この記事はこんな人向け
- 新卒の期間っていつまで?
- 既卒も新卒扱いされる本当?
- 新卒枠で採用される可能性は高い?
正社員としての就労経験がない既卒生は、卒業後3年以内なら新卒枠での応募可能です。
しかし、新卒枠で既卒生を採用するケースはまだ多いとは言えません。そのため、既卒生は中途採用枠での採用を目指すことが一般的です。
ただですね。既卒就活のポイントを抑えれば、優良企業に就職することも難しくありません。今回は既卒就活を成功させた私の実体験を元に、新卒扱いされる期間や既卒生に新卒枠での就活をおすすめしない理由、既卒就活を成功させる方法をお伝えしていきます。
目次
新卒扱いされる期間っていつまで?卒業後3年以内の既卒者は新卒扱い
ここがポイント
新卒とは、新規学卒者の略称で、その年に学校を卒業する予定の学生のこと。
つまり、新規学卒者としての期間は「学校を卒業するまで」とされています。
しかし、現在は新卒扱いを伸ばして、人材不足を解消しようとする政府が動いています。
卒業後3年以内は新卒採用と中途採用の選択肢がある
厚生労働省は、2012年春から学校卒業後3年以内の既卒者を新卒枠で応募可能+採用した企業には奨励金を設ける指針を発表しました。
(参照:厚生労働省 青少年雇用機会確保指針)
ここがポイント
既卒者とは、学校を卒業後に正社員として就業していない人のこと。
卒業3年以内の既卒者は、中途採用枠と新卒枠が選べるようになりました。
しかし、「新卒枠で応募できる既卒生」と「本当の新卒生」では扱いが異なり、内定率は厳しいのが現状です。


事実、2019年度のマイナビの調査によると、既卒の内定保有率は43.3%に対して、新卒の内定保有率は84.4%と大きく差が開いています。
(参照:2019年度 マイナビ既卒者の就職活動に関する調査)
(参照:2019年卒マイナビ企業新卒内定状況調査)
既卒生は新卒採用と中途採用を選択できますが、新卒生のような企業からの高い信用はありません。
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既卒者を新卒採用するかは企業による
全ての企業が、卒業3年以内の既卒者を新卒枠で募集しているわけではありません。
なぜなら、あくまで政府の要請であって、強制的な効力はないため。
既卒生が新卒枠で応募可能などうかを調べる方法は、採用ページの以下の欄を確認することです。
既卒生が応募可能か書いてある箇所
- 募集資格欄
- 応募対象欄
例えば、「○年度以降に学校を卒業し、就業経験のない方」などの記載があれば、既卒も応募できる求人です。
一方、特に応募条件に記載がない場合や「○年度卒業見込みの大学生、または大学院生」などの記載があった場合は新卒向け求人向け求人のため、既卒生は応募できません。
応募条件に記載がない場合は、既卒生を新卒採用に混ぜてくれる可能性も0ではないので、電話や企業の問合せフォームから聞いてみるのもアリですね。
新卒採用を受けるメリット
就活に出遅れてしまったとは言え、年齢も大した変わらないし、新卒で入社するのが理想ですよね。
正直、新卒枠で入社できることに越したことはありません。
ここでは、新卒採用を受けるメリットにはどんなものがあるかをお伝えしていきます。
新卒枠の方が応募できる企業が多いから
企業側は新卒社員の若さに需要が感じているので、毎年定期的に採用を実施しています。
なぜなら、企業は今後も安定的に企業の業績を伸ばしていきたいため。
例えば、中途採用で即戦力の30代ばかりを集めている会社はどうでしょうか?
