この記事はこんな人向け
- 新卒で入社した会社を辞めたい
- 新卒で仕事を辞めるリスクを知りたい
- どんな状況なら辞めるべきなのか基準を知りたい
新卒で入った会社を1年未満で辞めると、転職活動でも不利になってしまう場合が多いです。
私の友人も新卒で入社した会社を1年未満で退職しましたが、退職前は「次の会社、見つかるのかな?」と不安を口にしていました。
でも、心配ありません。新卒入社した会社を辞めている人は意外と多く、そのほとんどが転職して会社に勤めています。今回は新卒1年目で転職を経験した友人へのインタビュー形式で、新卒で会社を辞める際の判断基準や新卒1年目で会社を辞めるリスク、転職を成功させる方法をお伝えしていきます。
目次
会社辞めたい…新卒が転職したくなる5つの原因
昔は「最低でも会社は3年間は勤めるべき」と言われていましたが、現在は新卒入社3年未満で転職することは珍しくありません。
事実、厚生労働省の調査によると、大卒1年目の離職率が11.3%、2年目は21.9%、3年目は32.0%と、入社3年で約3人に1人が会社を退職しています。
では、新卒社員は会社にどんな不満をあって、転職を決意するのでしょうか?
ここでは、新卒が新卒が転職したくなる5つの原因を紹介していきます。
人間関係に問題があるから
新卒が転職したくなる1つ目の原因は、人間関係に問題があるからです。
特に上司と関係性が悪いと、仕事に行くのが憂鬱になってしますよね。
就職活動中にはどんな上司の部下になるか分かりません。
自分の努力ではどうにもできない不可抗力だからこそ、会社を辞めたくなる原因になります。
給料が低いから
新卒が転職したくなる2つ目の原因は、給料が低いからです。
基本給は事前に説明されているはずですが、実際に自分の財布に振り込まれるのは保険料や税金を引いた手取り額になります。
この手取り額を把握して入社していない人は、給料が低いと感じやすいですね。
特に入社と同時に一人暮らしを始めた場合、私生活での出費が多いので給料が低いと、苦しい状況が続きます。
そのため、給料が低さは転職をする決意する原因になりやすいです。
社風が合わないから
新卒が転職したくなる3つ目の原因は、社風が合わないからです。
特に体育会系の社風に抵抗を示す人は多いですね。
社風は、役員など上層部が作り上げているので、新卒社員にはどうにもできません。
企業説明会で「うちは体育会系の社風です。」と説明してくれる企業はほとんどないですよね…。
そもそも、自分が社風とマッチするかは入社しないと分からないので避けようがありません。
仕事内容に不満があるから
新卒が転職したくなる4つ目の原因は、仕事内容に不満があるからです。
期待して会社に入ったものの、入社前の仕事のイメージとギャップを感じる人も多いです。
入社一年目が先輩社員へ同行やOJT、研修など下積みのような地味な業務が多いく、バリバリ仕事をしたいと考えていると、拍子抜けするかもしれません。
以下のような人は、仕事内容に不満を持ちやすいです。
仕事内容に不満を持ちやすい人の特徴
- スキルアップ目当てで会社に入った
- 希望の部署に配属されなかった
- 企業のネームバリューや年収で会社を選んだ
内定が出た時点では配属部署は分からないので、自分がやりたい仕事ができるとは限りません。
残業が多いなど労働環境が悪いから
新卒が転職したくなる5つ目の原因は、残業が多いなど労働環境が悪いからです。
心身が疲弊すると、正しい判断がつきにくくなります。
先輩社員は朝から晩まで仕事をして、会社と家の往復をするだけの生活に慣れてしまっていると、共感してくれる人がいないのでツラいですよね。
会社によっては、残業代を出さないところや固定残業制で残業代を基本給に含めている会社もあります。
他社に勤めている友人と比べて、労働環境が悪いと知った時、転職を決意しやすいです。
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こんな場合は退職すべき?新卒で会社を辞める際の判断基準
「会社を辞めたいと思っているのは、自分が甘えているだけなんじゃないか?」「社会人はこのくらいの苦労は当たり前なのか?」と会社を辞めるか否か、悩んでいる人もいますよね。
そこで今回は新卒で会社を辞める際の判断基準を紹介していきます。
自分の状況を客観視してみて、当てはまっていた場合は退職も視野に入れてみてください。
