既卒になると人生終了ってホント?既卒で就活してわかった3つの真実

既卒の就活

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「既卒になると、まともな会社には入社できず、人生終了」と思っていませんか?実際、私も27歳、空白期間あり、正社員の職歴なしという条件で、既卒として就活を経験しているので「既卒になったら、ほとんどの会社から相手にされないよな」という不安を抱えていました。

さて、実際のところはどうなのでしょうか。実際に既卒として就活をしてみたからこそわかることをお話します。

フジワラ

27歳で既卒就活をして2社の内定をとった私が、就職活動で意識するべきポイントを徹底的に解説いたします。

既卒=人生終了は嘘!就活してわかった3つの真実

既卒の就活は大変だと耳にしたこともあるかもしれませんが、人生が終わってしまう程のものなのか気になりますよね。実際に既卒の就活を経験した人は「その通りだ」と思う人も、「そんなことなかった」と思う人のどちらも存在するでしょう。

どちらの立場の人も存在するのは何故でしょうか?実際はどうなのか確認してみましょう。
既卒で就活をすることになり、まさに今この瞬間「人生終了だ…」と思っている人は特に必見です。現状打破や、次の行動につなげる何かが見つかるかもしれませんよ。

①空白期間のある27歳でも就職できる

結論から言えば、既卒になっても人生終了にはなりません。私は27歳というかなり不利な条件で就活をしましたが、30代で年収600万円を超えるITシステム会社と、二部上場のメーカーから内定を獲得することが出来ました。

「それはお前だけが上手くいった話だろ?」と思うかもしれませんが、マイナビの既卒者調査(2022)では、既卒の44.8%が正社員としての就職先を見つけているとの結果が出ました。

また、既卒就職エージェントのハタラクティブによれば、80%以上(2022年2月〜2022年4月時点の面接実施した求職者の実績)だそうです。

どの数字を見ても「人生終了」というのは大げさだと思いませんか。上記の通り、実際に既卒の就活で成功している人が一定数存在します。数字がゼロではない限り、誰にでも可能性があると考えて良いのではないでしょうか。

②既卒歓迎の求人は意外と多い

実際に就活してみてわかったのですが、既卒歓迎の求人は、それなりに沢山あります。企業の規模も、中小企業はもちろん、大企業や上場企業でも既卒を対象にしている求人は存在します。

特に、ITシステム会社は、それなりの規模で年収条件が良いにもかかわらず既卒を歓迎してくれている会社がかなりありました。ほかの業界を見ても、既卒歓迎の求人は増えていると感じました。

お世話になったキャリアコンサルタント曰く、「一般的な知名度のない会社は、たとえ上場企業でも、売り手市場の新卒採用では若者を採用できない。結果、若者を採用するために既卒にも視野を広げている」とのことでした

活発化している新卒採用の市場であっても、学生はCMで名前を目にするような誰でも知っている企業ばかりに集中しがちです。BtoB企業などは、一般向けにはCMや広告を打ち出していない企業も多く、新卒だとなおさら、働く姿が想像しにくく、応募も多くないようです。

だから、既卒でも諦めずに就職活動を続ければ、内定を得るのは決して難しくないのです。

③有名企業の内定は若干ハードルが高い

ただ、知名度を気にしなければ既卒でも内定を獲得することが出来ますが、トヨタやホンダのような大手有名企業に既卒から内定することは非常に困難です。

これらの企業であっても、もちろん既卒が対象の求人もあり、チャレンジをすることも可能です。ただ、大手有名企業の場合、中小企業やベンチャー企業などと比べてそもそもの応募の倍率が高く、狭き門といえるでしょう

また、新卒と比較すると既卒の場合は、どうしても経歴面で空白期間がある分、履歴書で見劣りしてしまう点でも難易度が高いです。

実際、私も何社か応募してみましたが、ほぼ書類でハネられてしまいました(これは私が27歳ということもありますが)

