つけるため。
キャリアの棚卸しをする際には、今まで担当してきた業務の概要を書き出してみてください。
業務の概要
20〇〇年 4月〜5月:新入社員研修
20〇〇年 6月〜12月:営業同行
20〇〇年 6月〜現在:電話対応
20〇〇年 6月〜現在:新規・既存顧客への訪問
20〇〇年 6月〜現在:見積書・請求書・契約書作成
20〇〇年 6月〜現在:商談資料作成
さらに業務の概要に以下の内容を書き足してみましょう。
- 具体的な仕事内容(成功体験・失敗体験)
- モチベーションが上がった瞬間・下がった瞬間
- 評価された業務・こだわった業務
- 身についたスキル
キャリアの棚卸しを通して、仕事の適性や価値観が分かるようになりますよ。
既卒/フリーターの就活に強い!無料登録しておくべき神サイト
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企業研究で企業が求めている人物像を把握し、自分の重なる点をアピールする
第二新卒が自己PRで自分を効果的にアピールするには、企業研究で企業が求めている人物像を把握し、自分の重なる点をアピールすることです。
なぜなら、応募企業にぴったりの人材であることがアピールできれば、選考を突破の可能性が上がるため。
前述した自己分析により、自分の強みや価値観は把握できているので、企業が求めている人物像を調べてみてください。
- 求人広告
- 企業のHP
- 口コミサイト(Lighthouse(旧:カイシャの評判)・転職会議・OpenWork)
- 会長や社長の著書
- 面接の逆質問で聞いてみる
自分の適性や価値観の合う企業を選べば、入社後のミスマッチも減ります。そのため、自己PRだけでなく、企業選定にも役立ちますよ。
自己PRは仕事への価値観や自分の強み・具体的な行動・実績の流れで書く
自己PRは仕事への価値観や自分の強み・具体的な行動・実績の流れで書いてみてください。なぜなら、特に仕事への価値観や具体的な行動はポテンシャルをアピールできるため。
実績重視の自己PRの場合は、社会人歴の浅い第二新卒には薄い内容になってしまいます。しかし、仕事へ取り組む姿勢が伝わる内容なら入社後の将来性を感じ、育成を前提として採用される可能性が上がるんです。
そのため、自己PRでは仕事への価値観を重視した内容を記載しましょう。
実績は数字を使って、客観的に伝える
第二新卒が自己PRを作成するなら、実績は数字を使って、客観的に伝えましょう。なぜなら、アピールポイントが誰にでも分かりやすく伝わるため。
同業他社でも実績の規模感を示さないと、伝わらないことが多いんです。
- 売上目標〇%達成
- プロジェクトの期間・人数
特に異業種への転職の場合、数字があった方が「その業界ではすごい実績なんだな」と感じてもらえるかもしれません。
第二新卒特化型エージェントに登録して、応募書類を添削してもらう
第二新卒が自己PRを作成する場合は、第二新卒特化型エージェントに登録して、応募書類を添削してもらうのをおすすめします。
なぜなら、転職のプロであるキャリアアドバイザーから自己PRの記載ノウハウを教えてもらえるため。
- 無料カウンセリング
- 求人紹介
- 面接対策
- 応募書類の添削
- 内定後の収入交渉
- 面接日の日程調整
キャリアドバイザーは業界の知識に精通していたり、企業の内部情報にも詳しかったり、頼りになる存在です。
応募の際には推薦状という企業に求職者をプッシュしてくれます。
転職エージェントは登録しておいて損はありませんよ!
既卒サービス「ハタラクティブ」
私が実際に使った中でおすすめしたいのは「ハタラクティブ」です。利用者のほとんどが既卒・フリーターで、社会人経験ゼロの人を対象に色々な就活支援をしてくれます。
- 求人の質が高く、既卒から上場企業の正社員になれる!