数年間の業績は順調に伸びていきます。しかし、会社の平均年齢は上がり、戦力となる社員が50代近くになると、会社の業績は下がる可能性がありますよね。
新卒採用には新しい社員を育成していき、会社の発展や成長を止まらないようにする目的があるんです。
そのため、新卒採用では中小企業で10名程度、大企業で数百人規模で採用するなど、中途採用では募集人数は1〜3名程度と採用数に差があります。
中途採用の目的は退職者の人員補充のため、会社の将来への投資が目的の新卒採用とは、採用したい人材の種類も人数も異なるんです。
内定後は新卒を同じ研修に参加できるから
多くの企業が入社時に新入社員研修を行います。
新卒枠で入社できれば、新卒生と一緒に1から社会人としてもマナーやスキルを学べるチャンスを得られます。
じっくり社会人としてスキルや知識を養えるので、既卒生にはありがたい期間ですね。
中途採用の研修は会社の業務内容を特化してることが多いので、正社員としての就労経験のない既卒生は業務内で配られるマニュアルでマナーや基礎スキルを身につけるしかありません。
中途採用者としてはスキル不足だから
中途採用枠での選考を受けても、内定を獲得できる可能性が新卒枠より格段に高いわけではありません。
なぜなら、中途採用者には職種や業界経験者など即戦力を求める傾向が強いため。
企業側としては、0から教育が必要な既卒者より業界知識やスキルのある経験者を雇った方がメリットが大きいですよね。
そのため、業務経験者が同じ選考に参加していると、既卒生が内定を内定をもらえる可能性は低いです。
既卒生に新卒採用をおすすめしないワケ
既卒生でも新卒採用に参加できるのは、既卒生にとってはありがたいことですよね。
しかし、既卒生は新卒枠を利用できるだけで、新卒生になったわけではありません。
企業側は新卒生と同じ扱いではなく、既卒生として評価します。新卒生という比較対象が近くにいるからこそ、より厳しく評価されることもあるんです。
そこで、ここでは既卒生に新卒採用をおすすめしないワケをお伝えしていきます。
新卒者と比べられると不利になりやすいから
既卒生に新卒採用をおすすめしないワケは、新卒者と比べられると不利になりやすいため。
既卒生には必ず「学生のうちに就職活動をしていなかったのか?」という質問がされます。
- 卒業が危うくて、学業に専念しかなかった
- 就活をしてなかった
- 就活をしたけど、内定を獲得できなかった
以上のような回答をしてしまうと、要領の悪さや怠惰などマイナスイメージにつながる可能性が極めて高くなります。
企業としては、経歴に問題のある既卒より経歴がまっさらな新卒の方が良い評価をするのは当たり前ですよね。
そのため、新卒生と比べて、社会性が低いと判断されやすく、内定獲得が難しい傾向があります。
空白期間の説明が求められるから
既卒生に新卒採用をおすすめしないワケは、空白期間の説明が求められるため。
既卒生は「空白期間は何をしていたのか?」という質問の答え方も重要です。
例えば、留学や病気・怪我など面接官が納得できる理由があればいいですが、大変の人がフリーターやニートをしていた場合が多いですよね。
採用担当者は面接のプロなので、嘘ついて、バレると信用を失ってしまいます。
面接は会社で働く仕事仲間を探す場でもあるので、嘘をつく人と一緒に働きたい人は少ないですよね。
空白期間での説明ができないと、採用されにくくなってしまいます。
既卒者が新卒採用のされたケースはまだまだ少ないから
既卒生に新卒採用をおすすめしないワケは、既卒者が新卒採用のされたケースはまだまだ少ないため。
実際、既卒者が新卒枠に応募すると、書類選考や一次選考で落とされることは多いです。
正直、新卒採用を行う会社は、優秀な新卒生を獲得したいと思っています。
似たようなスペックで人柄も良い既卒生と新卒生がいれば、新卒生が選ばれる場合がほとんどです。
既卒生の時点で採用を見送る会社も少なくありません。しかし、留学ややむを得ない理由の場合は新卒として採用されやすいですね。
既卒者が就活を成功させるためのポイント5つ
ここまでで既卒生は中途採用で就活をした方がチャンスがあることがわかりました。
しかし、中途採用のライバルは社会人経験者なので、内定獲得は簡単ではありません。
そこでここでは既卒者が中途採用枠で就活を成功させるためのポイントをお伝えしていきます。ポイントを守るだけでも内定獲得に近づけるので、試してみてくださいね。