有名企業にもトライするのは良いことですが、有名企業ばかり受けていては、いつまでたっても正社員になれないリスクがあります。正社員の内定を確保するには、有名企業だけでなく、既卒採用意欲の高い企業の求人も受けていかなければなりません。

既卒歓迎の求人を見つける方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

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人生終了にならないために! 就職に向けて既卒が絶対押さえておきたいこと

既卒は、既卒だからといって人生終了になるということはありません。ただし、就活における大切なことを押さえておかなければ人生終了になってしまう可能性はゼロともいえません。面接まで進めなかったり、不採用の連絡ばかりで落ち込んでしまうこともあるでしょう。

ここからは、既卒が人生終了にならないために、実際に就職活動するうえで、絶対に押さえておきたい大切なポイントをお伝えしていきます。目標設定や狙いの定め方、実際の行動に至るまで、既卒だからこそ、気を付けておきたいことがたくさんあるんですよ。

目標は「社会人になること」と設定する

まず、就職活動の目標を再度見直してみましょう。「え、そりゃ早く社会人になりたい」「てか働けるもんなら働きたいよ!」というのが既卒の皆さんなら必ず持つ感情じゃないでしょうか。頭ではわかっている人も多いと思いますが、就活を始めていくと意外とこの目標を忘れていくもの。

しかし、業界や職種に対して、学生時代と変わらないこだわりや偏見を持っていたり、自分が知らない仕事には見向きもしていなかったりしていませんか。 こういった考えは「社会人になる」という目標を遠ざけてしまいます。

なぜなら、新卒の就活時のこだわりが捨てられなかったり、こだわりを貫き通して内定獲得が難しい企業ばかりにアタックしてしまうからです。そういったものにとらわれていると、まったく内定獲得ができず「社会人になること」という目標から遠ざかってしまいます。

就活に成功し企業で働くと、既卒の時期では有り得ないような出会いや経験をたくさんすることができます。その経験がのちのち自分のやりたいことにつながったり、やりたいことにチャレンジできる条件になることも。

自分のこだわりを追及するのは、まずは「社会人経験」を積んでみてからでも充分なのではないでしょうか。視野を広げて、もう一度原点に戻りましょう。

働く意欲を高め覚悟を決める

既卒の皆さんは、「働く」ってどんなことかわかっていますか? 「働く」覚悟はできているでしょうか。

既卒の場合、アルバイトを頑張っているとしても時間の融通がききます。好きな時に休めるうえに出勤時間をずらしたり短くすることもできますよね。その分「働くのもそんなに苦じゃない」と思ってしまっていませんか。

しかし社会人になると、ほとんどの企業がフルタイム出勤で1日の労働時間もアルバイトより長く設定されています。就職後は今までとは生活リズムがガラっと変わってしまうことをしっかりと認識しておかなければ、それは「働く覚悟」がきちんとあるとはいえないのです

企業担当者側からも、既卒に対しては「勤務時間に対応できるのか?」や「長く働いてもらえるのか?」などの点を心配しているという声が多く聞かれます。今までの生活リズムと大きく変わることを理解し、対応できる覚悟をしっかりと持って挑みましょう。

積極的に誰かに頼る

私の場合、就活を始めてすぐはなかなか人に頼ることができませんでした。新卒で就活を失敗してしまって恥ずかしいという思いがどうしても強くて、人に頼る選択肢に気が付かなかったんです。しかし、ただでさえ既卒の就活は難しいといわれている中、人に頼らないのでは当然就活はうまくいきませんでした。

そもそも既卒の就活の求人数は、新卒と比べると少ない傾向にあります。なおかつ新卒採用ではなく職種別採用が多いのに、社会人経験もないので、自分にどんな仕事が合うのかも判断がつきません。私も、既卒向けの求人情報をどこで探したらいいか、自分に合った仕事が何かもわからない状態でした

そんな私の就活が成功したのは、既卒向け就活サービスのキャリアコンサルタントと出会ったおかげです。既卒だからこそ周囲を積極的に頼ることで自分に合った仕事を見つけやすくなるのだとわかりました。一緒に就活を走ってくれる伴走者のような人に頼るのもおススメです。

だから皆さんも、人に頼ることは恥ずかしいと思わず、良いサービスや役に立つ情報はどんどん利用していきましょう!