- 一人で就職活動をするより、圧倒的に内定しやすい
- 他社の3倍時間をかける、圧倒的に親身な就活サポート
求人の紹介だけでなく、既卒の就活を知り尽くしたキャリアコンサルタントによる、「自己分析サポート」「履歴書・エントリーシートの添削」「模擬面接」のサービスを提供していて、既卒の就職を徹底サポートしてくれます。興味がある人は以下をチェックしてみてください。
既卒サービス「第二新卒エージェントneo」
私も利用しましたが、特におすすめなのが「第二新卒エージェントneo」です。その名の通り、既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスです。就職/転職満足度No.1の実績を誇り、全てのサービスを無料で使うことができます。
- 担当コンサルタントが内定獲得まで完全フォロー
- 厳選した企業の未経験OK求人を紹介してもらえる
- サービスの満足度が高く過去実績も確か
過去に22,500人以上の支援実績があり、そのうち10,000人以上は職務経験無しの人達です。
未経験で活動の方法が分からないからこそ、イチから丁寧に教えてもらいたい。既卒という立場での活動だからこそ、きちんと準備して優良企業に入りたい。そんな人に向けたサービスとして、業界で確かな実績を残しています。
既卒サービス「マイナビジョブ20’sアドバンス」
マイナビジョブ20’sアドバンスは、大学・大学院を卒業した人で、未就業の方向けの就職支援サービスです。利用者の対象を絞っているため、普通の就活サイトよりもライバルが少ないのも特徴です。
- 既卒を積極的に採用している企業に多数出会える「特別選考会」へ案内してくれる
- 仕事擬似体験型研修があるから、就職後のミスマッチが少ない
- 最短2週間で内定をもらうことが可能
本来持っている、一人ひとりのパーソナリティを評価する選考会になるから、既卒で未就業という経歴がハンデになることもありません。
登録すると、個人の適性・志向性に合わせた職種別研修を行い、その中で仕事を疑似体験できるため、就職後とのイメージのギャップをおさえることができます。「せっかく就職したのに、嫌な仕事内容だった」なんてこともないでしょう。
実績として、最短2週間で内定を獲得できるため、スピーディーに就職したい人におすすめです。
※新宿・大阪オフィスに来社できる方のみを対象としたサービスになりますので、来社が難しい方はサポート対象外になります
【状況別】第二新卒の自己PRの例文
前述した通り、自己PRは仕事への価値観や自分の強み・具体的な行動・実績の流れで書くことをおすすめします。
自己PRは書き方次第、武器になるような実績がない状態でも、魅力的な内容に仕上がります。そこで、ここでは状況別の自己PRの例文と記載する際に意識すべきポイントを紹介します。
【状況別】第二新卒の自己PRの例文
- 同業他社への転職する場合の自己PR例文
- 異業種への転職する場合の自己PR例文
同業他社への転職する場合の自己PR例文
〇〇株式会社で家具の営業職に従事してきました。最初の半年間は営業同行がほとんどだったため、成長するために「毎日自分へ目標を課して、達成すること」を意識してきました。(仕事への価値観)
事務処理スピードを正確性やスピードを上げる、先輩の営業トークのコツを自分なり分析するなどできることから目標を見つけ、失敗と改善を繰り返しました。(具体的な行動)
結果、3年目に営業成績でトップ5に入ることができました。(実績)
前職では展示会に携わることができませんでした。しかし、貴社では半期に一度展示会を営業部が主宰していることを知りました。「自分の選定した商品を幅広い年齢層のお客様に提案したい」を思い、御社を志望させていただきました。(前職と応募企業との相違点)
前職で培った日々の目標を達成し、トライアンドエラーを繰り返す方法で、貴社の利益に貢献させていただければ、幸いです。
- 同業他社に短期間での転職する場合は「忍耐力のなさ」を疑われてしまいます。そこで前職と応募企業の相違点を挙げて、「前職ではやりたかったことが応募先では実現できる」ことを伝えましょう。
異業種への転職する場合の自己PR例文
〇〇株式会社で白物家電の商品企画に従事してきました。既存の商品に+αして企画することを常に考え、仕事を続けてきました。(仕事への価値観)
問題解決を主な仕事なので、自分の日常生活でも困ったことがあれば、メモをしてアイデアを書き溜めていました。(具体的な行動)
結果、前職の人気商品をアップデートした商品を担当し、アップデート前より売上〇%アップに成功しました。(実績)
CMプランナーの仕事の実務経験はありませんが、常に日常からアイデアを発見する姿勢で御社に貢献したいと思います。
- 未経験職種の場合は実務に直結する経験やスキルを伝える必要はありません。「前職の仕事での工夫した点」をアピールすると入社後に仕事を任せたら、どんな働きをするのかをイメージしてもらいやすいです。
第二新卒の応募書類・面接で企業側が減点する4つのポイント
ここまでで第二新卒の企業側から求められており、実績不足も大きな問題ではないと紹介してきました。しかし、市場価値が高くても、企業から悪い評価を受けてしまうポイントはもちろん存在します。
自分ではなかなか気づきにくい内容なので、書類選考や面接を突破できない人に当てはまるかもしれません。そこで、ここでは第二新卒の応募書類・面接で企業側が減点する4つのポイントを紹介します。
第二新卒の応募書類・面接で企業側が減点する4つのポイント
- 志望動機と転職理由が矛盾している
- 退職理由を他責にしている
- 短期離職者である自覚がない
- 自己PRで学生時代のエピソードを使っている
志望動機と転職理由が矛盾している
第二新卒の応募書類・面接で企業側が減点するポイントは、志望動機と転職理由が矛盾していることです。なぜなら、企業側に違和感を与え、どちらかが嘘だったのではないかと勘繰ってしまうため。
企業側は面接で「会社の業績に貢献できる人」かつ「毎日一緒に働く人」を選んでいます。企業は信用できる人と一緒に働くことを望んでいます。大事な場面で嘘をつく人を信用できないですよね?