既卒者特化型の就職エージェントを利用する
既卒者が就活を成功させるためのポイント1つ目は、既卒者特化型の就職エージェントを利用することです。
なぜなら、転職エージェントからの推薦文により、企業にプッシュしてもらえるため。
フリーターからの直接の応募を相手にしない企業も多いです。転職エージェントの応募者を選考した方が優秀な人材を確保しやすいんですよね。
転職エージェントでは以下のような支援が受けられるので、初めての就活でも安心して選考に臨むことができます。
- 無料カウンセリング
- 求人紹介
- 面接対策
- 応募書類の添削
- 内定後の収入交渉
- 面接日の日程調整
既卒サービス「ハタラクティブ」

私が実際に使った中でおすすめしたいのは「ハタラクティブ」です。利用者のほとんどが既卒・フリーターで、社会人経験ゼロの人を対象に色々な就活支援をしてくれます。
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- 一人で就職活動をするより、圧倒的に内定しやすい
- 他社の3倍時間をかける、圧倒的に親身な就活サポート
求人の紹介だけでなく、既卒の就活を知り尽くしたキャリアコンサルタントによる、「自己分析サポート」「履歴書・エントリーシートの添削」「模擬面接」のサービスを提供していて、既卒の就職を徹底サポートしてくれます。興味がある人は以下をチェックしてみてください。
既卒サービス「第二新卒エージェントneo」

私も利用しましたが、特におすすめなのが「第二新卒エージェントneo」です。その名の通り、既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスです。就職/転職満足度No.1の実績を誇り、全てのサービスを無料で使うことができます。
- 担当コンサルタントが内定獲得まで完全フォロー
- 厳選した企業の未経験OK求人を紹介してもらえる
- サービスの満足度が高く過去実績も確か
過去に22,500人以上の支援実績があり、そのうち10,000人以上は職務経験無しの人達です。
未経験で活動の方法が分からないからこそ、イチから丁寧に教えてもらいたい。既卒という立場での活動だからこそ、きちんと準備して優良企業に入りたい。そんな人に向けたサービスとして、業界で確かな実績を残しています。
既卒サービス「マイナビジョブ20’sアドバンス」

マイナビジョブ20’sアドバンスは、大学・大学院を卒業した人で、未就業の方向けの就職支援サービスです。利用者の対象を絞っているため、普通の就活サイトよりもライバルが少ないのも特徴です。
- 既卒を積極的に採用している企業に多数出会える「特別選考会」へ案内してくれる
- 仕事擬似体験型研修があるから、就職後のミスマッチが少ない
- 最短2週間で内定をもらうことが可能
本来持っている、一人ひとりのパーソナリティを評価する選考会になるから、既卒で未就業という経歴がハンデになることもありません。
登録すると、個人の適性・志向性に合わせた職種別研修を行い、その中で仕事を疑似体験できるため、就職後とのイメージのギャップをおさえることができます。「せっかく就職したのに、嫌な仕事内容だった」なんてこともないでしょう。
実績として、最短2週間で内定を獲得できるため、スピーディーに就職したい人におすすめです。
※新宿・大阪オフィスに来社できる方のみを対象としたサービスになりますので、来社が難しい方はサポート対象外になります
自己分析で自分の適性を確認しておく
既卒者が就活を成功させるためのポイント2つ目は、自己分析で自分の適性を確認しておくことです。
なぜなら、適性のある仕事に就いた方が結果が出やすく、内定率も上がるため。
例えば、トーク力があり、人懐っこい性格の営業向きな人が、事務作業がメインの仕事を希望してもなかなか選考に通りません。
中途採用枠は職種での採用になるので、適性がない人は落とされてしまいます。
自己分析では、以下のことを把握しておくことをおすすめします。
- 得意・不得意
- 仕事上での性格・価値観
- 好きなこと・苦手なこと
自己分析を通して自分を知り、募集要項に書いてある「求める人材」にフィットしていれば、採用されやすいです。
未経験者歓迎求人の中から受ける企業を選択する
既卒者が就活を成功させるためのポイント3つ目は、未経験者歓迎求人の中から受ける企業を選択することです。