職場でハラスメントが横行している
職場でハラスメントが横行している場合は、会社を辞めることを検討してみてください。
正直、ハラスメントは本人の感じ方次第で判断が難しい問題です。
しかし、暴力や人格否定などは許してはいけない犯罪行為です。それが頻繁に行われている職場が正常ではありません。
まずは人事に相談した上で、転職も視野に入れて動いていくことをおすすめします。
労働環境が過酷で耐えられない
過度な残業や強いプレッシャーがかかるなど労働環境が過酷で耐えられない時は、転職を視野に入れることをおすすめします。
なぜなら、体調やメンタル面に異常が出てしまうと、転職活動にも不利なるため。
労働基準監督署の調査により、労働時間の基準を超えている企業には指導が入るようになっています。
しかし、指導に至るには社員からの通報や相談などいくつか手順を踏む必要があり、改善まで時間がかかるんです。
そのため、自分が在籍している間に問題が解決する保証はありません。手遅れになる前に転職や異動を申し入れることがベストな選択です。
いきたい部署や地方に異動できるのが数年後
人事異動には逆らえないですが、あまりにも希望が通らない場合は、転職した方が自分の理想の働き方を実現できます。
特に大企業の場合は、地元で働きたかったのに住んだこともない地方に飛ばされたり、企画系の部署を志望していたのに、事務作業の多い部署に配属されたりすることも多いです。
ある程度社員の希望も加味してくれる会社ならともかく、無慈悲に会社の利益優先の人事異動しか行わない会社なら転職をおすすめします。
会社の事情に将来性がない
会社の事業に将来性がなく、業界規模も縮小気味の場合は、転職をおすすめします。
なぜなら、会社の業績は昇給や賞与にも関わってくるため。
今後も業績が悪いと、給与や賞与が大きく上がることは見込めません。
上司や先輩の給料を聞いてみて、自分の対して変わらない場合は今後も上がる見込みは少ないです。
もしも、斜陽業界に10年以上残り続けて会社が潰れた場合、30代でノースキルがない状態では雇ってもらえる会社はほとんどありません。
第二新卒は異業種への転職する唯一のチャンスなので、会社の事業にも将来性が見えない場合は転職を視野に入れてみてください。
やりたいことや適性を活かした仕事が見つかっている
やりたいことや適性を活かした仕事が見つかっているなら、挑戦すべきです。
なぜなら、30代になったり、結婚したりすると、やりたいことより年収の高い仕事を選ぶ傾向があるため。
やりたいことが見つかるきっかけ
- 取引先の会社の業務に興味を持った
- 自己分析で適性のある仕事を見つけた
- 就活で落ちてしまった業界に未練がある
そのため、第二新卒で挑戦した方が後々、後悔せずにすみますよ。
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新卒1年目で会社を辞めるリスク3選
新卒1年目で会社を辞めると、中途採用枠での採用になるため、新卒時より選択肢が激減します。
なぜなら、中途採用枠は人員補充の目的のため、即戦力が求められるため。
厚生労働省によると、卒業後3年未満なら新卒として就活できるように定められています。
(参照:厚生労働省 青少年雇用機会確保指針)
しかし、実際は『経歴に傷がある第二新卒』と『経歴がまっさらな新卒』なら、新卒が選ばれすいのでおすすめできません。
今回は新卒1年目で会社を辞めるリスク3つ紹介していきます。
転職活動で早期退職者のレッテルを貼られる
新卒1年目で会社を辞めるリスクの1つ目は、転職活動で早期退職者のレッテルを貼られることです。
なぜなら、企業側は「うちの会社もすぐに辞めてしまうのでないか」と不安があるため。
とりあえず3年と言われるのは、企業側が採用コストを無駄にしたくないことが原因に挙げられます。
1年目の社員は育成にあてる時間が多く、基本的には赤字です。しかし、3年勤めると、やっと戦力になるので利益を回収できるようになります。
そのため、1年目の転職者は採用コストが無駄になることを危惧して、避けられやすいです。
大手企業への転職は難しい
新卒1年目で会社を辞めるリスクの2つ目は、大手企業への転職は難しくなることです。
なぜなら、大手企業の中途採用枠は即戦力を求めていることが多いため。
飛び抜けたスキルや受賞歴があれば別ですが、新卒一年目は一般的にスキルや経験不足と判断されます。