志望動機の例として「前職では部署ごとの仕事が細分化されており、ルーティン作業ばかりでした。御社は仕事の裁量が大きく、幅広い業務に携われると思い、志望しました。」なら入社意欲が伝わりやすいですね。
転職理由が前向きな志望動機につながる一貫性のある内容に仕上げましょう。
退職理由を他責にしている
第二新卒の応募書類・面接で企業側が減点するポイントは、退職理由を他責にしていることです。なぜなら、企業側も「自社でも人のせいにして、すぐに辞めてしまいそうだな…」と悪い印象がついてしまうため。
本当に前職の環境や人が酷かったとしても、退職理由では「前職の不満を解消するために転職する」という旨が伝わるような前向きな内容を心がけましょう。
面接や応募書類は第一印象が重要なので、できるだけ「この人にも問題があるかもしれない」と疑われてしまうような内容は避けた方が良いですね。
短期離職者である自覚がない
第二新卒の応募書類・面接で企業側が減点するポイントは、短期離職者である自覚がないことです。なぜなら、短期間で転職することにあまり良い印象を持っていない人も多いため。
第二新卒を歓迎している企業の多くは短期退職について理解しています。しかし、応募者側も採用コストが無駄になるなど短期離職は企業へ赤字をもたらすものである認識は必要です。
そのため、長期的に定着して、企業に貢献できる人を求めています。短期離職を反省している+応募先でやりたいことがあるなど、長期的に活躍が見込めることが伝わるような前向きな内容を話してみてくださいね。
自己PRで学生時代のエピソードを使っている
第二新卒の応募書類・面接で企業側が減点するポイントは、自己PRで学生時代のエピソードを使っていることです。
なぜなら、転職活動の自己PRの目的は社会人時代に携わった業務での実績や身に付けたスキルで、応募先で貢献できるかを伝えるためだから。
採用担当者は自己PRの内容から入社後に活躍できるかを判断しています。
例えば、学生時代のエピソードでは内面にフォーカスした内容が多く、仕事で活躍できるかが判断しにくいんです。一方、業務の成果を伝えば、仕事のレベル感が分かり、会社に貢献できか判断できます。
そのため、社会人時代のエピソードで自己PRは作成しましょう。
自己PRでアピールできる実績がない場合はどうすべき?
前職の仕事への向き合い方+応募職種が求める人物像と合致した内容を書きます。なぜなら、第二新卒に派手な実績やスキルは求めていないため。
前職の仕事への向き合い方は応募者のポテンシャルを測ります。仕事で起こした行動や対する意図を示すことで仕事への積極性や職種への適性が分かります。
また、応募職種が求める人物像に合致した内容が書ければ、職種への関心の高さをアピールできます。どんな仕事をするのかイメージできているので、ミスマッチを起こしにくいんです。
そのため、実績がなくても、自己PRを魅力的に見せることはできますよ。
第二新卒の自己PRは魅力的に見せることができる!評価を下げないようにポイントを抑えよう!
今回は、第二新卒が企業から求められている理由や第二新卒が自己PRを作成するためのステップ、第二新卒の自己PRの例文、応募書類・面接で企業側が減点するポイントを紹介しました。
では、記事の内容をまとめます。
記事の内容まとめ
- 企業研究で企業が求めている人物像を把握し、自分の重なる点をアピールする
- 自己PRは仕事への価値観や自分の強み・具体的な行動・実績の流れで書く
- 第二新卒特化型エージェントに登録して、応募書類を添削してもらう
第二新卒の経験の浅さから大きな実績はありません。しかし、その分、新卒同様の若さや柔軟性があり、転職の市場価値が高いんです。
実績がなくても、魅力的な自己PRに仕上げることができるので、転職するのにおすすめの時期ですね。ただ、第二新卒は3年目までと長くないので、早めに転職活動を始めることをおすすめします。
転職活動に不安がある人は、今回紹介した第二新卒特化型転職エージェントに無料相談してみてはいかがでしょうか。
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