就活をシフトチェンジ! 既卒就活で欠かせないこと

既卒の就活は、新卒の就活とは大きく違う、ということは皆さん実感していると思います。その通りで、既卒就活はこれまでやっていた新卒就活とは大きくシフトチェンジをしなければうまくいきません。ではどこを変えればいいのか、既卒に合った就活方法は何なのか、しっかりと理解しているでしょうか。

ここからは、既卒が新卒時と比べて就活をどのように変えるべきか解説します。内容を確認して、実際に動き出してみましょう。

利用サービスを既卒向けにチェンジする

新卒の就活を経験した人は、新卒向けの求人サイトがたくさんあることを実感したと思います。就活を進めるうえで非常に使いやすいツールだったと思いますが、既卒就活では新卒向け求人サイトを使っても就活には役立ちません。

今や求人サイトは、アルバイトや派遣、転職サイトなど雇用や業種などにより多数存在します。もちろん既卒向け求人サイトもあるので、既卒の就活の場合は既卒を対象としているサイトを探す必要があるのです。

また注意すべきは中途採用サービスです。これらは「未経験者OK」と記載されていることもあり、既卒でも挑戦しやすく感じますが、勘違いしやすいので要注意です。このようなサイトは、主に社会人経験がある人を対象としている場合がほとんどで、既卒のもつ経験やスキルでは書類選考で落ちてしまうケースが多くなります

既卒の就活には、既卒を専門にしている就活サービスを選ぶことが大切です。

業界・企業の軸をチェンジする

さて、既卒の就活には既卒を専門的にサポートしてくれるサイトやサービスがあることがわかりました。加えて、実際の求人情報の選び方にも変えるべきことがあります。

今までの就活でのこだわりを一度確認し、そのこだわりを一度忘れて視野を広げていくことが既卒の就活では大切です。たとえば、これまでの就活では大手企業や上場企業など、企業の規模にこだわってきた場合。それで就活をしてうまくいかず既卒になったのなら、企業選びの視野を中小企業やベンチャー企業などにも広げていく必要があります。

企業の規模にこだわるのは経営基盤の安定感が気になる人が多いからかと思いますが、中小企業やベンチャー企業でも、創業以来ずっと黒字の企業や、離職率がほとんどない優良企業も多数あります。

既卒の場合、新卒に比べるとどうしても就活の難易度は上がります。だからこそ「行きたい」企業のこだわりよりも、未経験者を多く受け入れてくれる企業にエントリーするということも大切なのです。既卒が「行きやすい」企業への視野を広げていきましょう。

既卒になった理由を前向きな回答に仕上げる

学校卒業後に空白期間があるのが既卒の大きな特徴ですよね。そしてここは履歴書が通過した場合でも、必ず面接で聞かれる内容の1つ。だからこそしっかりと対策することが絶対に必要です。

そしてここでは、空白期間の間、どう過ごしていたのかをいかに前向きに伝えられるかが勝負です。自信がなく「学生時代のアルバイトをそのまま…」「なんとなく資格の勉強を…」といった内容では面接で良い印象を残せません

「アルバイト先に応援してもらいながら就活を続けていました」や「〇〇を目指して勉強をしていました」など、空白期間を恥じることなく、前向きな言葉に言い換えて伝えられるよう、しっかりと準備しましょう。

新卒向けよりも! 既卒向けの就職サービスを利用しよう

先ほど、既卒は既卒向けの就職サービスを使うべきと説明しました。それでは、ここからは実際に既卒が利用すべき就職サービスを紹介します。

こういったサービスは、求人情報を提供してくれることはもちろん、自分に合った企業や求人を教えてくれたり、履歴書や面接などの対策をしてくれます。既卒ならではの悩みや気になるポイントの相談も可能。その道のプロを頼りながら一緒に就活を走っていくことができます。自分の希望やこれまでの就活のことなど正直に話して、これからの就活に取り組んでいきましょう。