そのため、新卒1年目の短期離職者の基本的には相手にされないことが多いです。
失業保険を受給できない
新卒1年目で会社を辞めるリスクの2つ目は、失業保険を受給できないことです。
なぜなら、失業保険の受給資格は1年以上労働が必要なため。
一人暮らしの場合、無収入では生活は苦しくなる一方ですね。
詳しい失業保険の受給資格には、以下の①と②を満たしている場合です。
ここがポイント
①雇用保険加入期間(離職する日以前の2年間)
月間11日以上働いた期間が12ヶ月以上ある+雇用保険加入期間が1年以上ある
②雇用保険加入者
すぐに就職できる人(病気や怪我、出産、親の介護などで働けない場合はNG)
仕事を辞める際の手続きの手順
退職の申し出は法律上は2週間前までとされていますが、退職1〜2ヶ月前には申し出た方がスムーズに円満に退職できます。
なぜなら、人員補充をする期間や業務の引き継ぎ期間が必要なため。
退職の手続きの流れは以下の通りです。
- 1〜2ヶ月前:退職の意思を表示・退職日を決定
- 1ヶ月前:退職願の提出・業務の引き継ぎ
- 2週間前:後任者を連れて、取引先へ挨拶まわり
- 最終出社日:社内挨拶・会社の備品返却
退職の意思は直属の上司へ伝えてください。
また、業務の進捗や段取りの資料を作っておくと、スムーズに引き継ぎが行えます。
ここがポイント
失業保険・年金の切り替え手続きの手続きに必要なもの
離職票・・・転職先が決まっている場合は事前に申請が必要
雇用保険被保険者証&年金手帳・・・会社が保管しているかもしれないので確認が必要
前職より高待遇な会社に転職する方法5選
第二新卒の需要は年々高まっています。
なぜなら、基礎的なビジネススキルが身についているので、新卒より採用・教育コストが低いため。
まだ、前職の会社へ染まりきっていないため、素直な傾向があり、育成しやすいのも魅力の一つです。
ここでは第二新卒として、前職より高待遇な会社に転職する方法を紹介してきます。
第二新卒特化型の転職エージェントに登録する
前職より高待遇な会社に転職する方法は、第二新卒特化型の転職エージェントに登録することです。
なぜなら、初めての転職を専属のキャリアアドバイザーがサポートしてくれるため。
- 無料カウンセリング
- 求人紹介
- 面接対策
- 応募書類の添削
- 内定後の収入交渉
- 面接日の日程調整
面接対策や履歴書添削も行ってくれるので、早期退職をリカバリーする内容を一緒に考えてくれたり、企業選びや面接官のチェックポイントを教えてくれます。
そのため、初めての転職で心細い人も安心して、選考に受けることが可能です。
既卒サービス「ハタラクティブ」
私が実際に使った中でおすすめしたいのは「ハタラクティブ」です。利用者のほとんどが既卒・フリーターで、社会人経験ゼロの人を対象に色々な就活支援をしてくれます。
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- 一人で就職活動をするより、圧倒的に内定しやすい
- 他社の3倍時間をかける、圧倒的に親身な就活サポート
求人の紹介だけでなく、既卒の就活を知り尽くしたキャリアコンサルタントによる、「自己分析サポート」「履歴書・エントリーシートの添削」「模擬面接」のサービスを提供していて、既卒の就職を徹底サポートしてくれます。興味がある人は以下をチェックしてみてください。
既卒サービス「第二新卒エージェントneo」
私も利用しましたが、特におすすめなのが「第二新卒エージェントneo」です。その名の通り、既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスです。就職/転職満足度No.1の実績を誇り、全てのサービスを無料で使うことができます。
- 担当コンサルタントが内定獲得まで完全フォロー
- 厳選した企業の未経験OK求人を紹介してもらえる
- サービスの満足度が高く過去実績も確か
過去に22,500人以上の支援実績があり、そのうち10,000人以上は職務経験無しの人達です。
未経験で活動の方法が分からないからこそ、イチから丁寧に教えてもらいたい。既卒という立場での活動だからこそ、きちんと準備して優良企業に入りたい。そんな人に向けたサービスとして、業界で確かな実績を残しています。
既卒サービス「マイナビジョブ20’sアドバンス」