なぜなら、未経験者歓迎求人は若い人材を育成して、戦力にすることを考えている会社は多いため。
経験者のライバルが少なく、ポテンシャル採用してもらえる可能性が高いですね。
未経験歓迎求人の中でも以下のような企業は優良企業も多く、狙い目です。
おすすめの未経験歓迎求人
- 法人向けサービスを扱うため、知名度が低い企業
- 良い商材はあるが、採用の予算が少ない中小企業
企業側にも入社日が4月に固定されず、好きなタイミングで人員を補充できるメリットがあります。
既卒になった理由を言い訳しない
既卒者が就活を成功させるためのポイント4つ目は、既卒になった理由を言い訳しないことです。
なぜなら、他責をしてしまうと、「この人は入社後も自分のミスを他人のせいにするのでは?」と悪い印象がついてしまうため。
ここがポイント
既卒であることを素直に認める→反省する→その失敗を活かした次の行動を起こしていることを伝える
例えば、「新卒就活の際は卒業が危うく、就活を疎かにしてしました。(既卒であることを素直に認める)
計画的な単位取得をすれば良かったと、自責の念を抱いております。(反省する)
現在は就職活動を成功のため、スケジュールやタスク管理を徹底しています。以前のように当たりばったりではなく、計画性のある一日をおくることを意識しています。(失敗を活かした次の行動)」
以上のような流れで話すと、自分を客観的に振り返ることができていると、面接官に好印象を与えることができます。
就活の期間は1〜2ヶ月と短期集中型で挑む
既卒者が就活を成功させるためのポイント5つ目は、就活の期間を1〜2ヶ月と短期集中型で挑むことです。
既卒就活の平均的な期間は約1ヶ月です。中には2週間で終わる人もいれば、2ヶ月かかる人もいます。
もし、3ヶ月以上の時間がかかっている場合は、就活の方法を誤っている可能性が高いです。
- 新卒と同じ方法で就活している
- 企業に直応募している
- 志望動機がどの企業にも当てはまる
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既卒と第二新卒の違いって?新卒より不利?年齢制限はある?
ここがポイント
第二新卒とは学校卒業後に一度正社員として就職したが、1〜3年以内で退職して、転職活動を行う人。
明確な年齢制限はありませんが、新卒入社してから、3年以内の社会人を表すことが多いです。
既卒と第二新卒の異なる点は、正社員として就業経験の有無ですね。
新卒ほどではありませんが、第二新卒の需要も高まっています。
なぜなら、離職した若手社員の人員補充のため。

事実、厚生労働省の調査によると、入社3年目までに32.0%が新卒で入社した会社を離職しています。
(参照:新規大卒就職者の事業所規模別離職状況)
第二新卒を採用するメリットは以下の通りです。
- 最低限度のビジネスマナーが身についている
- 前職の在職期間が短いため、会社の風土に馴染みやすい
- 新卒に年齢が近く、会社の将来を担う可能性がある
短期離職者なので「会社をすぐに辞めてしまわないか?」という懸念点はありますが、現在は積極的に雇用されています。
新卒で採用される期間は卒業後3年目まで!でも、中途採用を利用した方が内定は獲得しやすい
今回は新卒扱いされる期間や既卒生に新卒枠での就活をおすすめしない理由、既卒就活を成功させる方法をお伝えしてきました。
では、記事の内容をまとめます。
記事の内容まとめ
- 卒業後3年以内の既卒者は新卒扱い
- 既卒者が新卒採用のされたケースはまだまだ少ない
- 既卒生は中途採用枠を利用した方が内定を獲得しやすい
既卒生にとって、新卒枠での採用は魅力的ですが、新卒生と比べられてしまうデメリットがあります。
既卒生で中途採用を利用して、優良企業に就職することは難しくありません。
なので、新卒採用にこだわることなく、積極的に中途採用枠を利用していくことが一番の内定獲得のコツです。
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監修者プロフィール
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私も既卒生として就活を経験しましたが、新卒就活に比べて、応募できる企業がかなり限られているので、受ける企業の選定が難しかったです。