既卒サービス「ハタラクティブ」

ハタラクティブ
ハタラクティブ

私が実際に使った中でおすすめしたいのは「ハタラクティブ」です。利用者のほとんどが既卒・フリーターで、社会人経験ゼロの人を対象に色々な就活支援をしてくれます。

私が使ったハタラクティブのおすすめポイント

  1. 求人の質が高く、既卒から上場企業の正社員になれる!
  2. 一人で就職活動をするより、圧倒的に内定しやすい
  3. 他社の3倍時間をかける、圧倒的に親身な就活サポート

求人の紹介だけでなく、既卒の就活を知り尽くしたキャリアコンサルタントによる、「自己分析サポート」「履歴書・エントリーシートの添削」「模擬面接」のサービスを提供していて、既卒の就職を徹底サポートしてくれます。興味がある人は以下をチェックしてみてください。

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既卒サービス「第二新卒エージェントneo」

第二新卒エージェントneo

私も利用しましたが、特におすすめなのが「第二新卒エージェントneo」です。その名の通り、既卒・第二新卒・フリーター向けの就職支援サービスです。就職/転職満足度No.1の実績を誇り、全てのサービスを無料で使うことができます。

私が使った第二新卒エージェントneoのおすすめポイント

  1. 担当コンサルタントが内定獲得まで完全フォロー
  2. 厳選した企業の未経験OK求人を紹介してもらえる
  3. サービスの満足度が高く過去実績も確か

過去に22,500人以上の支援実績があり、そのうち10,000人以上は職務経験無しの人達です。
未経験で活動の方法が分からないからこそ、イチから丁寧に教えてもらいたい。既卒という立場での活動だからこそ、きちんと準備して優良企業に入りたい。そんな人に向けたサービスとして、業界で確かな実績を残しています。

第二新卒エージェントneoの詳細を見てみる

既卒サービス「マイナビジョブ20’sアドバンス」

マイナビジョブ20’sアドバンスは、大学・大学院を卒業した人で、未就業の方向けの就職支援サービスです。利用者の対象を絞っているため、普通の就活サイトよりもライバルが少ないのも特徴です。

マイナビジョブ20’sアドバンスの特徴

  1. 既卒を積極的に採用している企業に多数出会える「特別選考会」へ案内してくれる
  2. 仕事擬似体験型研修があるから、就職後のミスマッチが少ない
  3. 最短2週間で内定をもらうことが可能

本来持っている、一人ひとりのパーソナリティを評価する選考会になるから、既卒で未就業という経歴がハンデになることもありません。

登録すると、個人の適性・志向性に合わせた職種別研修を行い、その中で仕事を疑似体験できるため、就職後とのイメージのギャップをおさえることができます。「せっかく就職したのに、嫌な仕事内容だった」なんてこともないでしょう。

実績として、最短2週間で内定を獲得できるため、スピーディーに就職したい人におすすめです。

マイナビジョブ20’sアドバンスの無料登録はこちら

※新宿・大阪オフィスに来社できる方のみを対象としたサービスになりますので、来社が難しい方はサポート対象外になります

既卒におすすめの企業とは? 狙いどころを把握しよう

先ほど既卒は「行きたい」ではなく「行きやすい」で企業選びをしようとお伝えしました。では既卒が行きやすい企業とはどんな企業なのか知りたいですよね。ここからは実際に既卒がチャレンジしていく企業について紹介していきます。

これまで希望していた業界以外の内容もあると思います。ぜひ一度確認してみてください。これからの就活に役立つ内容や、自身の視野や可能性を広げていくきっかけになるかもしれませんよ。

業界:小売・サービス業界

小売・サービス業界は、普段の私たちの生活に身近な存在です。

小売業は、スーパーマーケットや百貨店、ドラッグストアやバラエティーストアなど、私たちの消費活動を支えてくれています。サービス業は、不動産業や運輸業、宿泊業や飲食サービス業など、顧客の要望するサービスを提供する業種です。