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- 既卒を積極的に採用している企業に多数出会える「特別選考会」へ案内してくれる
- 仕事擬似体験型研修があるから、就職後のミスマッチが少ない
- 最短2週間で内定をもらうことが可能
本来持っている、一人ひとりのパーソナリティを評価する選考会になるから、既卒で未就業という経歴がハンデになることもありません。
登録すると、個人の適性・志向性に合わせた職種別研修を行い、その中で仕事を疑似体験できるため、就職後とのイメージのギャップをおさえることができます。「せっかく就職したのに、嫌な仕事内容だった」なんてこともないでしょう。
実績として、最短2週間で内定を獲得できるため、スピーディーに就職したい人におすすめです。
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転職活動は在職中に行う
前職より高待遇な会社に転職する方法は、転職活動は在職中に行うことです。
なぜなら、内定がすぐに出る保証はないため。
例えば、3ヶ月や半年間も内定が出ずに無職状態が続いた場合、精神的に追い詰められてしまいます。
そして、焦って転職した結果、前よりも労働条件の悪い会社だったなんてこともあり得るんです。
また、忙しさから転職先が決まる前に退職してしまう人もいますが、おすすめしません。
面接は平日の夜や休日にも受けられるので、金銭的な余裕を持つためにも上手く時間をやりくりして、働きながら転職活動を進めてみてくださいね。
自己分析により、自分の適性をしっかり把握する
前職より高待遇な会社に転職する方法は、自己分析により、自分の適性をしっかり把握することです。
なぜなら、自分が苦手な作業を行う仕事に転職すると、また仕事がツラくなってしまうため。
得意分野を活かし、苦手分野の作業は別の部署に任せられる仕事に転職することをおすすめします。
- 得意・不得意
- 仕事上での性格・価値観
- 好きなこと・苦手なこと
転職理由を固めておく
前職より高待遇な会社に転職する方法は、転職理由を固めておくことです。
なぜなら、転職の面接必ず質問させるため。
転職理由を答える際に重要なことは、失敗を素直に認めることです。
企業側は失敗を糧に成長できるか、同じ失敗を繰り返さない人間かを見ています。
退職に至った原因を素直に認め、反省し、同じ誤りを繰り返さないためのプランを話すことをおすすめします。
前職の会社を辞めたい理由を明確化し、情報収集+企業研究。そして、前職で感じた不満を改善できる会社を選んでください。
長期定着できることをアピールする
前職より高待遇な会社に転職する方法は、長期定着できることをアピールすることです。
なぜなら、企業側はあなたを短期離職者と見ているため。
会社にとって、短期離職は大きなコストの痛手なので、今季はすぐに辞めない根拠を提示する必要があります。
例えば、エンジニア志望の場合、プログラミングスクールでスキルを習得し、ポートフォリオとして開発したWebサイトを提出すれば、あなたの熱量が伝わるはずです。
長期定着できる意気込みだけではなく、根拠を提示してみてくださいね。
新卒で会社を辞めても転職は可能!仕事に耐えられなくなったら、視野を広げよう!
今回は新卒で会社を辞める際の判断基準や新卒1年目で会社を辞めるリスク、転職を成功させる方法をお伝えしてきました。
では、記事の内容をまとめます。
記事の内容まとめ
- 約3人に1人が新卒入社した会社を3年未満で辞めている
- 第二新卒特化型の転職エージェントに登録する
- 長期定着できることをアピールする
新卒で入った会社を辞めている人は多く、第二新卒の需要は高まっています。
しかし、1年以上勤めてないと、短期離職者として扱われるため、企業から敬遠されてしまうかもしれません。
ずっと勤めていてはいけない会社もあるので、リスクを取って転職する選択が正しい場面もあります。
もし、転職するか迷っている人は、今回紹介した第二新卒特化型の転職エージェントに無料相談してみてはいかがでしょうか。
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監修者プロフィール
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