学生時代に飲食店やコンビニエンスストア、アパレルショップなどでアルバイトをした事がある人も多いのではないでしょうか。そういった人たちにとって、小売・サービス業界で働くイメージがつきやすいかもしれません。

そして選考時に、そのアルバイト経験自体を高く評価してくれる可能性が高いので、これまでのアルバイト経験でも強い武器となります。職歴がなくてもない既卒にとっておススメの業界といえます。

人手不足の業界ではありますが、その分豊富な求人数の中から行きたい企業を選べるメリットがあります。また一度企業に入ってさまざまなノウハウを学んだのち、独立して自分のお店を出す人も。起業できる可能性が高く、既卒でもゆくゆくは人生を成功させるチャンスが多いことも既卒にとっては嬉しいポイントです。

業界:IT業界

IT業界は、近年よく耳にすることがありますが、具体的にはその役割を知らない人もいるかもしれません。

簡単にいうと、情報処理システムやハードウェアやソフトウェアなどの開発や、サービスを提供している業種です。親しみやすい例としては、スマートフォンのアプリの開発や企業で使用している経理システムの開発などが挙げられます。

既卒におススメなのは未経験者OKの求人が数多くあるからです。IT業界は、技術の発展がどんどん進んでいる影響で、人手不足の傾向にあります。経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には最大で約80万人が不足するとされているそう。

その分、未経験に門戸を広げている企業も多く、ほとんどの起業では未経験からプロのエンジニアを育てようといった研修制度が整っています。だからこそ社会人としての経験もIT業界での経験もない既卒にとっておススメの業界といえるでしょう。

業界:建設・土木業界

建設・土木業界は、工業高校や、大学の建築科や土木科出身の方以外には馴染みのない業界かもしれません。業界自体の専門性が高いイメージがあるので、就活の際に候補に入れていない人も多いのではないでしょうか。

専門性はもちろん高いですが、建設・土木業界の職種には、未経験OKの求人が実は多くあります。

営業職や事務職などは、専門性が求められる場面も少ないため未経験者歓迎の場合も多く、既卒でも比較的挑戦がしやすいです。

さらにそれ以外でも、建設・土木業界特有の仕事「施工管理」は、高齢化と人手不足の影響により未経験OKの求人もあるようです。施工管理に必要な国家資格の「施工管理技士」は、実務経験が必須ですが、働きながら取得をサポートする体制のある企業ばかり。

また人手不足である分、競争相手がいないため個人の頑張り次第で昇給・昇進がしやすいともいえます。実は未経験者におススメの業界なんですよ。

業界:介護・福祉業界

介護・福祉業界には常に人手が足りていないイメージがあるのではないでしょうか。実際、介護・福祉業界は就業時間が不規則なシフト制であることが多く、就職先としては不人気です。

また、対人ケアは食事介助や入浴介助など多岐に渡り、若い世代には抵抗のある業務内容もあるため、なかなか応募にはつながらないようです。

しかし、介護・福祉業界は体力仕事が多いため、若い世代の力を求めている施設が多くあります。こういった理由から、正社員経験のない既卒であっても、比較的就職しやすい業界です。

マイナスなイメージがある介護・福祉業界ですが、もちろん良い側面もあります。介護業界には、「介護士」「ケアマネージャー」などさまざまな資格があります。その資格の取得を目指しながら働けるサポートのついた未経験者歓迎の求人も多いです。

また、利用者からたくさんの「ありがとう」を直接伝えてもらえる仕事なので、人の役に立つことがやりがいの人にはおススメです。

中小企業

大手有名企業の求人にチャレンジしたことのある人は少なくないと思いますが、難しいイメージはありませんか? 新卒採用でも難しいといわれているので、既卒の場合はなおさらです。

大手有名企業と比べて、中小企業の方が既卒にとって良いポイントが多いです。中小企業の特徴をよく知らずに、大手有名企業にこだわって就活に成功できていない人は非常にもったいないですよ!

中小企業は、大手有名企業ほど従業員数が多くないため、社員一人ひとりの裁量が大きくなる傾向にあります。自分のした仕事が会社の業績に直結するチャンスや、経営層とのやり取りの可能性もあり、成長する機会が多い点が魅力です。こういった経験は、転職活動において大きなアピールになります。大手有名企業へのステップとして考えてみてもいいと思います。

また中小企業は名が知られていない企業が多いため、どうしても新卒の志望者を集めるのに苦労しがちな傾向にあります。だからこそ名の知れた大手企業とは違い、既卒にも門戸を広げているのです。その分既卒でも新卒と同様に見てもらえ、手厚い研修制度などが期待できるでしょう。ぜひ一度チャレンジすることをおススメします。

ベンチャー企業

ベンチャー企業とは、新しい事業やサービスを展開する企業のことです。

中小企業と同じように会社の規模が大きくない企業が多いです。その場合はやはり個人の裁量が大きくなるので、任せてもらえる仕事の幅も広くなる分、提案や企画、商品化や顧客対応などの、職種にとらわれない総合的なスキルを身に着けることができます。

また、ベンチャー企業は、世の中にまだ存在しない新しい事業やサービスに携われるチャンスがあります。若手ならではの視点が実際のビジネスにつながることもあるのが魅力です。

そのため、年齢や経験に関係なく、責任のある仕事を任せてくれる風潮があるため、意欲やポテンシャルを重視してくれる点が特に既卒にとっておすすめです。社会人として働きたいという意欲があるならぜひ飛び込んでみましょう。

回答必須! 既卒になった理由の回答例

既卒の就活に関するおススメ情報をここまでお伝えしてきました。

しかし実際既卒の就活の中で一番心配なのは「なぜ既卒になってしまったのか」ということを聞かれたときではないでしょうか。私も、既卒で就職活動を開始したときにすぐにぶつかった壁です。ここで言い淀んでしまうと、選考担当者に自信のない印象を残してしまうでしょう。

ただ、既卒になった理由も、伝え方や言葉の選び方ひとつで選考担当者の印象は大きく変わります。具体的にどうするべきか確認していきましょう。

①新卒就活がうまくいかなかった

既卒になった理由として最も多いと思われるのが「新卒就活でうまくいかなかった」という内容です。プラスのイメージで言い換えるには、以下のように伝えてみましょう。

例文
   

学生時代には、自分に合った業界がわかっていませんでした。

新卒の就活での失敗のおかげで、自分に合った業界や仕事が何かということについて深く考えるようになり、業界の研究にも役立てることができたのが強みになっています。

ポイントは、挫折があったもののそれをバネに自己分析を深められたことです。求人の業界に沿った内容を付け加えるとさらに良いでしょう。

たとえば、「新卒就活時には身近なBtoCの企業ばかり受けて失敗したけれど、業界の研究を重ね、BtoBの業界の魅力や役割の大きさに気が付いた」、などの内容をBtoB企業の選考の際に伝えると、良い印象を持ってもらえるかもしれません。

②院試に落ちた

大学院への進学を予定していたが残念ながら不合格となったために既卒になった人も少なくないと思います。まずは大学で研究をしていた分野が活かせそうな業界を選び、これまで培った知識をアピールしましょう。

この状況の場合、既卒になった理由をネガティブにとらえられることはあまりありません。そのまま伝えてよいでしょう。ただし、懸念されるのは「院試がだめだったから就活に来たのか」と、就活や就職に対し消極的な姿勢なのではないかという点です。

たとえしょうがなく就活を始めたとしても、頭を切り替えて就活に前向きなことや民間就職へ意欲的であることは必ず示すようにしましょう。加えて院試に落ちたという大きな挫折を糧にできるタフさなど、仕事でも活かせそうな面も併せて伝えられると良いですね。

③新卒就活はやる気がなく何もしていなかった

新卒の就活時に思うように動かなかった結果、既卒になった人もいると思います。

そういった場合はどうやって前向きなイメージに転換すればいいのか、難しく感じてしまいますよね。しかし、これも伝え方一つで選考担当者からの印象はぐっと変わります。

ポイントは、就活を頑張れなかった理由を理解して、現在は解決したと伝えることです。

例文
   

新卒の就活の時には、やりたい仕事のイメージがわかず、目標を定めて行動することができませんでした。

しかし、時間をかけて業界研究やいろいろな仕事を知った結果、〇〇業界の存在を知って興味を持ち、御社を希望するに至りました。

自分の行動を振り返り、改善に移せているのがわかります。こういった一連の行動は仕事をしてからも重要になるため、社会人としての素質もうかがえます。合わせて、興味を持った理由も伝えられたらより良いですね。

行動あるのみ! 就活と並行してやると良いこと

これまで紹介してきたような既卒の就活に合った方法を、実際に行動に移すことが既卒が人生終了にならないためには欠かせません!

加えて既卒は就活時に、就活と並行してやると良いプラスアルファのことがいくつかあります。ハンデの多い既卒就活ではずばり行動あるのみ。面倒かもしれませんが、自分の就活を有利に進めるためにもぜひ実践してみてください。

資格やスキルを身に付けよう

就活において、資格やスキルの重要性はそれほど高くはないものの、持っていて損はありません。資格やスキルがあればすぐに仕事ができる、その道でバリバリ働けるというわけではありませんが、働きたい企業や業界に合ったものを取得することで、その企業や仕事への熱意をアピールすることはできるでしょう

しっかりと業界研究をし、働きたい業界で必要な活かせる資格やスキルの取得を目指して勉強しましょう。具体的には、介護業界を目指す場合には介護職員初任者研修を、不動産業界を目指す場合には宅地建物取引士を、事務職を目指す場合にはMOS資格などが挙げられます。

また、業界関係なく活かせる資格は、秘書技能検定などです。基本的なビジネスマナーが身についていると、社会人としてのスタートがスムーズにできそうだと思ってもらえますよ。

インターンに参加しよう

既卒向けのインターンの特徴は、新卒のインターンの「企業を知る」という目的とは異なり、就業体験の意味合いが大きくなります。給与も発生し、拘束時間も長くなります。また、新卒のインターンが1週間以内のものに対し、数か月に渡って長期におこなわれるものが多いです。

既卒向けのインターンのメリットは、就業経験を積むことができること。既卒の就活でネックとなる空白期間の説明に使うことができるうえ、インターンに参加することで実際に働くイメージがわきモチベーションも上がります

インターンが掲載されているサイト上や企業のホームページから応募することができますが、企業選びは慎重におこないましょう。インターンを単なるアルバイトの労働力として認識する企業もありますので、その点は注意が必要です。実際にインターン先を選ぶ際は、既卒向けエージェントなど信頼できる相手に協力してもらうと安心です。

既卒=人生終了は嘘! それはこのあとの行動次第!

既卒だからといって人生終了とはなりません。もちろん最初から「既卒だから無理だよ…」と諦めて、就活をしていないともちろんその可能性は高まるでしょう。しかし既卒でも就職は可能であり、できることはたくさんあります。まずは紹介した中から何か一つ行動に移してみましょう! 既卒に合った方法で動き始められれば、その分人生終了は遠ざかっていきます。

だから、「既卒になったら人生終了だ…」と嘆く前に、今すぐ求人を探し、アタックしてみましょう。あなたが思っているよりも、既卒の就職は厳しくありません。

もしも何から始めて良いか分からない人は、このサイトで私が実体験に基づいて紹介している就活サービスのほか、「ウズキャリ既卒」といったところへの無料登録から始めてみてください。きっと、自分の希望にあった会社を紹介してくれるはずです。

フジワラ

既卒の就活も新卒の就活も簡単でない事に変わりありません!最初から「すぐには決まらないもの」という意識で活動しましょう。

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2019.11.21

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監修者プロフィール

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